太陽光発電と蓄電池を同時に導入すると、環境省の補助金が使えます。「ストレージパリティ補助金」と呼ばれる制度で、太陽光だけの導入は対象外です。蓄電池とセットが条件です。
対象は工場・施設・営農地などを保有する民間企業。業種や企業規模の制約はありません。ただし今回の令和8年度当初予算・一次公募は、2026年7月31日正午で受付を終えています。
ストレージパリティ補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主。工場・施設・営農地等の保有者) |
| 制度名 | 令和8年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(民間企業等による再エネの導入及び地域共生加速化事業)のうち、ストレージパリティの達成に向けた太陽光発電設備等の価格低減促進事業 |
| 対象業種 | 業種指定なし |
| 利用目的 | 太陽光発電設備と蓄電池(定置用または車載型)を同時に導入する事業 |
| 対象地域 | 全国 |
| 従業員数 | 規定なし(業種・企業規模の制約なし) |
| 補助上限額 | 6,000万円(うち蓄電池分の上限は4,000万円。 ) |
| 補助率 | 太陽光発電設備は定額(購入方式4万円/kW、PPA・リース方式5万円/kW)、蓄電池は補助対象経費の1/3以内() |
| 申請受付 | 令和8年度当初予算・一次公募は2026年7月9日〜7月31日正午必着で終了。次回公募の告知は執行団体ページでご確認ください |
| 公式サイト | 一般財団法人環境イノベーション情報機構「ストレージパリティの達成に向けた太陽光発電設備等の価格低減促進事業」 |
図: ストレージパリティ補助金の全体像。詳しくは本文で解説します
太陽光だけでは対象外。蓄電池とセットが条件
「ストレージパリティ」とは、蓄電池を併設しても発電コストが上がらない状態を指します。この補助金は、その状態を後押しするための制度です。太陽光発電設備単体の導入では対象になりません。太陽光発電設備と蓄電池(定置用または車載型)を同時に導入する事業だけが対象です。
対象者は、工場・施設・営農地などを保有する民間企業等です。業種や従業員数による制約はなく、製造業・建設業・卸売業・小売業・宿泊業・飲食サービス業など幅広い事業者が申請できます。
補助上限額は6,000万円。蓄電池分だけの上限もある
補助上限額は6,000万円です。このうち、蓄電池にかかる分の上限は4,000万円とされています。太陽光発電設備だけに偏った計画では、この上限をフルに使い切れません。太陽光と蓄電池、両方への投資配分を考えておく必要があります。
太陽光発電設備は、購入方式なら1kWあたり4万円、PPA・リース方式なら1kWあたり5万円の定額です。蓄電池は、補助対象経費の1/3以内が補助されます。
一次公募は締切済み。次回は執行団体ページで確認を
令和8年度当初予算の一次公募は、2026年7月9日に始まり、7月31日正午(必着)で受付を終えました。この記事を書いている2026年8月1日時点で、既に応募できません。
過去には、令和6年度補正・令和7年度予算などでも同様の公募が繰り返し行われてきました。一次公募で予算額に達した場合、二次公募が行われないこともあるため、次回の告知は執行団体(一般財団法人環境イノベーション情報機構)のページで随時確認する必要があります。
どんな使い方ができるか【シミュレーション】
- 食品工場(屋根置き太陽光+定置用蓄電池): 太陽光100kW(購入方式)+蓄電池を導入。太陽光分だけで100kW×4万円=400万円の補助が見込めます。蓄電池分はさらに別枠(上限4,000万円以内)で計算されます。
- 物流倉庫(PPAモデルで太陽光導入): 初期費用をかけずPPA方式で太陽光300kWを導入。300kW×5万円=1,500万円の補助枠になります。
- 農業法人(営農地に太陽光+車載型蓄電池): 営農地の一部に太陽光を設置し、収穫物の運搬に使う車両に車載型蓄電池を組み合わせる事業も対象になります。
よくある質問
太陽光発電設備だけを導入する場合は使えますか?
使えません。この補助金は、太陽光発電設備と蓄電池(定置用または車載型)を同時に導入する事業が対象です。太陽光単体の導入は対象外です。
今から申請できますか?
令和8年度当初予算の一次公募は2026年7月31日正午で受付を終えています。次回公募の予定は、執行団体(環境イノベーション情報機構)のページで確認してください。
業種や会社の規模に制限はありますか?
ありません。工場・施設・営農地等を保有する民間企業等であれば、業種・従業員数を問わず対象になります。
