自社の屋根に太陽光発電設備を導入するなら、蓄電池もセットで入れたほうが得なのか。この判断を後押しするのが、環境省の「ストレージパリティの達成に向けた太陽光発電設備等の価格低減促進事業」です。自家消費型の太陽光発電設備と蓄電池(車載型を含む)を同時に導入する事業者に、設備費用の一部を補助します。
令和8年度当初予算の公募は、一次公募(7月9日〜7月31日)も二次公募(8月27日〜10月2日)もすでに締め切られています。
ストレージパリティの達成に向けた太陽光発電設備等の価格低減促進事業の要点まとめ
正式名:ストレージパリティの達成に向けた太陽光発電設備等の価格低減促進事業
だれが
- 申請者
- 事業者(法人・個人事業主。民間企業等が有する工場・施設・営農地等を対象)
- 対象業種
- 業種指定なし(自家消費型太陽光発電設備を導入する事業者)
- 利用目的
- 太陽光発電設備と蓄電池(定置用・車載型)の同時導入
- 対象地域
- 全国
- 従業員数
- 規定なし
いくら
- 補助上限額
- 1申請あたり6,000万円(太陽光発電設備2,000万円+蓄電池等4,000万円の合算。公募要領より)
- 補助率
- 単価型。令和8年度当初予算の補助金基準額は、太陽光発電設備が4万円/kW(オンサイトPPA・リースは5万円/kW、戸建て住宅は7万円/kW)、業務・産業用の定置用蓄電池が3.9万円/kWh(公募要領より)
いつ・どこへ
- 申請受付
- 令和8年度当初予算は、一次が2026年7月9日〜7月31日正午、二次が2026年8月27日〜10月2日正午(どちらも終了)。次回の公募は公式サイトでご確認ください

一次・二次公募は終了しています
令和8年度当初予算の一次公募は2026年7月9日から7月31日正午で、二次公募は8月27日から10月2日正午で、それぞれ締め切られました。執行団体(環境イノベーション情報機構)のホームページでも、どちらも「公募は終了しました」と表示されています。
過去の年度では、補正予算・当初予算それぞれで複数回の公募が実施されてきた実績があります。次回公募が行われるかどうかは、環境イノベーション情報機構の公式サイトを定期的に確認する必要があります。
この補助金は「太陽光発電設備だけ」では使えない
制度名に「ストレージパリティ」とあるとおり、太陽光発電設備と蓄電池(定置用または車載型)を同時に導入することが必須です。太陽光発電設備だけを導入する場合は、この補助金の対象になりません。
「ストレージパリティ」とは、太陽光発電設備の導入にあたって、蓄電池を導入しない場合よりも導入したほうが経済的なメリットが出る状態を指す用語です。国はこの状態の実現を後押しするために、蓄電池とのセット導入を条件にしています。
参考:前回公募の単価(年度により変わります)
補助額は「1kWhあたりいくら」という単価型で決まる仕組みです。以下は前回実施分の参考値であり、次回公募の単価としてそのまま使えるわけではありません。
| 年度・区分 | 蓄電池の単価(税抜・工事費込み) |
|---|---|
| 令和6年度補正予算 | 12.0万円/kWh |
| 令和6年度補正予算(別区分) | 13.5万円/kWh |
次回公募が実施される際は、単価が改定される可能性があります。申請を検討する場合は、公募開始時点の最新の公募要領で単価を確認してください。
よくある質問
対象となる建物・施設に条件はありますか?
対象は「民間企業等が有する工場・施設・営農地等」とされています。業務用施設・産業用施設のほか、営農地(ソーラーシェアリング等)も対象に含まれます。詳細な要件は公募要領で確認する必要があります。
家庭用の太陽光発電・蓄電池も対象になりますか?
公募要領には、戸建て住宅向けの区分(太陽光発電設備が7万円/kW、家庭用の定置用蓄電池が3.8万円/kWh)もあります。ただし申請できる者の条件は区分ごとに決まっているため、詳しくは公募要領と環境省・執行団体の公式サイトでご確認ください。
次回公募はいつ頃になりますか?
令和8年度当初予算の分は、一次・二次ともに終了しています。過去の実施パターンでは、当初予算・補正予算のタイミングで複数回の公募が行われてきましたが、次回の時期を断定できる情報はありません。環境イノベーション情報機構の公式サイトを定期的に確認してください。
