人材確保・定着支援補助金には、熱中症対策に特化したメニューがあります。ベースの人材確保・定着支援補助金は常時雇用従業員5人以上が条件ですが、この熱中症対策メニューは1人以上でも申請できます。
ベース版と同時に申請できるかどうかは、公式ページに明記がありません。ここは断定を避け、申請前に窓口で確認することをおすすめします。
墨田区人材確保・定着支援補助金(熱中症対策)の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主) |
| 制度名 | 墨田区人材確保・定着支援補助(熱中症対策) |
| 対象業種 | 業種指定なし(区内中小企業。屋外・暑熱環境での作業がある事業者を想定) |
| 利用目的 | 就業規則整備と、暑熱環境での熱中症予防対策(設備導入・工事等) |
| 対象地域 | 東京都墨田区(区内に1年以上主たる事業所を有する事業者) |
| 従業員数 | 常時雇用従業員1人以上 |
| 補助上限額 | 就業規則整備:10万円/熱中症予防対策:30万円 |
| 補助率 | 就業規則整備2分の1、熱中症予防対策3分の2 |
| 申請受付 | 令和8年4月1日〜12月21日(必着) |
| 公式サイト | 墨田区「暑熱な環境での作業における熱中症予防対策の取組を支援します!」 |

対象になる事業者の条件(労働安全衛生規則への対応が前提)
- 中小企業基本法第2条第1項に規定する中小企業者であること(業種ごとに資本金と従業員数の上限が決まっており、製造業その他は資本金3億円以下または従業員300人以下、卸売業は1億円以下または100人以下、小売業は5,000万円以下または50人以下、サービス業は5,000万円以下または100人以下です。どちらか一方を満たせば該当します)
- 墨田区内に1年以上、主たる事業所があること
- 前年度の法人都民税(個人事業主は特別区民税)を滞納していないこと
- 区内で熱中症予防対策を実施すること
- 常時雇用従業員が1人以上いること
- 労働安全衛生規則第612条の2に規定する、熱中症による健康障害を防止するための体制整備・手順作成・関係者への周知を行っていること(熱中症の兆候を把握した際の報告先や対応手順を、あらかじめ決めておくルールです)
- 暴力団関係者でないこと、風俗営業等に該当しないこと、他の公的補助金を利用していないこと
対象になる経費、ならない経費
就業規則整備と熱中症予防対策で、対象経費が分かれています。
就業規則整備:社会保険労務士または弁護士への相談費用
熱中症予防対策
- 委託費(社労士等費用)
- 工事費(屋根遮熱塗装など)
- 機器購入(スポットクーラー、送風機など)
- 消耗品費(ファン付き作業服、遮熱ヘルメットなど)
一方、次のものは対象外です。
- 汎用性がある事務機器(パソコン、タブレット等)
- 汎用消耗品(冷感タオル、耐熱ボトル、ハンディファンなど)
- エアコンの購入・設置工事費
- 家庭用電気機械器具、中古品
エアコン本体の購入・設置は対象外という点が、見落としやすいポイントです。屋根の遮熱塗装やスポットクーラーは対象ですが、一般的なエアコン工事は対象になりません。
申請の流れと実績報告の締切
申請の流れは次のとおりです。
- すみだビジネスサポートセンターでの事業計画書確認
- 必要書類の提出(令和8年4月1日〜12月21日必着)
- 交付決定通知の受領
- 就業規則整備・熱中症予防対策の実施
- 実績報告書の提出(提出期限は令和9年2月26日)
交付決定より前に着手した工事や購入は対象外になります。受付は12月21日までですが、実績報告の提出期限は令和9年2月26日です。屋根塗装など工期が必要な工事は、早めに業者へ相談しておきます。
よくある質問
ベースの人材確保・定着支援補助金と両方申請できますか?
公式ページには「他の公的補助金を利用していないこと」という条件があり、同時利用の可否は明記されていません。断定はできないため、申請前に墨田区産業観光部経営支援課へ確認することをおすすめします。
エアコンの購入・設置は対象になりますか?
対象外です。エアコンの購入・設置工事費は明確に除外されています。屋根の遮熱塗装やスポットクーラーは対象です。
従業員1人の個人事業主でも申請できますか?
申請できます。このメニューの従業員要件は常時雇用従業員1人以上で、ベースの人材確保・定着支援補助金(5人以上)より条件が緩やかです。
免責事項: 本記事の内容は2026年7月時点で確認できた情報にもとづきます。補助上限額・補助率・対象要件・受付状況は変更される場合があるため、申請前に必ず墨田区の公式ページで最新の内容をご確認ください。
出典(一次情報)

