「フェムテック」という言葉は知っていても、自社の製品が対象になるか判断できない事業者は多いはずです。東京都の令和7年度女性活躍のためのフェムテック開発支援・普及促進事業は、2025年9月30日で募集を終了しています。開発・改良フェーズで最大2,000万円、補助率2/3以内です。
対象になるのは、生理・妊娠・更年期など女性特有の健康課題を解決する製品・サービスを開発する事業者です。「なんとなく女性向け」ではなく、健康課題への解決策であるかどうかが判定の分かれ目になります。
女性活躍のためのフェムテック開発支援・普及促進事業(令和7年度)の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者・個人のどちらも(中小企業等・都内での創業計画者) |
| 制度名 | 令和7年度女性活躍のためのフェムテック開発支援・普及促進事業 |
| 対象業種 | 汎用(フェムテック製品・サービスの開発) |
| 利用目的 | 研究開発・実証 |
| 対象地域 | 東京都 |
| 従業員数 | 規定なし(公式ページに記載なし) |
| 補助上限額 | 2,000万円(開発・改良フェーズ)/350万円(普及促進フェーズ) |
| 補助率 | 2/3以内(開発・改良フェーズ)/1/2以内(普及促進フェーズ) |
| 申請受付 | 2025年9月5日〜9月30日(終了) |
| 公式サイト | 東京都中小企業振興公社「フェムテック開発支援事業」 |

「開発・改良」と「普及促進」で対象経費が変わります
この補助金には2つのフェーズがあります。新しい製品・サービスを作る「開発・改良フェーズ」は上限2,000万円と大きく、原材料・副資材費、機械装置・工具器具費、委託・外注費、産業財産権出願・導入費、専門家指導費、直接人件費、展示会等参加費、広告費まで幅広く対象です。
すでに完成した製品を市場に広める段階の「普及促進フェーズ」は上限350万円で、展示会出展や広告など、販売促進にかかる経費が中心になります。
自社が今どちらの段階にいるかで、申請すべきフェーズが変わります。試作品しかない段階で普及促進フェーズに申請しても、対象経費の範囲が合わない可能性があります。
対象になる/ならないの境界
対象になるのは、令和8年6月1日時点で東京都内に本店・支店を有し、1年以上事業活動を行っている中小企業等です。都内での創業を具体的に計画している個人も対象に含まれます。
対象になる製品・サービスの例は、生理用品の代替となる吸水ショーツ、妊娠・不妊治療をサポートするアプリ、更年期症状を緩和するウェアラブル機器などです。「女性向け」という表現だけでは対象になりません。健康課題の解決という軸があるかどうかで判断されます。
令和8年度も実施されています
令和7年度分は終了していますが、令和8年度も同じ枠組みで6月15日から6月30日まで募集されました。年1回のペースで実施される傾向があるため、次に申請したい場合は6月前後の告知を確認しておくと動きやすくなります。
よくある質問
令和7年度分にまだ申請できますか?
できません。2025年9月30日で受付を終了しています。令和8年度も6月に同じ枠組みで実施されているため、次回は同時期の告知を確認してください。
開発段階でも、まだ試作品がない場合は対象になりますか?
開発・改良フェーズは、原材料費や委託・外注費が対象経費に含まれているため、これから開発に着手する段階でも対象になる可能性があります。詳しくは公募要領で確認してください。
都内での創業を計画している個人も対象になりますか?
なります。令和8年度の情報では、都内での創業を具体的に計画している個人も対象者に含まれています。
