令和7年度製品開発着手支援助成事業は、2025年11月18日で受付が終了しました。新たな製品・技術開発に取り組む前の「企画・構想段階」に絞って、技術的な課題の検討費用を助成する珍しい制度です。
製品開発着手支援助成事業の要点まとめ
正式名:製品開発着手支援助成事業
だれが
- 申請者
- 事業者(中小企業者・創業予定者)
- 対象業種
- 業種指定なし(創業年数・業種の指定なし)
- 利用目的
- 新製品・新技術開発の企画・構想段階における技術検討
- 対象地域
- 都内に登記簿上の本店・支店があり、1年以上事業を行う中小企業者、または都内で創業を計画している個人
- 従業員数
- 規定なし
いくら
- 補助上限額
- 100万円(下限10万円)
- 補助率
- 1/2以内
いつ・どこへ
- 申請受付
- 令和7年度分は終了(2025年11月4日〜11月18日17時)

制度の内容
対象は、都内に登記簿上の本店・支店があり実質的に1年以上事業を行っている中小企業者、または都内で創業を具体的に計画している個人です。創業予定者も申請できるのは、この助成金の特徴のひとつです。
助成対象は、社外の資源(外部の研究機関・専門家など)を活用して行う技術検討で、原材料費、加工・依頼試験等の経費に加え、想定顧客のニーズ調査に使う市場調査費用(交付申請額のうち25万円まで)も対象に含まれます。助成率は1/2以内、上限100万円、下限10万円です。
なぜ「着手前」に絞った助成金なのか
一般的な開発助成金は、すでに固まった開発計画に対して費用を補助するものが大半です。この助成金は違います。対象になるのは、製品開発に取り組む「前」の、企画・構想段階での技術的な懸念の検証です。
新しい製品や技術のアイデアがあっても、「本当に技術的に実現できるのか」「市場に受け入れられるのか」を確かめないまま本格的な開発に進むと、後になって致命的な問題が見つかるリスクがあります。この助成金は、その見極めの段階にこそ資金が必要だという発想で設計されていると読み取れます。市場調査費用が対象に含まれているのも、技術面だけでなく需要面の検証もセットで後押しする狙いだと考えられます。
次年度に向けて準備しておくこと
- 検討したい製品・技術のアイデアと、確認すべき技術的な懸念点の整理
- 検討を依頼する外部機関・専門家の候補
- 市場調査を行う場合の調査対象・調査方法の検討
よくある質問
創業予定者でも申請できますか?
対象者に「都内で創業を具体的に計画している個人」が明記されているため、創業前でも申請できます。ただし「具体的に計画している」ことを示す資料が必要になると考えられます。
開発がすでに進んでいる場合は対象になりますか?
助成対象は「企画や構想時点の懸念等を検証する」段階に絞られているため、本格的な開発フェーズに入っている場合は対象外になる可能性があります。詳細は東京都中小企業振興公社へ確認することをおすすめします。
市場調査費用だけを申請することはできますか?
市場調査費用は「交付申請額の内25万円まで」という制限があるため、技術検討費用とあわせての申請が前提と考えられます。市場調査費用単独での申請可否は公式ページからは確認できません。
