苫小牧市中小企業物価高騰対策支援金の受付は、2026年8月31日(月)で終わりました。市内の事業者に一律10万円を1回だけ給付する制度で、売上が落ちていなくても、光熱費が20%以上増えた月があれば対象でした。
この記事では、次に同じ形の支援が出たときに使えるよう、対象の条件と書類の揃え方を残します。市の案内ページでは、再募集の予定は確認できませんでした。
苫小牧市 中小企業物価高騰対策支援金の要点まとめ
正式名:苫小牧市中小企業物価高騰対策支援金事業
だれが
- 申請者
- 事業者(法人・個人事業主)
- 対象業種
- 指定なし(公共法人・宗教団体・政治団体などは対象外)
- 利用目的
- 物価高騰による事業への影響の緩和(使い道の指定なし)
- 対象地域
- 北海道苫小牧市
- 従業員数
- 資本金10億円未満(定めがなければ従業員2,000人以下)
いくら
- 補助上限額
- 10万円(1事業者1回限り)
- 補助率
- 定額(一律10万円)
いつ・どこへ
- 申請受付
- 2026年8月31日まで(消印有効)。受付は終了
自分の会社は対象になる?
市内に主たる事業所があり、次の3つにすべて当てはまれば、対象でした。
当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 3
法人は本店か支店の登記が市内か、法人税の納税地が市内にあることです。個人は所得税の納税地が市内か、市内に事業所があることです。資本金の定めがない法人は従業員2,000人以下で見ます。
売上の減少・利益の減少・光熱費の増加は、2026年1〜6月のうちどれか1つに当たる月があれば足ります。計算は次の節で説明します。
次のいずれかに当たると対象外です。
- ✕ 暴力団・暴力団員・暴力団関係事業者など
- ✕ 公共法人・宗教上の組織や団体
- ✕ 政治団体・性風俗関連特殊営業
- ✕ 市長が趣旨に照らし不適当と判断した
3つの条件はどう計算する?
比べる相手は、2022年1月〜2025年6月のうち、好きな1年の同じ月です。
- 売上減少:前年同月の売上が100万円で、対象月が70万円なら30%減です。71万円だと29%減で届きません
- 光熱費の増加:電気かガスが4万円から4.8万円になれば、20%増です
- 利益の減少:売上100万円から仕入れ60万円を引いた利益40万円が、36万円以下になれば10%減です。仕入れか経費が比較月を超えていることも要ります
支給額は、10万円 × 1事業者 = 10万円です。売上が減った店舗だけで申請することはできず、全店舗の売上が必要でした。飲食店を2店舗経営していても、法人か個人か、店舗の数にかかわらず10万円でした。
申請の流れ
- 条件を1つ決める(事業者。売上・利益・光熱費のどれで出すか)
- 根拠書類を集める(事業者。対象月と比較月の帳簿や請求書)
- 申請書兼誓約書を用意する(事業者。市のページから取るか、窓口でもらう。押印は不要)
- 窓口に持参するか郵送する(事業者→商業振興課。8月31日の消印まで。電子申請はなし)
- 審査を受けて入金を待つ(苫小牧市→事業者。順調なら受付から2〜3週間)
必要な書類
準備できた 0 / 8
窓口は商業振興課・工業雇用政策課です。確定申告書は写しを出し、本人確認書類は運転免許証・マイナンバーカードなどです。帳簿は対象月と比較月の売上がわかるもので、手書きでも構いません。
帳簿は売上・利益で、仕入れ額・経費の書類は利益で、光熱費の請求書と領収書は光熱費で申請するときに出します。
過去の事業継続支援事業を受け取っていれば、振込先が同じ場合に通帳の写しは省けました。
もらえなくなるのはどんなとき?
- 売上減の店舗だけで申請した:複数店舗なら、全店舗の売上がわかる書類が要ります。市外の店舗も含みます。
- 休業月の光熱費で申請した:休業していた月の電気・ガス代は対象外です。
- 書類が足りないまま出した:審査中に追加の書類を求められることがあります。入金が遅れます。
よくある質問
個人事業主でも申請できましたか?
申請できました。個人は、直近の所得税の納税地が苫小牧市であるか、市内に事業所を持っていることが条件です。居住地が市外でも、確定申告書や開業届で市内の事業所が確認できれば対象でした。法人と個人事業の両方をやっている場合は、それぞれ1回ずつ申請できました。個人は本人確認書類の写しも必要でした。
3つの条件をすべて満たす必要がありましたか?
すべては要りませんでした。売上が30%以上減った月、利益が10%以上減った月、光熱費が20%以上増えた月のうち、どれか1つに当たれば足りました。対象にしていたのは2026年1〜6月の中の1か月です。当てはまる月が複数あっても、支給は1事業者10万円の1回だけでした。
売上が減っていなくても対象でしたか?
光熱費の増加だけでも対象でした。電気かガスの請求額が、2022年1月〜2025年6月のうち選んだ1年の同じ月より20%以上増えていれば足ります。対象になる電気は低圧と高圧で、ガスは都市ガスとLPガスです。休業していた月の光熱費は使えませんでした。
創業したばかりで過去と比べられない場合は?
2025年1月〜2026年4月に創業した事業者は、創業後の好きな1か月と、その翌月以降で2026年1〜6月にある1か月を比べられました。創業した日がわかる書類として、法人は履歴事項全部証明書、個人は開業届が要りました。市外で営業していた人が市内に移ってきた場合は新規創業に当たらず、前の営業期間も含めて比べます。
複数の店舗を持っていると、店舗数だけもらえましたか?
もらえませんでした。支援金は事業者ごとで、法人か個人か、店舗が何軒あるかにかかわらず10万円です。同じ住所で代表者が同じ法人を複数持っている場合は、法人ごとに申請できました。ただし各法人が独立して事業をしている実態を示す追加書類が要りました。例は経費や家賃の按分の書類です。
過去に国や道や市の給付金を受け取っていても申請できましたか?
申請できました。過去の事業継続支援事業(第1弾〜2023第2弾)や第三者認証取得推奨給付金などを含め、国・道・市の補助金や給付金を受けたかどうかは問われませんでした。受け取り済みでも、この支援金の受給資格には影響しません。通帳の写しは、過去の給付と振込先が同じなら省けました。
NPO法人や医療法人も対象でしたか?
要件を満たして書類が揃えば対象でした。医療法人は、社団・財団のどちらも、資本金か出資の総額が10億円未満(定めがなければ従業員2,000人以下)であれば申請できました。個人開業医も対象です。政治団体、任意団体、宗教法人は対象外でした。申請の前に、自分の団体が対象外の区分に入っていないかを確かめておくと安全です。
本社が市外で、市内に事業所だけある場合はどうでしたか?
直近の法人税の納税地が苫小牧市か、市内の事業所が本店・支店として登記されていれば対象でした。登記は履歴事項全部証明書か定款の写しで示します。法人市民税の納税地は、この判定には使えませんでした。市の案内には、登記していない市内の事務所だけの場合の扱いが書かれていませんでした。該当するときは商業振興課に確かめてください。
確定申告書がない場合はどうすればよかったですか?
直近の申告書を紛失したときは、2事業年度前の確定申告書でも申請できました。個人で税務署への確定申告が不要なら、市民税・道民税の申告書の控えか課税証明書で代えられます。事業主は、確定申告が不要でも市民税・道民税の申告が必要です。年金を受け取っている個人事業主も同じです。
入金までどのくらいかかりましたか?
書類に不備がなく順調に進んだ場合で、受付から2〜3週間ほどでした。受付の開始直後は申請が込み合うため、さらに時間がかかりました。不備があると追加の書類を求められ、その分だけ入金が遅れます。なお、申請書に押印は不要で、電子申請は行っていませんでした。
市外でも営業している場合、売上はどう数えましたか?
市外の店舗を含めた事業全体の売上で比べました。業種が違う事業をしている場合も、売上を合算します。売上が減った店舗だけで申請することはできませんでした。昨年まで市外で営業していて今年から市内に移った事業者も、事業全体の売上で比べれば申請できました。帳簿には住所と事業者名を書く必要がありました。
次の募集はありますか?
市の案内ページでは、再募集の予定は確認できませんでした。市の中小企業振興・支援のページには、人材育成補助金など別の制度が並んでいます。最新の状況は、苫小牧市産業経済部商業振興課(電話 0144-32-6447、平日8時45分〜17時15分)で確かめられます。この記事は、次に似た制度が出たときの準備に役立ててください。
