省エネ設備の入れ替えは、効果がわかっていても初期費用が壁になります。苫小牧市のゼロカーボン推進事業補助金は、この壁を2分の1に下げる制度です。
この記事は、苫小牧市ゼロカーボン推進事業補助金のうち省エネ設備導入メニューを扱います。太陽光発電・蓄電池を検討している場合は、再エネ設備導入メニューの記事をご確認ください。省エネ設備メニューの対象は、省エネルギー診断を受けたうえで実施する設備更新です。補助率は2分の1、上限額は診断の種類によって40万〜100万円まで4段階に分かれます。受付は令和8年4月1日から令和9年2月26日までですが、先着順で予算額に達し次第終了します。
ゼロカーボン推進補助金(省エネ設備導入)の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人) |
| 制度名 | 苫小牧市ゼロカーボン推進事業補助金(省エネ設備導入メニュー) |
| 対象業種 | 指定なし(市内に事業所を置く企業) |
| 利用目的 | 省エネルギー設備の導入 |
| 対象地域 | 北海道苫小牧市 |
| 従業員数 | 規定なし |
| 補助上限額 | 40万〜100万円(事業所全体診断・照明以外を含む=100万円、照明のみ=80万円、設備単位診断・照明以外を含む=50万円、照明のみ=40万円) |
| 補助率 | 2分の1 |
| 申請受付 | 令和8年4月1日〜令和9年2月26日(先着順、予算額に達し次第終了) |
| 公式サイト | 苫小牧市「ゼロカーボン推進補助金について」 |

対象になる条件は「診断」と「削減率」の2つ
この補助金の対象になるには、まず「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」に基づく省エネルギー診断を受ける必要があります。診断は過去3年以内のものが有効です。診断のうえで、次の条件を満たす設備更新が対象になります。
- CO2削減率が20%以上(照明設備は30%以上)見込まれること
- 対象経費が30万円以上(税抜)であること
診断の範囲(事業所全体か設備単位か)と、照明を含むかどうかで補助上限額が変わります。事業所全体を診断して照明以外の設備も含める場合が最も上限が高く100万円、設備単位で照明のみを対象にする場合は40万円です。
いくら戻るか計算してみる
たとえば、空調設備の入れ替えに200万円かかり、事業所全体診断(照明以外を含む)で申請したケースを考えます。補助率2分の1なので計算上は100万円ですが、この診断区分の上限は100万円のため、ちょうど上限に達する計算です。設備単位診断で照明のみの更新なら、上限は40万円までに下がります。どの診断区分に当たるかで、実際に戻る額が2倍以上変わることになります。
申請の順番でつまずきやすい点
先に設備を発注してしまうと、この補助金は使えません。診断→設備仕様書や見積書の準備→交付申請という順番を踏む必要があります。必要書類には交付申請書・実施計画書・経費内訳・見積書・法人登記証明書・設備仕様書・現況写真・配置図・省エネ診断結果・CO2削減資料が含まれます。書類の数が多いため、診断を受けた段階で早めに窓口へ相談するという手があります。
よくある質問
個人事業主でも申請できますか?
公式ページの記載では法人登記証明書の提出が求められており、法人を主な対象としています。個人事業主の可否は苫小牧市の窓口(産業経済部企業政策室工業雇用政策課)へお問い合わせください。
省エネ診断はどこで受ければいいですか?
「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」に基づく診断です。具体的な診断機関については苫小牧市の窓口にご確認ください。
太陽光発電や蓄電池を導入したい場合は?
この記事の対象外です。再エネ設備導入メニューの記事をご確認ください。補助率・上限額の計算方法が異なります。
