トラック1台にシステムを入れるだけで補助を受けられるのか——結論から言うと、受けられます。ただし荷主等との連携した取り組みが前提になります。資源エネルギー庁の運輸部門エネルギー使用合理化・非化石エネルギー転換推進事業費補助金(トラック輸送省エネ化推進事業)は、車両動態管理システムの導入による輸送効率化を支援する制度です。募集は2025年9月8日で終了しています。
補助額は1台あたり14万円が上限で、1事業者あたり通常30台まで、優遇措置の対象となる車両では最大60台まで申請できる仕組みでした。
トラック車両動態管理システム補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(トラック運送事業者。荷主等との連携が前提) |
| 制度名 | 令和7年度 運輸部門エネルギー使用合理化・非化石エネルギー転換推進事業費補助金(トラック輸送省エネ化推進事業) |
| 対象業種 | 運輸業、郵便業 |
| 利用目的 | 車両動態管理システムの導入による輸送効率化・省エネ化(設備投資・DX/IT導入・脱炭素) |
| 対象地域 | 全国 |
| 従業員数 | 規定なし |
| 補助上限額 | 1台あたり14万円上限(1事業者あたり通常30台、優遇措置対象車両は最大60台まで) |
| 補助率 | 定額(補助金上限額と補助対象経費の1/2以内のいずれか低い額) |
| 申請受付 | 終了(2025年8月29日〜9月8日) |
| 公式サイト | jGrants「運輸部門エネルギー使用合理化・非化石エネルギー転換推進事業費補助金(トラック輸送省エネ化推進事業)」 |

なぜ「荷主等との連携」が条件になるのか
このタイトルには「トラック事業者と荷主等の連携による取り組みを支援」と明記されています。車両動態管理システムは、トラック事業者が単独で導入しても効果が出ますが、荷待ち時間の削減や配送ルートの最適化は、荷主側の協力があって初めて効果が最大化するという考え方が背景にあります。
単独導入ではなく、荷主との連携体制を事業計画に盛り込めるかが申請のポイントになります。 自社の運行実態だけでなく、主要な取引先の荷主との連携内容を整理しておく必要があります。
対象になる車両・ならない車両の目安
- 対象になる: 車両動態管理システムを新規導入するトラック車両(1事業者30台まで、優遇対象は60台まで)
- 対象にならない可能性が高い: 既に同種のシステムを導入済みの車両への追加投資、システム導入を伴わない車両更新のみ
台数の上限が設定されているため、大規模な事業者ほど、全車両をカバーしきれない可能性がある点は注意が必要です。優遇措置の対象条件(対象車両の要件)は公募要領で個別に確認する必要があります。
今から申請できるか。次回への備え
募集は2025年9月8日で終了しました。
車両動態管理システムの導入を検討しているトラック運送事業者は、導入予定のシステムの見積もりと、荷主との連携内容の整理を進めておくと、次回公募開始時にすぐ動けます。
よくある質問
今から申請できますか?
できません。募集は2025年9月8日で受付を終了しています。次回公募の時期は資源エネルギー庁・jGrantsの公式ページでご確認ください。
荷主企業が単独で申請することはできますか?
対象業種は運輸業・郵便業とされており、トラック運送事業者による申請が前提です。荷主企業単独での申請については公募要領で明記がなく、資源エネルギー庁への確認が確実です。
1台だけの導入でも申請できますか?
台数の下限は公開情報からは確認できていません。1台からの申請可否は公募要領原本での確認が必要です。
