安城市には、名前がよく似た果樹の補助金が2つあります。「イチジク及びナシの経営改善支援事業」と「イチジク園及びナシ園の経営継承支援事業」です。この記事で扱う経営改善支援事業は、樹園地を継承したかどうかに関係なく、既存の農業者が改植・設備改修を行う場合に使える制度です。継承がからむ場合は、別の経営継承支援事業が対象になります。
対象は、市内にほ場を持つ農業者・農地所有適格法人。経費区分は改植費等と設備改修費等の2つに分かれます。
イチジク及びナシの経営改善支援事業の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主) |
| 制度名 | イチジク及びナシの経営改善支援事業 |
| 対象業種 | 農業(イチジク・ナシの栽培) |
| 利用目的 | 樹園地の改植費等(重機借上げ・苗木購入費・土壌改良代等)と設備改修費等(果樹棚・防鳥網・給水施設等の新設改修修繕)の補助 |
| 対象地域 | 愛知県安城市(市内にほ場を有すること) |
| 従業員数 | 規定なし |
| 補助上限額 | 改植費等=20万円(1経営体あたり)、設備改修費等=50万円(1経営体あたり) |
| 補助率 | いずれも経費の2分の1 |
| 申請受付 | 通年(申請期限は令和8年12月末日。受付開始日の記載なし) |
| 公式サイト | 安城市「イチジク及びナシの経営改善支援事業」 |

対象になる経費、ならない経費
改植費等
- 対象になる:抜根・深耕・整地を行う重機借上げ費用、運搬費用、苗木購入費、土壌改良代
- 対象にならない:接ぎ木(改植費等の対象からは除外)
設備改修費等
- 対象になる:果樹棚、防鳥網、防虫網、防風網、給水施設等の新設・改修・修繕
- 対象にならない:機械購入費
改植と聞くと「古い木を切って新しい苗を植える」作業全体を想像しますが、接ぎ木による品種転換はこの経費区分から除外されています。木を根本から入れ替える改植と、既存の木に手を加える接ぎ木とでは、扱いが異なる点に注意が必要です。
よく誤解されるポイント
制度名が似ている「イチジク園及びナシ園の経営継承支援事業」との混同が起きやすいポイントです。経営改善支援事業は既存の農業者向け、経営継承支援事業は樹園地の所有権・賃借権等を新たに取得した後継者向けという違いがあります。公式ページには「同一の樹園地において、両事業と重複して補助を受けることはできない」とも明記されています。樹園地を最近引き継いだ場合は、経営継承支援事業の対象要件(継承時期の条件)に当てはまらないかを先に確認したほうが、より有利な条件で申請できる可能性があります。
よくある質問
改植費等と設備改修費等は同時に申請できますか?
公式ページには2つの経費区分が並記されており、それぞれに上限額が設定されています。同時申請の可否は産業部農務課農政係(電話0566-71-2233)へご確認ください。
経営継承支援事業とはどちらを選べばよいですか?
樹園地の所有権・賃借権等を新たに取得(継承)した場合は経営継承支援事業、それ以外は経営改善支援事業が対象になります。継承時期に条件があるため、詳しくは当サイトの経営継承支援事業の記事もご覧ください。
提出先はどこですか?
あいち中央農業協同組合の各支店です。
免責事項: 本記事の内容は2026年7月時点で確認できた情報にもとづきます。補助上限額・補助率・対象要件・受付状況は変更される場合があるため、申請前に必ず安城市の公式ページまたは産業部農務課農政係(電話0566-71-2233)で最新の内容をご確認ください。
出典(一次情報)

