すでに募集結果まで公表されているのがこの制度の特徴です。中部経済産業局は令和8年4月10日に公募を始め、5月8日に締め切り、5月29日には募集結果を発表しています。 動きの速さは、年度当初にできるだけ早く産業支援機関の体制を整えたいという意図の表れでしょう。愛知県を含む中部地方の分は、この時点で新規の申請を受け付けていません。
中小企業等知的財産支援地域連携促進事業費補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(産業支援機関。都県の中小企業支援センター、金融機関、商工会・商工会議所、公益法人、大学・TLO等) |
| 制度名 | 中小企業等知的財産支援地域連携促進事業費補助金(令和8年度・中部経済産業局) |
| 対象業種 | 業種指定なし |
| 利用目的 | 創業・第二創業、販路開拓・展示会、事業承継・M&A、研究開発・実証、人材育成・研修、まちづくり・地域振興、設備投資、DX・IT導入、脱炭素・省エネ、福祉・医療 |
| 対象地域 | 中部5県(愛知県ほか岐阜・三重・富山・石川) |
| 従業員数 | 規定なし(産業支援機関が申請者。傘下の中小企業への知財支援が事業内容) |
| 補助上限額 | 申請区分A(地域中小企業支援拡充型)1,000万円/区分B(地域中小企業支援構築型)500万円(定額) |
| 補助率 | 区分A: 補助対象経費の1/2以内/区分B: 定額 |
| 申請受付 | 令和8年4月10日〜5月8日(受付終了・募集結果発表済み) |
| 公式サイト | 中部経済産業局「令和8年度中小企業等知的財産支援地域連携促進事業費補助金」 |

募集結果まで公表される、この制度の透明性
中部経済産業局は募集終了から3週間ほどで採択結果を公表しています。これは「うちの地元の商工会議所が採択されたかどうか」を事業者側から確認できる材料になります。 自社が加盟する産業支援機関がこの補助金の採択を受けていれば、今年度中に知財支援の取組が始まる可能性が高いということです。
- 採択された支援機関: 傘下企業向けに知財相談窓口・セミナー等が新設・拡充される見込み
- 採択されなかった支援機関: 今年度の知財支援体制は従来どおりか、支援機関独自の取組にとどまります
対象分野の広さが示す、中部の産業構造
中部経済産業局分は関東と同様に対象分野が広く、設備投資・DX・脱炭素まで含まれています。愛知県を中心とした中部地方は自動車・工作機械などのものづくり産業が集積しており、知財と設備投資・DX化がセットで語られやすい地域だと考えられます。単なる特許出願の支援にとどまらず、事業のデジタル化や脱炭素の取組と絡めた知財戦略まで対象に含めているのは、その表れでしょう。
受付終了後、愛知県の事業者ができること
令和8年度分は5月8日で受付を終了し、募集結果も発表済みです。 中小企業自身が直接申請する制度ではないため、次にできることは限られます。
- 取引先の商工会議所・商工会・金融機関に、採択結果・知財支援の取組を確認する
- 支援機関が未活用・不採択であれば、次年度の申請を働きかける
よくある質問
今から申請できますか?
できません。中部経済産業局分は令和8年5月8日をもって受付を終了し、募集結果も発表済みです。 また申請できるのは中小企業そのものではなく産業支援機関です。
採択結果はどこで確認できますか?
中部経済産業局の公式ページに募集結果が掲載されています。 自社が加盟する支援機関が採択されたかどうかは、そちらで確認できます。
中小企業が個社で直接申請できますか?
できません。申請できるのは商工会議所・商工会・金融機関・公益法人などの産業支援機関です。
