福島県の最低賃金は、令和8年1月1日から1,033円に上がりました。この引上げの影響を受ける市内の事業者に、福島市が県の支援金へ上乗せして出した補助金です。
県の助成金の決定を受けた事業者に、労働者1人につき1万円が出ます。申請の受付は、令和8年9月30日17時必着で終了しました。県の助成決定を先に受けていることが、市に申請する条件でした。この記事は、対象の線引きと人数の数え方を整理します。
福島市中小企業等賃上げ支援補助金の要点まとめ
正式名:福島市中小企業等賃上げ支援補助金
だれが
- 申請者
- 事業者(法人・個人事業主)
- 対象業種
- 業種の指定なし
- 利用目的
- 最低賃金の引上げに伴う賃上げの支援
- 対象地域
- 福島市内に事業所がある事業者
- 従業員数
- 中小企業・小規模事業者の要件に当たること
いくら
- 補助上限額
- 公式ページに記載なし(労働者1人あたり1万円)
- 補助率
- 定額(対象労働者1人につき1万円)
いつ・どこへ
- 申請受付
- 令和8年9月30日17時必着で終了(4月15日から受付)
うちは対象になる?
次の4つにすべて当てはまれば、対象の見込みでした。
当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 4
次のどちらかに当たると対象外です。
- ✕ 県の助成金に申請していない
- ✕ 性風俗関連特殊営業などを営む
県の助成金は、正式には「福島県中小企業賃上げ緊急一時支援金」です。決定を受けるのは、市内の事業所についてです。
対象は中小企業と小規模事業者です。従業員数などが中小企業の要件に当たれば、公益法人、協同組合、社会福祉法人、医療法人、個人事業主も含まれます。中小企業の定義は、中小企業庁のページで確かめる形になっています。
県の助成金の主な条件は、県の公式ページに書かれています。令和7年9月5日から令和8年1月1日の間に、時給1,018円以下だった労働者の賃金を、1,033円以上に引き上げることです。引上げ後の賃金の支給実績が、最低1か月分あることも要件でした。県の事業者登録は、すでに受付を終えています。
いくら補助される?
県の支援要件を満たす労働者のうち、市内の事業所に勤務する人が1人あたり1万円です。上限額は、確認できた公式ページに書かれていません。市外の事業所で働く労働者は、市の補助の人数に入りません。
- 市内の店舗で、県の要件を満たす労働者が5人:5人 × 1万円 = 5万円
- 市内の工場で、県の要件を満たす労働者が12人:12人 × 1万円 = 12万円
- 市内の事業所の労働者は20人、うち県の要件を満たすのは8人:8人 × 1万円 = 8万円
県の助成金は、労働者1人につき3万円です。市のチラシには、県と合わせて1人4万円と書かれています。県と市は振込も別々に行われます。
県の要件を満たす労働者とは、引き続き令和8年2月1日時点で県内の事業所に雇用されている雇用保険の被保険者です。申請後1年間は、雇用を続ける見込みが必要です。パートやアルバイトが数えられるかは、この要件に当たるかで決まります。
申請の流れ
令和8年度の流れです。受付は終了しています。
- 県の助成金に申請し、決定を受ける(事業者→県。県の申請期間は5月31日16時まで)
- 特設サイトと交付要綱で書類を確かめる(事業者。申請の前に)
- 市の補助金を申請する(事業者→受付センター。特設サイトか郵送で、9月30日17時必着)
- 不足書類の連絡に答える(受付センター→事業者。期限内に申請した人が対象)
- 補助金を受け取る(市→事業者。県の振込とは別)
受付センターに窓口はありません。書類の持参や対面の相談はできず電話か特設サイトのフォームで相談する形です。
必要な書類
準備できた 0 / 1
交付申請書以外の必要書類は、市の公式ページには載っていません。特設サイトと交付要綱に書かれているため、そちらで確かめる形です。期限内に郵送で申請した人は、追加の書類を特設サイトの追加提出専用フォームから出せます。新規の申請には使えません。
もらえなくなるのはどんなとき?
- 県の助成決定を受けていない:市に申請するには、先に県へ申請し、助成決定を受ける必要があります。
- 期限を過ぎた:受付は令和8年9月30日17時必着でした。期限は延長されましたが、9月30日で終了しました。
- 補助の上限に達した:市のチラシに、上限に達すると期間内でも受付を終えると書かれています。早めの申請が前提でした。
- 市税に滞納がある:市税等に滞納がないことが条件です。
- 市外の事業所の労働者を数えた:市の補助は、市内の事業所に勤務する労働者が対象です。
よくある質問
県の助成金を申請していなくても、市の補助金だけ受けられますか?
受けられません。市への申請には、先に福島県へ申請し、助成決定を受けている必要があります。市の公式ページに、県の申請を先に行う旨の注意が書かれています。県と市は手続きも振込も別々です。県に出したから市も自動でもらえる、という仕組みではありません。県の事業者登録は、すでに受付を終えています。
上限額はいくらですか?
確認できた公式ページには、総額の上限が書かれていません。明記されているのは、労働者1人あたり1万円という単価だけです。市内の事業所で県の要件を満たす労働者が多いほど、総額は大きくなります。ただし市のチラシには、補助の上限に達した場合は受付を終えるとあります。総額の枠は、受付センターに確かめるしかありません。
労働者の人数は、どう数えますか?
県の支援要件を満たす労働者のうち、市内の事業所に勤務する人を数えます。県の要件は、時給を1,033円以上に引き上げていること、令和8年2月1日時点で県内の事業所に雇用されていること、雇用保険の被保険者であること、引上げ後の賃金が1か月分以上支給されていることです。市の公式ページには、人数の数え方の細かい例が載っていませんでした。迷うときは受付センターに確かめてください。
パートやアルバイトも対象ですか?
県の要件に当たれば、対象になる見込みです。県の要件では、賃上げ後の時給が1,033円以上で、令和8年2月1日時点で雇用されている雇用保険の被保険者であることが求められます。雇用形態そのものでの線引きは、確認できた公式ページに書かれていません。個別の労働者が当たるかどうかは、受付センターか県の窓口に確かめてください。
本社が市外で、市内に支店がある場合は対象ですか?
市内の事業所を持つことが条件で、補助の人数に入るのは市内の事業所に勤務する労働者です。県の助成決定も、市内の事業所について受ける必要があります。本社が市外でも、市内の支店について県の決定を受けていれば、市に申請できる見込みです。公式ページに細かい例は載っていないため、受付センターに事前に確かめてください。
個人事業主や医療法人も対象ですか?
対象です。従業員数などが中小企業の要件に当たれば、公益法人、協同組合、社会福祉法人、医療法人、個人事業主も含まれます。業種の指定はありません。市内に事業所があり、県の助成金の決定を受けていることが条件です。中小企業の定義は、中小企業庁のページで確かめられます。当てはまるか迷うときは、受付センターへ相談してください。
申請の受付はいつまででしたか?
令和8年4月15日から9月30日17時必着でした。9月30日の17時で、受付は終了しています。期限は延長されており、市のチラシにも申請期限を延長した旨が書かれています。期限内に申請した人で、書類の不足や確認事項がある場合は、受付センターから連絡があります。次の募集は、確認できた公式ページに載っていません。
受付が終わった後に、書類を追加できますか?
期限内に申請した人は、特設サイトの追加提出専用フォームから追加の書類を出せます。すでに郵送で申請した人も使えます。ただし、新規の申請には使えません。期限を過ぎてから新しく申請することは、できなくなっています。書類の不足は受付センターから連絡があるため、電話に出られるよう連絡先を整えておくと安心です。
県と市の補助金は、同時に振り込まれますか?
別々です。市と県それぞれに申請の手続きが要り、振込も別々に行われます。県の助成金は労働者1人につき3万円で、市の補助金は1人1万円です。市のチラシには、合わせて4万円と書かれています。振込の時期は、確認できた公式ページに書かれていませんでした。入金の予定は、受付センターに確かめてください。
申請の窓口と問い合わせ先はどこですか?
福島市中小企業等賃上げ支援補助金受付センターです。電話は080-9254-1746と080-9254-1909で、土日祝日を除く平日9時〜17時に受け付けています。窓口はなく、書類の持参や対面の相談はできません。市の担当課は、商工観光部産業雇用政策課の雇用促進係で、電話は024-515-7746です。
市税を滞納していると申請できませんか?
できません。市税等に滞納がないことが、対象の条件に入っています。反社会的勢力と関係がないことや、性風俗関連特殊営業などを営んでいないことも条件です。県の助成金の決定を受けていても、これらの条件に当たらなければ、市の補助は受けられません。納税の状況が不安なときは、申請する前に市の窓口で確かめてください。
