井戸を掘る費用に、蒲郡市の助成金が使えるのか。使えます。ただし、受け取る代わりに「渇水や災害のとき、近所の人に井戸水を分ける」という確約書を出す必要があります。
工事に着手してから申請する事後申請は、助成の対象外です。助成額は費用に関係なく、定額の6.5万円です。
蒲郡市 井戸掘り事業助成金の要点まとめ
正式名:蒲郡市井戸掘り事業助成金
だれが
- 申請者
- 市内に住所がある個人(市税・水道料金の滞納なし)
- 対象業種
- 指定なし(個人が申請)
- 利用目的
- 生活用水に使う井戸の新設
- 対象地域
- 愛知県蒲郡市
- 従業員数
- 規定なし(個人が申請)
いくら
- 補助上限額
- 6.5万円(定額)
- 補助率
- 定額
いつ・どこへ
- 申請受付
- 受付期間の記載なし(着工前に申請)
- 事業の完了
- 申請した年度内に完了するよう案内あり
- 公式サイト
- 蒲郡市「井戸掘り事業助成金」
自分の井戸掘りは対象になる?
次の5つにすべて当てはまれば、対象の見込みです。
当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 5
確約書は、渇水や災害のときに近所の人へ生活用水などとして井戸水を提供する、と約束する書類です。提出した日からでなく、助成金の確定通知の日から10年間が有効期間になります。
次のどれかに当たると対象外です。
- ✕ 井戸を掘ったあとで申請する
- ✕ 市の公共事業で補償を受けた井戸
市の案内パンフレットでは、申請者を「市内に在住の個人」としています。事業所や法人の井戸が対象になるかは、公式ページに書かれていません(水道課へお問い合わせください)。
いくら戻ってくる?
助成額は、工事費にかかわらず6.5万円の定額です。費用が増えても、助成額は6.5万円のまま変わりません。
- 工事費が50万円の井戸:助成は 6.5万円 × 1件 = 6.5万円(自己負担は 50万円 − 6.5万円 = 43.5万円)
- 工事費が80万円の井戸:助成は 6.5万円 × 1件 = 6.5万円(自己負担は 80万円 − 6.5万円 = 73.5万円)
工事費が6.5万円を下回る場合の扱いは、要綱にも公式ページにも書かれていません。この点も、申請前に水道課へ確かめておくと安心です。
何に使える?
井戸の掘削にかかる経費の範囲は、公式ページにも要綱にも書かれていません。申請書には、工事費の見積書の写しを添えます。助成額は定額なので、見積もりの内訳で額が変わることはありません。
助成の対象になる井戸、ならない井戸
| 井戸のケース | 扱い |
|---|---|
| 生活用水に使うため、新たに掘る | 対象 |
| すでにある井戸の掘り直し・修理 | 公式ページに記載なし(水道課へお問い合わせください) |
| 市の公共事業で補償を受けた井戸 | 対象外 |
| 工事を始めたあとに申請する | 対象外 |
線が引かれているのは、この制度が節水と災害時の備えの両方を目的にしているからです。近所へ水を分けられる井戸を増やすための制度で、個人の井戸の維持費を助けるものではありません。
申請の流れ
- 工事費の見積書を取る(申請者→井戸の施工業者。着工の前に)
- 交付申請書と書類を水道課へ出す(申請者→上下水道部 水道課。工事に着手する前に)
- 交付決定の通知を受ける(蒲郡市→申請者)
- 井戸を掘る工事をして、同じ年度内に終える(施工業者)
- 完了報告書を出す(申請者→水道課。完了後、速やかに)
- 確定通知を受けて、請求書を出す(申請者→水道課)
- 助成金を受け取る(蒲郡市→申請者)
市の案内パンフレットの流れでは、工事の着工は交付決定のあとに置かれています。決定の前に着工してよいかは明記がないので、通知を待つのが確実です。
必要な書類
準備できた 0 / 7
工事前の写真までが申請のときの書類で、請求書・領収書の写しと工事後の写真は完了報告のときに付けます。確約書の様式は、市のサイトの「蒲郡市井戸掘り事業助成金交付申請書等」のPDFに、申請書などと一緒に入っています。確約書には、住所、氏名、電話番号を書きます。交付申請書には、市が市税と水道料金の滞納を調べることへの同意欄もあります。
もらえなくなるのはどんなとき?
- 工事を始めたあとに申請した:事後申請は助成の対象外です。見積もりを取るだけなら構いません。
- 確約書が出せない:近所への井戸水の提供を約束できないと、条件を満たしません。
- 税や水道料金に滞納がある:市税と水道料金の両方に滞納がないことが条件です。
- 不正な手段で受け取った:助成金の全部または一部を返すよう求められることがあります。
よくある質問
すでにある井戸の掘り直しや修理でも対象になりますか?
対象は、生活用水として使うために「新たに井戸掘り事業を行う者」と定められています。すでにある井戸の掘り直しや修理が新たな井戸掘りに当たるかは、公式ページにも要綱にも書かれていません。工事の内容によって判断が分かれると考えられるため、契約の前に水道課(0533-66-1206)へ工事の内容を伝えて、対象になるかを確かめてください。
庭の水まきや洗車に使う井戸でも対象ですか?
要綱は「生活用水として使用するため」の井戸掘りを対象としています。庭の水まきや洗車だけに使う井戸がこれに含まれるかは、書かれていません。判断を誤ると、工事を終えてから対象外とわかるおそれがあります。用途を水道課に伝えたうえで、申請前に対象かどうかを確認し、結果を控えておくと安心です。
もう井戸を掘り始めています。申請できますか?
できません。工事に着手する前に申請書を出すことが必要で、事後申請は助成の対象外と明記されています。まだ着工していなければ、見積書を取る段階から申請の準備を始められます。契約や発注の時期は、申請の後ろにずらせるか施工業者に相談しておくと安心です。すでに着手した場合は、残念ながら今回の工事は助成を受けられません。
井戸水提供確約書とは何を約束する書類ですか?
渇水のときや災害で水が使えないとき、近所の人へ生活用水などとして井戸水を提供する、と約束する書類です。有効期間は、助成金の確定通知の日から10年間です。助成を受けた人は、近所から申し入れがあれば、協力できる範囲で水を提供します。全員に無制限で提供する義務ではなく、できる範囲で応じる形です。
近所から水を分けてほしいと言われたら、断れませんか?
要綱は、近隣者から生活用水等の提供の申し入れがあった場合に、協力できる範囲で提供するものとしています。範囲を超えて応じる義務は書かれていません。ただし確約書を出して助成を受けている以上、理由なく一律に断ることは約束と合いません。井戸の水量や使い方を踏まえて、無理のない範囲を水道課に相談しておくと安心です。
井戸の水質検査は受けられますか?
助成を受けて掘った井戸は、確約書の期間中に申請者から申し出があれば、2年に1回を限度に市の負担で水質検査を受けられます。申し出がなくても、市長が公益上必要と認めたときは、市が検査を行うことがあります。飲用にするかどうかなど、水の使い道を決める前に検査を申し出ておくと判断しやすくなります。
会社や店舗の井戸でも申請できますか?
市の案内パンフレットは、対象を「蒲郡市内に在住の個人」としています。要綱も「本市に住所を有する者」と定めているため、法人や店舗が申請者になれるかは明記されていません。事業で使う井戸を掘る場合は、個人名で申請できるのか、対象外になるのかを、水道課へ事前に確かめてください。回答を書面やメモで残しておくと後で役立ちます。
工事費が6.5万円より安いとき、助成額はどうなりますか?
助成額は6.5万円と定められていますが、工事費がそれを下回る場合に、実費との差額になるのかは書かれていません。費用が小さいときは、実際に受け取れる額が変わるかもしれません。見積書を取ったら、その金額を水道課に伝えて助成額を確認しておくと安心です。
申請の受付期間と予算の上限はありますか?
公式ページには、受付の終了日も予算の総額も書かれていません。井戸掘り事業は、申請した年度内に完了するよう案内されています。年度をまたぐ工事になりそうな場合は、いつ着手するか、申請をいつ出すかを水道課に相談してください。年度末が近いと工事の日程が詰まりやすいため、早めに見積もりを取るのが安全です。
助成金はいつ振り込まれますか?
完了報告書を出し、市の書類の審査と井戸の検査を経て確定通知が届いたあと、請求書を出す順番です。市は請求を受けると助成金を交付します。確定通知から振込までの日数や、振込日は公式ページにも要綱にも書かれていません。工事費の支払いを先に立て替える必要があるので、資金の段取りは余裕を持って組み、日程は水道課に確かめてください。
問い合わせ先はどこですか?
蒲郡市 上下水道部 水道課 経営給水担当(電話 0533-66-1206)です。対象になる井戸かどうか、事業者が申請できるか、掘り直しの扱いなど、公式ページで判断できない点は、契約や着工の前に問い合わせます。窓口の応対時間は平日の午前9時から午後4時30分までで、土日・祝日・年末年始は休みです。
