一般の民間企業がこの補助金にそのまま応募できるのか——結論は、できません。まず執行団体(補助事業者)が公募で選ばれ、実際に研究開発を行う企業等は、その執行団体を通じて間接補助事業者として支援を受けます。 令和6年度分はすでに募集を終了しています(受付終了日: 2024年7月2日)。
「令和6年度「原子力の安全性向上に資する技術開発事業」」は資源エネルギー庁の制度で、商用発電炉の高度な安全対策に関する研究開発を支援します。間接補助事業者向けの補助上限額は6,000万円、補助率は2/3でした。
原子力安全性向上技術開発事業(R6)の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人。執行団体が公募で選定され、研究開発を行う企業等は間接補助事業者として支援を受ける) |
| 制度名 | 令和6年度「原子力の安全性向上に資する技術開発事業」 |
| 対象業種 | 汎用 |
| 利用目的 | 商用発電炉の高度な安全対策に関する研究開発 |
| 対象地域 | 全国 |
| 従業員数 | 規定なし |
| 補助上限額 | 6,000万円(間接補助事業者向け) |
| 補助率 | 2/3 |
| 申請受付 | 2024年7月2日で受付終了 |
| 公式サイト | jGrants「原子力の安全性向上に資する技術開発事業」 |

2段階の補助率が設定されている点に注意
この事業では、執行団体(事業を管理・執行する団体)に対する補助率と、実際に研究開発を行う間接補助事業者に対する補助率が別に設定されています。 資源エネルギー庁が公表した令和6年度の公募結果によると、執行団体向けは10/10(全額)、間接補助事業者向けは2/3または1/2という段階構成でした。
- 対象になる:商用発電炉の高度な安全対策に関する研究開発に取り組む民間企業等(間接補助事業者として)
- 対象にならない:執行団体を経由せず、直接資源エネルギー庁に応募しようとするケース
「補助率が2/3」という表記だけを見て一律だと思い込むと、実際の受給額を見誤ります。 執行団体向けと間接補助事業者向けで率が異なる二重構造になっている点は、見落とされがちです。
よくある質問
今から申請できますか?
できません。令和6年度分は2024年7月2日で受付を終了しています。令和6年度公募では特定非営利活動法人アースアンドフューチャー環境基金が執行団体として選定されました。次年度以降の公募は資源エネルギー庁のページで告知されます。
中小企業でも研究開発に参加できますか?
執行団体を通じた間接補助事業者として参加できる可能性があります。ただし原子力の安全性向上という専門性の高い分野のため、実際の参加には技術的な要件を満たす必要があるとみられます。
執行団体はどう決まりますか?
資源エネルギー庁が公募により執行団体を選定し、その団体が個々の研究開発事業者(間接補助事業者)へ補助金を交付する2段階の仕組みです。
