市内に泊まらない日帰りツアーでも補助は使えますか。使えます。日帰りなら、行程の中で市内の昼食をとることが条件です(市内事業者の弁当でも構いません)。そして申請の前に、必ず事前相談が要ります。事前相談書は、ツアーの募集販売を始める7日前までに出すよう求められています。販売を先に進めてしまうと、この順番が崩れます。
いちき串木野市 ツアー造成支援事業の要点まとめ
正式名:令和8年度いちき串木野市ツアー造成支援事業
だれが
- 申請者
- 旅行業者、または旅行業者を含む実行委員会等
- 対象業種
- 旅行業
- 利用目的
- 市の特色を生かしたツアーの造成(観光客誘致)
- 対象地域
- 鹿児島県いちき串木野市
- 従業員数
- 規定なし
いくら
- 補助上限額
- 1ツアー30万円(グリーンツーリズムは10万円)
- 補助率
- 定額(送客実績に応じて算定)
いつ・どこへ
- 申請受付
- 2026年5月1日〜(予算上限に達した時点で終了)
- 事業の完了
- 2027年3月31日までに帰着
自分の企画は対象になる?
次の4つにすべて当てはまれば、対象の見込みです。
当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 4
次のどれかに当たると対象外です。
- ✕ 学校行事として行う旅行
- ✕ 国・自治体などの会議・研修旅行
- ✕ 宗教・政治活動が目的のツアー
- ✕ 年度をまたぐ旅行商品
「旅行業者」は、旅行業法にもとづく登録を受けている事業者のことです。登録のない団体が単独で応募することはできません。旅行業者を含んだ実行委員会の形にします。
対象のテーマと限度額
この制度の対象は、市の特色を生かした4つのテーマです。同じ人数でも、グリーンツーリズムは限度額が低くなります。
| テーマ | 内容 | 限度額 |
|---|---|---|
| 焼酎蔵を巡るツーリズム | 市内8つの蔵元を生かしたツアー | 30万円 |
| 秋の行楽シーズンツアー | 冠岳の紅葉などを楽しむツアー | 30万円 |
| ユニバーサルツーリズム | 車いすユーザーをはじめ誰もが旅できる旅行 | 30万円 |
| グリーンツーリズム | いちご、サワーポメロ、ぽんかんの体験型 | 10万円 |
いくら補助される?
補助額は、採択された1ツアーについて、送客実績(参加した人数)で決まります。添乗員などは人数に含みません。
| 区分 | 基本額 | 基本額の範囲 | 範囲を超えたとき |
|---|---|---|---|
| 宿泊付 | 6万円 | 10名以上20名以下 | 20名を超えた人数 × 1,000円を加算 |
| 日帰り | 3万円 | 同上 | 20名を超えた人数 × 500円を加算 |
人数は、催行回数を合計した延べ人数です。
- 宿泊付を3回催行して延べ30人:6万円 + 10人 × 1,000円 = 7万円(市の例と同じ)
- 日帰りで延べ25人:3万円 + 5人 × 500円 = 3万2,500円
- グリーンツーリズム(宿泊付)を延べ60人:6万円 + 40人 × 1,000円 = 10万円(限度額に到達)
- 焼酎蔵ツアー(宿泊付)を延べ260人:6万円 + 240人 × 1,000円 = 30万円(限度額に到達)
限度額に届くのは、宿泊付で延べ260人(焼酎蔵など30万円のテーマ)です。基本額の6万円か3万円が出るかは、10名以上の送客を見込めるかで分かれます。10名に満たない場合の扱いは、公式の表に書かれていません。事前相談のときに担当課へ聞いてください。
何に使える?
補助の対象は、ツアーを造成して送客した実績です。経費を積み上げて精算する補助金ではありません。領収書は市内の施設や店舗を利用した証明として出します。
対象にならないもの
- 学校行事の旅行
- 公的団体が実施する会議や研修旅行
- 宗教活動・政治活動を目的としたもの
- 年度をまたいで催行する商品
対象になるもの
- 市内に1泊以上するツアー
- 市内で日帰りし、市内で昼食をとるツアー(市内事業者の弁当でも可)
申請の流れ
- 事前相談書(第1号様式)を出す(旅行業者→市シティセールス課。ツアーの募集販売を始める7日前まで)
- 検討結果の連絡を受ける(市→応募者。電話やメールで確認が入ることがあります)
- 採択後に補助金の交付申請を出す(応募者→市。事業計画書・収支予算書・ツアーのパンフレットや広告などを添える)
- 交付決定を受ける(市→応募者)
- 着手を報告して、ツアーを募集・実施する(応募者。ポスターなどに「いちき串木野市ツアー造成事業活用ツアー」と明記。完成したら完成報告)
- 実績報告を出す(応募者→市。帰着後に、写真・領収書の写し・名簿・収支決算書を出す)
- 交付確定の通知を受け、請求する(市→応募者。確定後に請求書を出すと支払われます)
事前相談は申込順の受付で、予算上限に達した時点で終了します。実施要領のフローチャートは、交付申請、交付決定、着手報告、完成報告(この間がツアー募集・実施)、実績報告、交付確定、請求、支払いの順です。募集の開始は交付決定のあとに読めますが、事前相談の7日前ルールとの兼ね合いは担当課に確かめます。
必要な書類
準備できた 0 / 11
事業計画書と収支予算書は交付申請のときに、パンフレットも同じときに出します。写真や領収書などは実績報告のときです。様式は、市の案内ページの様式一式(Word・PDFのZIP)に入っています。名簿と集計表には、貴社の証明印を押します。名簿を出せない場合は、送客証明書で代えます。
もらえなくなるのはどんなとき?
- 事前相談を飛ばして進めた:実施要領は、事前相談を応募書類より前の手続きと定めています。市は7日前までの提出を求めています。
- 予算がなくなった:申込順の受付で、予算上限に達した時点で終了します。早く出した順に有利です。
- 年度をまたぐ商品にした:2027年3月31日までに帰着しないと対象外です。3月末の出発は日程を見直します。
よく取り違えるポイント
事前相談は「申請」ではなく、その前の手続き
事前相談書を出しただけで補助が決まるわけではありません。対象として妥当かを整理する段階です。そのあとに、採択された応募者が補助金の交付申請を出します。
宿泊の条件は「市内1泊」、日帰りの条件は「市内の昼食」
行程が日帰りで市内の観光施設を回っても、市内で昼食をとらなければ対象外です。宿泊付には、昼食の場所の条件がありません。どちらも市内で消費してもらうための線引きです。
同じ市の別の補助とは別枠
市の事業者向けページには、修学旅行等誘致事業補助金や総合イベント助成事業補助金の案内が別にあります。学校行事の旅行はこの制度の対象外で、修学旅行は別のページです。内容と要件はそれぞれのページで確かめます。
よくある質問
日帰りツアーでも補助は受けられますか?
受けられます。ただし日帰りの場合は、いちき串木野市内で昼食をとることが条件です。市内事業者の弁当でも構いません。補助額は基本額が3万円で、延べ20名を超えた人数に1人あたり500円が加わります。宿泊付と違って基本額が低いので、限度額の30万円に届かせるには延べ約560人の送客が要ります。人数の見込みを事前相談書に書いて出します。
どんなテーマのツアーが対象ですか?
焼酎蔵を巡るツーリズム、秋の行楽シーズンツアー、ユニバーサルツーリズム、グリーンツーリズムの4つです。焼酎蔵は市内の8つの蔵元、秋の行楽は冠岳の紅葉などが題材です。グリーンツーリズムは、いちご、サワーポメロ、ぽんかんを生かした体験型で、限度額が10万円と低くなっています。複数のテーマにまたがる企画の扱いは、事前相談書の欄に複数○を付けられると書かれています。
誰が応募できますか?
旅行業法にもとづく登録を受けている旅行業者、または旅行業者を含む実行委員会等の催行団体です。観光協会や地元の事業者が単独で応募することはできません。旅行業者に入ってもらう形にします。団体で応募する場合は、事前相談書に団体名、代表者、担当者の連絡先を書きます。
事前相談はいつまでに出しますか?
ツアーの募集販売を始める7日前までに、事前相談書(第1号様式)を出してください。提出方法はメール、ファックス、郵送、持参のいずれかで、提出先は市のシティセールス課 食のまち・シティセールス係(串木野庁舎2階)です。出した書類は返却されません。内容の確認で電話やメールが入ることがあります。申込順の受付なので、企画が固まったら早めに出すのが安全です。
いくらもらえますか?
送客した延べ人数で決まります。宿泊付は10名以上20名以下で6万円、20名を超えるとその人数 × 1,000円が加わります。日帰りは基本額が3万円で、20名を超えた人数 × 500円が加わります。1ツアーあたりの限度額は30万円で、グリーンツーリズムだけ10万円です。宿泊付を3回催行して延べ30人なら、6万円と10人分の1万円で7万円になります。
添乗員も人数に数えますか?
数えません。送客実績には添乗員などは含まれないと、実施要領に書かれています。人数は、実績報告のときの参加者名簿(出せない場合は送客証明書)と送客実績集計表で確かめられます。企画の段階で、参加者だけで10名以上になるかを見込んでおくと、基本額の範囲に入るかが分かります。名簿には貴社の証明印を押して出します。
年度をまたぐツアーはどうなりますか?
対象になりません。ツアー催行期間は2026年5月1日から2027年3月31日までに帰着するもので、年度をまたぐ旅行商品は対象外と明記されています。3月末にかかる行程は、帰着日が3月31日以内に収まるかを確かめてください。4月以降に帰着する商品は、翌年度の募集があるかどうかを、市のページか担当課で確認します。
学校の修学旅行は対象ですか?
対象になりません。学校行事として実施する旅行は、この制度の対象から外れています。国、地方自治体、公的団体が実施する会議や研修旅行、宗教活動や政治活動を目的としたものも同じです。修学旅行の誘致には、市が別に案内している修学旅行等誘致事業補助金があります。内容と要件は、そちらのページで確かめます。
補助を受けたツアーで、広告に決まりはありますか?
あります。採択を受けて実施するときは、作成するポスターやチラシなどに「いちき串木野市ツアー造成事業活用ツアー」と必ず明記します。あわせて、実施したツアーを積極的に発信するよう求められています。応募状況、選考結果、実施結果は、市のホームページなどで随時公開されます。パンフレットは交付申請のときに出す書類でもあるので、制作の段階で入れておきます。
実績報告では何を出しますか?
ツアーを実施した状況の写真、市内の施設や店舗を利用したことが分かる領収書の写し、参加者名簿(出せない場合は送客証明書)や送客実績集計表を出します。名簿や集計表には、貴社の証明印を押します。様式の実績報告書には、事業実績書・収支決算書・完成写真(実施状況写真)をそろえる欄があります。このほか、市長が必要と認める書類を求められることがあります。様式は、市の案内ページから一式をダウンロードできます。
事前相談の受付はいつまでですか?
受付の開始は2026年5月1日で、終わりの日は決まっていません。申込順に受け付け、予算上限に達した時点で終了します。終了の時期は予算の消化次第なので、公式ページに受付の終了が出ていないか確認してから、企画を進めてください。ツアーの募集販売を始める7日前までに出す決まりも、同時にあります。
問い合わせ先はどこですか?
いちき串木野市役所 シティセールス課 食のまち・シティセールス係です。電話は0996-33-5640、ファックスは0996-32-3124で、串木野庁舎2階にあります。事前相談の書類はメールでも出せます。10名未満の場合の扱い、7日前ルールと交付決定の兼ね合い、複数テーマにまたがる企画の扱いなど、公式資料に書かれていない点は、事前相談のときに聞いてください。
