展示会に1回出展するだけの経費でも申請していいのか——そこに線が引かれています。鹿児島県の「かごしまの『稼ぐ力』加速化総合補助金」は、通常枠は補助対象経費25万円以上、重点支援枠は150万円超が申請の最低ラインとして必要です。少額の経費だけでは申請できません。販路拡大・ECサイト構築・海外展開などに取り組む中小企業者の取組経費を、通常枠で3分の2・上限100万円、重点支援枠で4分の3・上限300万円まで補助します。
かごしまの「稼ぐ力」加速化総合補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主) |
| 制度名 | 令和8年度かごしまの「稼ぐ力」加速化総合補助金 |
| 対象業種 | 業種制限なし(製造業・小売業・飲食業・サービス業・建設業・運輸業・農林水産業・商店街等) |
| 利用目的 | 展示会出展、広告宣伝、ECサイト制作、認証申請・取得、研修、外注委託等による販路拡大・取引力強化 |
| 対象地域 | 鹿児島県内に本店または主たる事務所を有する中小企業者 |
| 従業員数 | 中小企業支援法第2条第1項に規定する中小企業者(中小企業基本法と同様、業種ごとに資本金または従業員数のどちらか一方の基準を満たす事業者。みなし大企業〈大企業が株式の一定割合を持つ等で実質的に大企業とみなされる会社〉は除く) |
| 補助上限額 | 通常枠100万円/重点支援枠300万円 |
| 補助率 | 通常枠3分の2以内/重点支援枠4分の3以内 |
| 申請受付 | 2次募集:令和8年8月17日(月)〜10月5日(月) |
| 公式サイト | 鹿児島県「令和8年度かごしまの『稼ぐ力』加速化総合補助金について」 |

通常枠と重点支援枠、どちらが対象になるか
同じ補助金の中に2つの枠があり、入口となる経費の最低ラインが違います。
| 区分 | 補助対象経費の下限 | 補助上限額 | 補助率 |
|---|---|---|---|
| 通常枠 | 25万円以上 | 100万円 | 3分の2以内 |
| 重点支援枠 | 150万円超 | 300万円 | 4分の3以内 |
小規模な展示会出展1回だけなら通常枠、複数の取組を組み合わせた大がかりな販路拡大計画なら重点支援枠、という住み分けです。重点支援枠を選ぶ場合は、中核人材の育成として1人あたり20時間以上の研修を組み込むことが条件になる点も見落とせません。
対象になる/ならないの線引き
- 対象になる:展示会出展経費、広告宣伝費、ECサイト制作経費、認証申請・取得経費、研修費、外注委託費、旅費
- 対象にならない:みなし大企業(大企業の子会社等)、対象経費が通常枠の下限(25万円)に届かない小規模な取組
「中小企業なら誰でも申請できる」と思われがちですが、資本金や従業員数の要件を満たしていても、大企業が実質的に経営を支配する「みなし大企業」に該当すると対象外になります。
よくある質問
通常枠と重点支援枠を両方申請できますか?
公式ページに両枠の同時申請可否は明記されていません。取組内容がどちらの枠に該当するか、事前に鹿児島県中小企業支援課へ相談することをおすすめします。
対象経費が25万円に満たない場合はどうすればいいですか?
通常枠の下限を満たさないため、この補助金の対象にはなりません。経費をまとめて一度に申請するか、他の小規模向け制度を検討してください。
個人事業主も重点支援枠を申請できますか?
対象になります。重点支援枠も含め、中小企業支援法第2条第1項に規定する中小企業者であれば、法人・個人事業主のどちらも申請可能です。
