創業の資金を、茨城県か日本政策金融公庫の融資で借りた。返済が始まると、元金だけでなく利子も毎月出ていきます。その利子を3年間、市が補給してくれるのが神栖市のこの制度です。
2026年1月以降に実行された融資は、利率1%分までが対象で、補給は年10万円が上限です。2025年12月までに実行された融資は年20万円が上限でしたが、その分の承認申請の受付は終わっています。2026年に借りた人の初回の承認申請は2027年1月29日まで、毎年度の交付申請は2027年1月4日から2月26日までです。
神栖市 創業支援融資利子補給制度の要点まとめ
正式名:神栖市創業支援融資利子補給制度
だれが
- 申請者
- 事業者(法人・個人事業主)
- 対象業種
- 業種の指定なし
- 利用目的
- 創業時の融資の利子負担を軽くする
- 対象地域
- 茨城県神栖市(市内に事業所を開設、または開設予定)
- 従業員数
- 公式ページに記載なし
いくら
- 補助上限額
- 年10万円
- 補助率
- 利息の100%(2026年1月以降の融資は利率1%分まで)
そのほか
- 補給期間
- 融資の実行から3年間
いつ・どこへ
- 申請受付
- 2027年1月4日〜2027年2月26日(交付申請。承認申請は1月29日まで)
- 公式サイト
- 神栖市「創業支援融資利子補給制度」
自分の融資は対象になる?
次のすべてに当てはまれば、対象になる見込みです。
当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 5
融資を受けた日から5年を経過していないことも、要項の条件です。対象の融資は3つです。茨城県の創業支援融資、茨城県の女性・若者・障害者創業支援融資、日本政策金融公庫(国民生活事業)の創業時支援に係る融資が当たります。法人は、代表者の市税の滞納も見られます。
次のどちらかに当たると対象外です。
- ✕ 対象外の融資で借りた
- ✕ 個人で、融資実行日に住民票が市外
住民票の条件は、2025年7月1日以降に融資が実行された個人事業主に付きます。それ以前の融資なら、住民票が市外でも他の条件を満たせば対象です。法人について、住民票の条件は公式ページに書かれていません。
いくら戻ってくる?
補給の額は、1年間に払った利子のうち、利率1%に当たる分です。融資の利率が1%未満なら、払った利子の全額が対象になります。年の上限は10万円です(2025年12月までの融資は20万円)。
- 利率0.8%で、年に払った利子が4万円:4万円 × 100% = 4万円
- 利率1.5%で、年に払った利子が9万円:9万円 × 2/3 = 6万円
- 利率2%で、年に払った利子が30万円:30万円 × 1/2 = 15万円 → 上限の10万円
補給の期間は3年間です。期間は、1年目なら融資を受けた日から12月31日まで、2年目以降は1月1日から12月31日までの利子で数えます。
申請の流れ
- 融資を受ける(事業者→県または公庫の対象融資)
- 交付承認申請を出す(事業者→神栖市 企業港湾商工課。初回だけ。2026年に実行した融資は2027年1月29日まで)
- 承認決定通知を受け取る(神栖市→事業者)
- 毎年1月〜2月に交付申請と請求を出す(事業者→企業港湾商工課。2027年は1月4日から2月26日まで)
- 交付決定を受け、口座に振り込まれる(神栖市→事業者)
窓口の受付は、土日祝日を除く午前8時30分から午後5時15分です。融資の返済条件が変わったときは、速やかに承認変更届出書を出します。
必要な書類
準備できた 0 / 10
承認申請の書類は融資の種類で変わります。県の創業融資は上から4つ、公庫は借用証書、お支払額明細書、融資種別確認同意書と承認申請書です。毎年の交付申請は、最後の3つを出します。返済証明書の名前は金融機関ごとに違い、公庫は「お支払済額明細書」、常陽銀行は「受入利息証明書」などです。
もらえなくなるのはどんなとき?
- 承認申請を出さなかった:初回の承認申請が先です。2026年に実行した融資は2027年1月29日までに出します。
- 毎年の交付申請を忘れた:承認を受けても自動では振り込まれません。補給期間中は、毎年1月から2月に申請します。
- 市税の滞納があった:年の12月末までに、本人(法人は代表者を含む)の市税に滞納があると、その年の補給の支払は止まります。
- 補給期間が途中で終わった:融資の繰上返済を終えた、事業所を廃止か市外へ移した、個人が市外へ転出した、のどれかに当たると、その日で終わります。
- 取消しと返還になった:虚偽の申請、融資を目的以外に使った、保証協会などの代位弁済があった、融資から5年以内に市内に事業所を開設しなかった、などで取消しになり、返還を求められることがあります。
制度の変更点
2025年7月1日から、個人事業主には融資実行日に市内へ住民票があるという条件が加わりました。2026年1月1日以降に実行された融資は、補給の対象が利率1%までに変わり、年の上限も20万円から10万円になりました。融資を受けた時期で、使える条件が違います。
よくある質問
どんな融資が対象になりますか?
対象は3つです。茨城県が定める創業支援融資、茨城県の女性・若者・障害者創業支援融資、日本政策金融公庫(国民生活事業)の創業時支援に係る融資です。この3つ以外の融資は、対象として書かれていません。借りる前に、自分の融資がこの3つのどれに当たるかを、金融機関か市の窓口で確かめておくと安心です。
2025年に借りた融資は、いくら補給されますか?
実行日で変わります。2023年4月1日から2025年12月31日までに実行された融資は、利息の100%、年間上限20万円で、補給期間は3年間です。ただし、この期間の融資の承認申請の受付は終わっています。すでに承認を受けている人は、毎年の交付申請を続ければ補給を受けられます。承認を受けたかどうかは、市の窓口で確かめてください。
2026年1月以降に借りると、何が変わりますか?
補給の対象が、払った利子のうち利率1%に当たる分までになります。年間の上限も10万円です。たとえば利率が2%なら、払った利子の半分が対象です。利率が1%未満なら、払った利子の全額が対象になります。2026年1月から12月に実行された融資の承認申請は、2027年1月29日までに出します。
承認申請と交付申請は何が違いますか?
承認申請は、融資が条件を満たすかを市が確認し、3年間の補給を承認する初回だけの手続きです。交付申請は、承認を受けたあとに毎年出す手続きで、その年に払った利子の証明を添えて、補給金の請求も一緒に出します。承認だけでは振り込まれないので、補給期間の3年間は、毎年1月から2月の交付申請を忘れないようにしてください。
神栖市外に住んでいても使えますか?
個人事業主は、2025年7月1日以降に融資が実行された場合、融資実行日に神栖市へ住民票があることが条件です。市外のままでは対象になりません。2025年6月30日以前に実行された融資なら、住民票が市外でも、ほかの条件を満たせば対象です。法人の代表者の住民票の扱いは公式ページに書かれていないので、窓口の企業港湾商工課(0299-90-1182)に確かめてください。
法人でも使えますか?
使えます。法人は、市内に事業所を開設するか、開設する予定であることが条件です。法人の場合は、法人だけでなく代表者についても、市税の滞納がないことが求められます。代表者に滞納があると、補給金の支払も止まります。承認申請の前に、代表者個人の納税状況も確認しておくと、書類の出し直しを防げます。
市税を滞納していると、どうなりますか?
承認を受ける段階で、滞納がないことが条件です。承認のあとでも、その年の12月末までに本人(法人は代表者を含む)の市税に滞納があると、その年の補給金の支払が止まります。補給は年に1回の払いなので、毎年の納付状況が影響します。納期限を過ぎそうな税金があるときは、早めに納付を済ませてください。
融資を繰上返済したら、補給はどうなりますか?
繰上返済で償還を完了した日で、補給期間は終わります。事業所を廃止した場合や市外へ移した場合、個人が市外へ転出した場合も、その日で終わります。また、事業を連続して1か月以上休んだときは、その休んだ期間を補給期間に数えません。返済の予定を変えるときは、先に窓口へ伝えてください。
返済条件が変わったときは、何を出しますか?
金融機関の金利見直しなどで返済条件が変わったときは、速やかに承認変更届出書(様式3号)に、返済条件が変わったことの分かる書類を添えて出します。届出をしないと、交付承認の内容と実際の返済がずれたままになります。様式は市の案内ページにあり、窓口は企業港湾商工課です。変わった時点で連絡しておくと、毎年の交付申請がスムーズです。
過去にこの制度を使ったことがある人は、もう一度使えますか?
使えません。過去にこの補給金の交付承認の決定を受けていないことが、対象の条件です。一度承認を受けると、補給期間の3年が終わったあとも、別の融資で新しく承認を受けることはできません。創業の資金を複数の融資に分けて借りる予定のときは、どの融資で承認を受けるかを、融資の前に企業港湾商工課(0299-90-1182)へ相談しておくと安心です。
いつまでに事業所を開設すればよいですか?
要項には、融資を受けた日から5年以内に、補給の対象となる事業所を市内に開設しなかった場合は、交付決定を取り消されることがあると書かれています。開設予定の段階でも承認の申請はできますが、期限内に開設できないと、すでに受けた補給金の返還を求められるおそれがあります。開設の予定が変わったら、早めに窓口へ連絡してください。
問い合わせ先はどこですか?
神栖市の産業経済部 企業港湾商工課です。電話は0299-90-1182、メールはkigyokowan@city.kamisu.ibaraki.jpです。窓口は神栖市溝口4991-5の分庁舎1階で、受付は土日祝日を除く午前8時30分から午後5時15分です。承認申請や交付申請は窓口に出す手続きなので、書類に不安があるときは、出す前に電話で確認しておくとよいでしょう。
