補助金

【高知県】事業承継等推進事業費補助金とは?上限100万円

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この記事は「事業を譲る・整理する側」が使う補助金の話です。中山間地域で事業を譲り受ける買い手向けの給付金(高知県事業承継奨励給付金)をお探しの場合は、そちらの制度を確認してください。

事業承継計画を専門家に頼んで作ってもらう、あるいはM&Aの仲介を専門会社に委託する——どちらも決して安くありません。「高知県事業承継等推進事業費補助金」は、この専門家費用を肩代わりする制度で、令和8年4月1日に交付要綱が改正されています。対象は一般枠と小規模枠の2種類です。

事業承継等推進事業費補助金の要点まとめ

項目内容
申請者事業者(県内で事業を営む法人・個人事業者)
制度名高知県事業承継等推進事業費補助金(一般枠・小規模枠)
対象業種指定なし
利用目的事業承継計画策定、M&A仲介委託、M&A企業評価作成
対象地域高知県内
従業員数規定なし(県内事業所で常時使用する従業員がいること)
補助上限額一般枠100万円/小規模枠30万円(令和6年度時点。令和8年4月に要綱が改正されており、現行の金額は要問い合わせ)
補助率一般枠1/2以内/小規模枠2/3以内(令和6年度時点)
申請受付公式ページに記載なし(高知県商工労働部経営支援課へお問い合わせください)
公式サイト高知県「高知県事業承継等推進事業費補助金交付要綱の一部改正について」
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事業承継等推進事業費補助金の対象・金額・締切の概要

いくらもらえるか

次の金額は令和6年度の交付要綱に基づく数値です。令和8年4月1日付で交付要綱が改正されているため、現行年度の金額は高知県商工労働部経営支援課(088-823-9697)へ確認してください

類型対象事業補助率補助上限額
一般枠(中小企業者等)事業承継計画策定委託、M&A仲介委託対象経費の1/2以内100万円
小規模枠(小規模事業者)M&A企業評価作成委託対象経費の2/3以内30万円
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(いずれも令和6年度時点の数値)一般枠の対象経費には、初期診断委託料、コンサルティング委託料、事業承継計画の作成委託料、企業価値の算出委託料、M&Aの仲介委託料、着手金などが含まれます。M&A仲介委託は3年間取り組むことが前提で、最終合意契約前に中止した場合は補助金の返還が必要という条件があります。着手金だけ受け取って計画を進めない、という使い方はできません。

小規模枠は、M&Aの前段階にあたる企業評価や企業概要書の作成費用が対象です。企業調査委託料や企業概要書作成委託料などが該当します。

自分は対象になるか確かめる

対象になるのは、次をすべて満たす事業者です。

  • 県内で事業を営む中小企業者等(県内に本社を置く法人、または県内に住所を有する個人事業者)
  • 県内の事業所で常時使用する従業員がいること
  • M&Aの場合は譲渡側であること
  • 県税・県に対する税外未収金の滞納がないこと

既に一度この補助金の交付を受けた事業者は、原則として再度の交付対象にはなりません。ただし、小規模枠で交付を受けた小規模事業者が、その後一般枠で交付を受けようとする場合は例外として認められています。事業の規模が大きくなるにつれてステップアップする使い方が想定されています。

申請の前に必要なこと

申請の前提として、高知県事業承継・引継ぎ支援センターの相談・支援を受けたうえで、県へ申請する流れになっています。いきなり県の窓口に書類を出すのではなく、まずセンターに相談することがスタート地点です。

よくある質問

一般枠と小規模枠はどちらを選べばいいですか?

自社が小規模事業者(常時従業員20人以下、商業・サービス業は5人以下)に該当するかどうかで区分が分かれます。小規模事業者はまず小規模枠(M&A企業評価作成委託)を使い、その後M&Aの仲介委託段階に進む場合は一般枠へステップアップする流れが想定されています。

M&Aで買う側(譲受側)は使えますか?

この補助金は譲渡側(売る側)の費用を対象にしています。買い手側の支援は、別制度の高知県事業承継奨励給付金(中山間地域限定)で用意されています。

申請期間はいつですか?

公式ページには最新の申請期間の明記がありませんでした。(高知県商工労働部経営支援課 事業承継担当 088-823-9697へお問い合わせください)過去の実施年度では4月から翌年2月ごろまで受け付けられていました。

【攻略ガイド】採択される事業計画のつくり方

無料記事では、この補助金に「4つの枠があること」「いくらもらえるか」「直近15次公募の締切」までをお伝えしました。ここから先は、同じ枠を選んでも、事業計画の書き方ひとつで採択・不採択が分かれるという話をします。事業承継・M&A補助金の審査で何が見られているか、どう書けば伝わるかを、実際の記入パターンで見ていきましょう。

1. 事業承継・M&A補助金の"審査の勘所"

事業承継・M&A補助金の事業計画には、他の設備投資系の補助金とは違う、この補助金ならではの前提があります。それは「自社の計画だけでは完結せず、承継やM&Aの"相手方"が実在して初めて成立する」という点です。専門家活用枠・PMI推進枠は、相手方との交渉状況や合意内容が具体的であるほど、計画に説得力が出ます。

その上で、審査で見られる観点は大きく3つに整理できます。

観点審査で見られること
①承継・M&Aの必要性の説明力なぜ今、承継やM&Aが必要なのか(後継者不在、譲渡側の高齢化、事業規模拡大など)が、自社の状況に即して具体的に書けているか
②シナジー(相乗効果)の具体性譲り受ける・譲り渡す相手と組むことで何が生まれるか(顧客基盤・技術・人材・店舗網など)。「継ぐ」「買う」という行為そのものではなく、その先の展望が描けているか
③PMI(統合後)の実現可能性特に買い手側・専門家活用枠では、統合後に経営・組織・システムをどう一体化させるかの道筋が、PMI推進枠を使わない場合でも問われる
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事業承継促進枠では、これに加えて「承継後の取組が経営革新に資するものかどうか」が問われます。単に古い設備を同じものに置き換えるだけでは経営革新とは評価されにくく、新しい商品・サービス・生産方式・顧客層への展開など、承継を機にした"変化"が計画に組み込まれているかが見られます。

多くの事業計画が弱くなりやすいのは、「承継する」「M&Aをする」という行為自体が目的化してしまい、その後どう事業が変わる・伸びるのかが書けていないパターンです。

2. 採択される事業計画の骨子

枠によって骨子は少しずつ異なりますが、共通しているのは「現状→なぜこの取組が必要か→その先どうなるか→効果の見込み」という流れです。

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免責事項: 本記事の内容は2026年8月時点で確認できた情報にもとづきます。補助上限額・補助率・対象要件・受付状況は変更される場合があるため、申請前に必ず高知県の公式ページで最新の内容をご確認ください。

出典(一次情報)

この記事を書いた人
ハルタ|元・現場監督
設備の入れ替えを見てきた元・現場監督

空調・電気設備の施工管理を10年経験。「見積は出たのに、費用で止まる」現場を数え切れないほど見てきました。省エネ・設備投資・店舗改装まわりを、実際に工事が動く順番で解説します。掲載内容は公募要領などの一次情報をもとに整理しています。

本記事は情報提供を目的としており、補助金の採択・交付を保証するものではありません。 補助上限額・補助率・締切等の内容は変更される場合があります。申請にあたっては、必ず 公式サイト・最新の公募要領をご確認ください。