九州経済産業局は令和8年4月1日、8つの経済産業局の中でもっとも早くこの補助金の公募を始めました。年度が始まってすぐに公募をかけているのは、産業支援機関側の事業計画に間に合わせる意図があると考えられます。福岡県を含む九州7県を管轄するこの局の分は、令和8年5月8日で受付を終了しました。
中小企業等知的財産支援地域連携促進事業費補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(産業支援機関。都県の中小企業支援センター、金融機関、商工会・商工会議所、公益法人、大学・TLO等) |
| 制度名 | 中小企業等知的財産支援地域連携促進事業費補助金(令和8年度・九州経済産業局) |
| 対象業種 | 業種指定なし |
| 利用目的 | 創業・第二創業、販路開拓・展示会、事業承継・M&A、研究開発・実証、人材育成・研修、まちづくり・地域振興、設備投資、DX・IT導入、脱炭素・省エネ、福祉・医療 |
| 対象地域 | 九州7県(福岡県ほか佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島) |
| 従業員数 | 規定なし(産業支援機関が申請者。傘下の中小企業への知財支援が事業内容) |
| 補助上限額 | 申請区分A(地域中小企業支援拡充型)1,000万円/区分B(地域中小企業支援構築型)500万円(定額) |
| 補助率 | 区分A: 補助対象経費の1/2以内/区分B: 定額 |
| 申請受付 | 令和8年4月1日〜5月8日(受付終了) |
| 公式サイト | 九州経済産業局「中小企業等知的財産支援地域連携促進事業費補助金(令和8年度)」 |

公募開始日が全国で一番早い理由
同じ制度でも、公募の開始時期は経済産業局ごとにばらつきがあります。九州経済産業局は4月1日という年度初日に公募を始めています。一方で東北や中国は4月9日・10日、中部も4月10日からです。「公募が始まるのはだいたい4月中旬だろう」と油断していると、九州エリアではすでに公募が動き出しているということが起こりえます。 全国共通の制度でも、動くタイミングは経済産業局ごとに確認する必要があります。
九州ならではの支援機関の顔ぶれ
九州は自動車・半導体関連の製造業が集積する地域と、農業・食品加工が強い地域が混在しています。この補助金の申請者になれる産業支援機関には、商工会議所・商工会に加えて、金融機関やJETRO、大学・TLOも含まれます。 半導体関連の技術系スタートアップを支援するなら大学・TLOが、食品加工業の商標・地域団体商標を支援するなら商工会が窓口になる、といった使い分けが起きやすい地域だと考えられます。
受付終了後、福岡県の事業者ができること
令和8年度分は5月8日で受付を終了しています。 中小企業自身が直接申請する制度ではないため、次にできることは限られます。
- 取引先の商工会議所・商工会・金融機関に知財支援の取組を確認する
- 支援機関が未活用であれば、次年度の申請を働きかける
よくある質問
今から申請できますか?
できません。九州経済産業局分は令和8年5月8日をもって受付を終了しています。 また申請できるのは中小企業そのものではなく産業支援機関です。
なぜ九州は公募が始まるのが早いのですか?
九州経済産業局は令和8年4月1日、年度初日から公募を始めています。 他局より早いタイミングであるのは事実ですが、その理由は公式に明記されていません。
中小企業が個社で直接申請できますか?
できません。申請できるのは商工会議所・商工会・金融機関・公益法人などの産業支援機関です。
