電気代の請求書が、去年より重い。食材の仕入れ値も、じわじわ上がる。介護の現場では、こうしたコスト増を利用料に転嫁できません。ここで経営が圧迫される事業所は少なくありません。
小樽市の「介護保険施設等物価高騰重点支援事業」は、この物価高騰分を国の重点支援地方創生臨時交付金を使って支援する制度です。サービスの区分ごとに定額が決まっています。ただし申請期間は令和8年6月1日から7月31日までと短く、記事を読んでいる時点で締切を過ぎている可能性があります。まずは小樽市介護保険課に現在の受付状況を確認してください。
小樽市介護保険施設等物価高騰重点支援事業の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主) |
| 制度名 | 介護保険施設等物価高騰重点支援事業 |
| 対象業種 | 介護保険サービス事業者(訪問介護・通所介護・施設サービス等) |
| 利用目的 | 光熱費・食材料費等の物価高騰への対応 |
| 対象地域 | 北海道小樽市 |
| 従業員数 | 規定なし |
| 補助上限額 | 居宅サービス18,000円/事業所、通所サービス6,000円/定員1人、居住系・施設サービス13,000円/定員1人 |
| 補助率 | 定額支給(区分ごとの単価) |
| 申請受付 | 令和8年6月1日〜7月31日 |
| 公式サイト | 小樽市「介護保険施設等物価高騰重点支援事業について」 |

対象は3区分。自分の事業所がどれに入るか
対象は、市内に事業所があり、令和8年4月1日時点で法令上の指定を受けている介護保険事業所・施設です。区分は次の3つに分かれます。
- 居宅サービス(1事業所あたり18,000円):訪問介護、訪問入浴介護、訪問看護、訪問リハビリテーション、居宅療養管理指導、福祉用具貸与・販売、居宅介護支援など
- 通所サービス(定員1人あたり6,000円):通所介護、地域密着型通所介護、認知症対応型通所介護
- 居住系・施設サービス(定員1人あたり13,000円):短期入所生活介護、特定施設入居者生活介護、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)、介護老人保健施設、介護医療院など
通所・施設系は定員数に単価をかけた金額になるため、事業所単位で定額の居宅サービスより支給額が大きくなりやすい設計です。対象になるのは、令和8年4月1日時点で法令上の指定を受けている事業所・施設だけで、それ以降に新規指定を受けた事業所は対象になりません。
手続きは郵送か持参のみ
申請方法は郵送または持参で、電子申請には対応していません。必要書類は支給申請書、口座振込申出書、振込先通帳の写しなどです。申請案内は5月下旬ごろに発送される予定でした。
問い合わせ先は福祉保険部介護保険課(電話0134-32-4111 内線455・460・474ほか、メールkaigo@city.otaru.lg.jp)です。
よくある質問
訪問介護事業所も対象になりますか?
なります。訪問介護は居宅サービス区分(1事業所あたり18,000円)に含まれます。
特別養護老人ホームはいくら支援されますか?
居住系・施設サービス区分に該当し、定員1人あたり13,000円が支給されます。定員100人なら130万円の計算です。
申請はオンラインでできますか?
できません。郵送または持参のみです。電子申請には対応していません。
