国内のお茶の消費量は年々減っている一方、海外での日本茶の需要は伸びています。ただし輸出向けに求められる茶の作り方は、国内向けとは異なる部分があります。残留農薬の基準や加工方法が違うため、設備を入れ替えなければ輸出そのものができない、という壁にぶつかる茶業者は少なくありません。
静岡県の静岡茶海外戦略展開支援事業費補助金(輸出拡大生産転換設備等導入支援事業)は、この生産体制の転換にかかる設備投資を支援する制度です。ただし公募期間は令和8年8月3日17時までと、残り期間がわずかしかありません。
静岡茶海外戦略展開支援事業費補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主) |
| 制度名 | 静岡茶海外戦略展開支援事業費補助金(輸出拡大生産転換設備等導入支援事業) |
| 対象業種 | 農業(茶業。輸出生産拠点の茶業者等) |
| 利用目的 | 輸出需要に対応した茶の生産体制への転換(施設・設備の導入) |
| 対象地域 | 静岡県内 |
| 従業員数 | 規定なし(公式ページに記載なし。お茶振興課へお問い合わせください) |
| 補助上限額 | 公式ページに記載なし(公募要領PDFに記載の可能性あり。お茶振興課へお問い合わせください) |
| 補助率 | 公式ページに記載なし(公募要領PDFに記載の可能性あり。お茶振興課へお問い合わせください) |
| 申請受付 | 令和8年6月26日~令和8年8月3日17時(最寄りの農林事務所へ提出) |
| 公式サイト | 静岡県「令和8年度静岡茶海外戦略展開支援事業費補助金(輸出拡大生産転換設備等導入支援事業)の公募の御案内」 |

自分は対象になる?
対象になるのは、静岡県内で輸出生産拠点となる茶業者等です。輸出需要に対応するために必要な施設・設備を導入する事業が支援対象で、公式ページの案内では「輸出需要に対応した茶の生産体制への転換を図るために必要な施設又は設備等を導入する事業」と説明されています。
補助率や上限額、対象経費の細かな範囲は公式ページの本文には明記されておらず、公募要領のPDF資料に記載されているとみられます。金額を伴う投資判断をする前に、必ずPDFの内容か窓口への確認で正確な数字をつかんでおく必要があります。
つまずきやすい順番の話
この制度は令和8年8月3日17時が申請期限です。 執筆時点(2026年8月1日)であと2日ほどしか残っていません。今から検討を始める場合、設備の見積を取ってから申請書を仕上げる時間はほぼ無いと考えたほうが安全です。
申請先は最寄りの農林事務所で、次の5か所から選ぶ形になっています。
- 富士農林事務所
- 中部農林事務所
- 志太榛原農林事務所
- 中遠農林事務所
- 西部農林事務所天竜農林局
間に合わない場合でも、次年度以降に同様の公募が実施される可能性があります。 静岡県は毎年、静岡茶の輸出戦略にかかる補助事業を実施しているため、今回の締切を逃した場合はお茶振興課に来年度の公募予定を問い合わせておくという手があります。
書類をそろえる
公式ページには公募要領のPDF資料が添付されています。申請にあたっては、この公募要領で対象経費・補助率・提出書類の詳細を確認したうえで、最寄りの農林事務所へ相談することが前提になります。輸出向けの生産体制への転換という性質上、輸出先の基準に対応した設備であることを示す資料が求められる可能性が高く、早めに農林事務所へ相談することをおすすめします。
よくある質問
補助率・上限額はいくらですか?
公式ページの本文には明記されていません。公募要領のPDF資料に記載されているとみられるため、静岡県経済産業部農業局お茶振興課(054-221-2674)へ確認することをおすすめします。
申請期限を過ぎたら来年度まで待つしかありませんか?
静岡県は毎年、静岡茶の輸出戦略にかかる補助事業を実施しています。今回の令和8年度公募に間に合わない場合は、お茶振興課に次年度の公募予定を確認しておくとよいでしょう。
どの農林事務所に申請すればよいですか?
事業を実施する茶園・工場等の所在地に応じて、富士・中部・志太榛原・中遠・西部(天竜農林局)のいずれかの農林事務所に申請します。どの事務所が担当になるか分からない場合は、お茶振興課に確認してください。
