航空機産業に新規参入したいが、要求される認証取得のコストが重い——それぞれの認証で、いくらまで補助されるのか。 静岡県の「航空機産業認証取得助成金」は、JIS Q 9100・Nadcap・ISO27001という3種類の認証取得費用を補助率1/2以内で支援する制度です。受付は2026年5月15日12:00必着(事前相談は4月30日まで)で、すでに募集を終了しています。
令和8年度航空機産業認証取得助成金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(県内に主たる事務所・事業所を有する中小企業) |
| 制度名 | 令和8年度航空機産業認証取得助成金 |
| 対象業種 | 製造業(航空機産業への参入を目指す事業者) |
| 利用目的 | 設備投資、DX・IT導入(認証取得にかかる経費) |
| 対象地域 | 静岡県内 |
| 従業員数 | 中小企業(静岡県内に主たる事務所・事業所を有すること) |
| 補助上限額 | JIS Q 9100は300万円以内、Nadcapは500万円以内、ISO27001は100万円以内 |
| 補助率 | 1/2以内 |
| 申請受付 | 2026年5月15日12:00必着(事前相談は4月30日まで。終了) |
| 公式サイト | Jグランツ「令和8年度 航空機産業認証取得助成金」 |

認証の種類で上限額が5倍違う
3つの認証は取得の難易度もコストも異なるため、上限額に差がついています。
- JIS Q 9100(品質マネジメントシステムの国際規格): 上限300万円
- ISO27001(情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格): 上限100万円
- Nadcap(航空宇宙産業の特殊工程に関する認証制度): 上限500万円
どの認証を取得するかによって、実質的な補助の受けやすさが大きく変わります。 Nadcapは上限額こそ大きいものの、取得難易度・費用そのものも高いため、自社が目指す認証の実費と上限額を照らし合わせてから申請を検討する必要があります。
この制度と混同しやすい別制度
同じ静岡県産業振興財団が実施する「航空機産業高度人材育成事業費補助金」は、社員研修費が対象で、認証取得費用は対象外です。逆に、この助成金は認証取得費用が対象で、研修費用は対象外になります。両方を使う予定があるなら、それぞれ別に申請する必要があります。
よくある質問
3つの認証を同時に申請できますか?
公式ページには複数認証の同時申請可否が明記されていません。事前相談の段階で静岡県産業振興財団に確認することをおすすめします。
研修費用もこの助成金でまかなえますか?
まかなえません。研修費用は「航空機産業高度人材育成事業費補助金」という別制度が対象です。
事前相談は必須ですか?
必須です。申請締切(5月15日)より前の4月30日までに事前相談を終える必要があります。
