外国人観光客が増えても、店の対応が追いつかなければ機会を逃します。徳島県が支援するのは、そこの「追いつかせる」部分です。
徳島県インバウンド等受入環境整備促進事業補助金は、県内の飲食店・宿泊施設・免税店・観光施設・交通事業者等が行う多言語対応・無料Wi-Fi導入・キャッシュレス決済機器の導入を支援する制度です。3つの取組のうち、どれか1つでも対象になります。
徳島県インバウンド等受入環境整備促進事業補助金の要点まとめ
正式名:徳島県インバウンド等受入環境整備促進事業補助金
だれが
- 申請者
- 事業者(法人・個人事業主)
- 対象業種
- 飲食店・宿泊施設・免税店・観光施設・タクシー/バス/鉄道事業者・航空旅客ターミナル運営者等
- 利用目的
- 多言語対応・無料Wi-Fi導入・キャッシュレス決済機器の導入
- 対象地域
- 徳島県内
- 従業員数
- 規定なし(公式ページに明記なし)
いくら
- 補助上限額
- 基本50万円(バス・鉄道事業者は100万円、航空旅客ターミナル運営者は300万円)
- 補助率
- 多言語対応は3分の2以内、その他(Wi-Fi・キャッシュレス)は2分の1以内
いつ・どこへ
- 申請受付
- 令和8年5月15日(金)〜令和9年1月29日(金)

なぜ「多言語対応」だけ補助率が高いのか
3つの取組のうち、多言語対応だけ補助率が3分の2、他の2つは2分の1です。この差には理由があります。
Wi-Fiやキャッシュレス決済機器は、導入すれば国内客にも使えます。一方、多言語対応(メニューの翻訳・案内表示の外国語化など)は、訪日客以外にはほとんど使い道がありません。県が補助率を上げているのは、投資回収の見込みにくい取組を後押しするためだと読み取れます。
業種によって上限額が変わります
補助上限額は一律ではありません。
- 飲食店・宿泊施設・免税店・観光施設:上限50万円
- タクシー・バス・鉄道事業者:上限100万円
- 航空旅客ターミナル運営者:上限300万円
上限額が業種で分かれているのは、想定される投資規模の違いです。個人店の券売機多言語化と、鉄道会社の案内システム改修とでは、必要な費用の桁が違います。自分の業種がどの区分に入るかで、使える上限が変わる点に注意してください。
具体例で見る補助額
- 個人経営の飲食店が、メニューを多言語対応(30万円)した場合:補助率3分の2で補助額20万円
- タクシー会社が、車載端末にキャッシュレス決済機器を導入(180万円)した場合:補助率2分の1で90万円だが、上限100万円以内なので補助額90万円
申請の注意点
申請受付期間は令和9年1月29日までと長めですが、予算がなくなり次第、受付が終了する可能性があることは、この種の補助金では一般的です。公式ページにも明確な打ち切り時期の記載はないため、実施が決まった時点で早めに問い合わせることをおすすめします。
よくある質問
3つの取組すべてに申請できますか?
公式ページの記載からは、複数の取組を組み合わせて申請できるかどうかは明確ではありません。多言語対応とWi-Fi導入を同時に行う場合の扱いは、徳島県観光協会にご確認ください。
個人事業主でも申請できますか?
対象者は「県内で営業する事業者」とされており、法人・個人事業主を区別する記載はありません。該当する業種であれば、個人事業主も対象と考えられます。
補助金はいつ振り込まれますか?
公式ページに具体的な交付時期の記載はありません。一般的な補助金と同様、事業完了後の実績報告・審査を経て交付される流れと考えられます。詳しくは徳島県観光協会にご確認ください。
