農業機械の見積書を前に、金額の大きさで購入を先送りしている農業者は少なくありません。豊田市の補助金は、その購入費の2割を出します。
機械の購入を対象にするのはB機械コースで、上限は30万円、受付は2026年10月30日までです。肥料や農薬などの購入費を対象にしたA資材コースは、2026年6月30日で受付を終えています。機械の買い方には条件があり、ネット通販での購入は対象外です。
豊田市農業用資機材購入費補助金の要点まとめ
正式名:豊田市農業用資機材購入費補助金
だれが
- 申請者
- 事業者(法人・個人事業主)※農業者
- 対象業種
- 農業
- 利用目的
- 農業用機械の購入(B機械コース)
- 対象地域
- 愛知県豊田市
- 従業員数
- 規定なし(農業販売額50万円以上か耕地30アール以上)
いくら
- 補助上限額
- B機械コース30万円(A資材コースは10万円・受付終了)
- 補助率
- 補助対象経費の20%(千円未満切り下げ)
いつ・どこへ
- 申請受付
- 2026年5月7日〜2026年10月30日(B機械コース)
- 事業の完了
- 2026年12月31日までに納品(実績報告は2027年1月29日まで)
自分は対象になる?
次の5つにすべて当てはまれば、対象の見込みです。
当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 5
次のどれかに当たると対象外です。
- ✕ 販売額も耕地面積も基準に届かない
- ✕ ネット通販で機械を買う
- ✕ 汎用性が高く他の用途に使える機械
販売額は、個人なら2025年1月1日から12月31日までの農業販売額で見ます。法人は、2026年4月1日に直近の決算で判断されます。耕地面積は、2026年4月1日時点の農地台帳の面積です。30アールは3,000平方メートルにあたります。
耕地面積が30アール以上なら、販売額を示す書類は要りません。窓口で面積を確かめてもらえます。公式ページは「50万円以上」「30アール以上」と書きますが、申請書の様式には「超えている」とあります。ちょうど基準の額や面積のときは、窓口で確かめます。
いくら戻ってくる?
購入費(税抜き)の2割です。千円未満は切り下げられます。上限の30万円に届くのは、購入費が150万円以上のときです。
- 電動の農業用機械を60万円で買う:60万円 × 20% = 12万円
- エンジン式の機械を中古で123万4,000円で買う:123万4,000円 × 20% = 24万6,800円 → 千円未満を切り下げて24万6,000円
- 機械を200万円で買う:200万円 × 20% = 40万円 → 上限の30万円
上限の30万円に達するまでは、何度でも申請できます。1回の申請で複数の機械をまとめることもできます。たとえば先に12万円が決まったあとは、残り18万円分まで申請できる計算です。
どんな機械が対象?
対象にならないものを先に見ます。
- ネット通販で買った機械
- 農業以外の用途に転用しやすい、汎用性の高い機械
- 消費税にあたる分
- 2026年4月1日より前、または12月31日より後に納品される機械
対象になるものは次のとおりです。
- 電力またはエンジンを動力源にする農業用機械
- 上の機械の中古品
- 実店舗で買ったもの(原則として豊田市内の店)
申請書には、機械の分類としてトラクター、トラクターに使う作業機械、耕転機・管理機、田植機、コンバイン、収穫調整機、防除機、刈払機、自動操舵システム、その他の農業機械が並びます。新品か中古か、メーカー・型番、購入店、納品の予定日、税抜きの購入金額も書きます。
納品の期間は、2026年4月1日から12月31日までです。注文から納品までに日数がかかる機械は、この日付から逆算して動くと整理しやすくなります。
申請の流れ
- 購入する機械の見積書をもらう(農業者→販売店。原則として市内の実店舗)
- 交付申請書を書面で出す(農業者→JAの窓口。10月30日まで)
- 交付決定通知書が届く(豊田市→農業者)
- 機械を買って、12月31日までに納品を受ける(農業者→販売店)
- 実績報告書兼請求書を出す(農業者→JAの窓口。納品と支払いのあと、すみやかに。領収書や納品の写真を付ける)
- 額確定通知書が届き、補助金が口座に振り込まれる(豊田市→農業者)
交付申請の段階では、購入予定の金額が分かる見積書を出します。支払いが済んだあとの実績報告で、領収書や納品書を出す二段階です。実績報告は2027年1月29日までに出せないと、補助金が支給されません。交付申請より前に納品を受けた機械は、交付申請と実績報告書を併せて出します。申請と相談の受付は、市があいち豊田農業協同組合に委託しています。
必要な書類
準備できた 0 / 8
農業販売額の書類は、青色申告決算書(農業所得用)や収支内訳書(農業所得用)が例に挙がっています。ない場合は、販売額明細書(参考様式第1号)に販売伝票や帳簿の内容を書いて付けます。耕地面積が30アール以上なら不要です。
写真の1枚は機械の全体です。もう1枚は、市から届く補助事業名のシールを貼った場所が分かるものです。複数の機械をまとめるときは、購入内容の別紙も付けます。
申請と相談の窓口は、営農企画課(0565-31-2460)と各地の営農センターです。書面で出します。
もらえなくなるのはどんなとき?
- 買った店がネット通販:実店舗での購入が条件です。原則として市内の店が購入先になります。
- 納品が期間の外:2026年4月1日から12月31日までに納品されたものだけが対象です。
- 実績報告が遅れた:2027年1月29日までに出せないと、補助金が支給されません。
- 予算がなくなった:10月30日より前でも、予算(1億8,000万円)がなくなり次第終了します。
- 汎用性の高い機械:他の用途に転用しやすい機械は対象から外れます。
交付申請の前に納品を受けた機械でも、交付申請と実績報告書を併せて出す形で受け付けられます。ただし納品が2026年4月1日以降であることが前提です。迷う機械は、購入の前に窓口へ確かめておくと安心です。
肥料や農薬の資材コースは?
A資材コースは、2025年中に買った種苗・肥料・飼料・農薬の購入費が対象でした。補助は購入費の2割で、上限は10万円です。受付は2026年6月30日で終わっています。
申請は1経営体につき1回までの決まりでした。A資材コースとB機械コースは、対象経費も上限額も別に決められています。両方を使えるかは、公式ページに記載がありません。窓口で確かめてください。
よくある質問
A資材コースは、もう申請できませんか?
2026年6月30日で受付を終えています。対象は2025年中に購入した種苗・肥料・飼料・農薬の購入費でした。機械の購入費を対象にするB機械コースは、受付が2026年10月30日までです。来年度以降に同じ制度があるかは、公式ページに記載がありません。気になる場合は、市の農業振興課(0565-34-6785)に確かめてください。
B機械コースは何回でも申請できますか?
補助額が上限の30万円に達するまでは、何度でも申請できます。1回の申請で複数の機械をまとめることもできます。たとえば12万円分の補助が決まったあとは、残り18万円分まで別の機械で申請できる計算です。上限に達したあとの申請はできなくなります。機械を何台か買う予定なら、合計の見込みを先に出しておくと整理しやすくなります。
農業販売額が50万円未満でも申請できますか?
経営耕地面積が30アール以上なら申請できます。要件は「農業販売額50万円以上、または経営耕地面積30アール以上」で、どちらか一方を満たせば足ります。耕地面積は2026年4月1日時点の農地台帳の面積で見られ、窓口で確かめてもらえます。販売額も耕地面積も基準に届かない場合は、対象外です。
法人でも申請できますか?
申請できます。対象は市内に住所または本店がある個人か法人です。農業販売額は、個人が2025年1月1日から12月31日まで、法人が2026年4月1日に直近の決算で判断されます。営農を続ける意思があり、市税の滞納がないことも条件です。法人の場合も、販売額の分かる書類(決算書など)を用意します。
ネット通販で買った機械は対象になりますか?
対象になりません。農業用機械の購入は実店舗でするものとされ、原則として豊田市内にある実店舗が購入先です。ネット通販は、中古品も含めて対象外と書かれています。ネットで見つけた機械を買いたい場合は、近くの販売店を通して注文できるかを確かめると、実店舗での購入にそろえられます。
中古の農業用機械も対象ですか?
対象です。電力またはエンジンを動力源とする農業用機械の中古品も、補助の対象に入っています。ただし購入先が実店舗であること、2026年4月1日から12月31日までに納品されることは新品と同じです。補助額も購入費の2割で、千円未満は切り下げられます。中古でも見積書や領収書は必要です。
購入費の消費税も補助されますか?
消費税にあたる分は、補助対象経費に含まれません。機械の購入費から消費税相当分を除いた金額が基準です。たとえば税抜き100万円の機械なら、100万円の2割で20万円が補助の目安になります。見積書は税抜きと税込みが分かる形でもらっておくと、申請のときに迷いません。
いつまでに機械を納品してもらえばいいですか?
2026年12月31日までです。対象になるのは、2026年4月1日から12月31日までに納品される機械です。受付の期限(10月30日)とは別の日付なので、混同しないようにします。納品と支払いのあとの実績報告は、2027年1月29日までに出します。注文から納品までに日数がかかる機械は、販売店に納期を確かめます。
どこに申請すればいいですか?
あいち豊田農業協同組合の営農企画課(豊田市西町4-5、0565-31-2460)か、各地の営農センターです。提出は書面で、市が受付をJAに委託しています。営農センターは豊田・上郷・高岡・猿投・松平・藤岡・小原・足助・旭・稲武・下山の11か所です。様式は申請窓口か市の農業振興課で配られています。
予算がなくなったら、受付は終わりますか?
終わります。公式ページには予算1億8,000万円と書かれ、なくなり次第終了となっています。受付期間が10月30日まででも、その前に締め切られることがあります。予算1億8,000万円は、チラシでは両コースに共通する注意として載っています。残りの予算の状況は、公式ページに記載がありません。
実績報告では何を出しますか?
納品と支払いのあと、すみやかに出します。2027年1月29日までに出せないと補助金は支給されません。実績報告書兼請求書(様式第4号)に、領収書、納品書やレシート、納品の写真2枚、通帳の写しを付けます。写真の1枚は機械の全体、もう1枚は市から届く補助事業名のシールを貼った場所が分かるものです。申請者の名前と口座の名義は、一致している必要があります。複数の機械は購入内容の別紙を付けます。
問い合わせ先はどこですか?
制度の内容は、豊田市の産業部 農業振興課(0565-34-6785)に確かめられます。申請書の受け取りや提出は、JAの営農企画課か営農センターです。対象になるかどうか迷う機械は、申請の前に窓口へ聞いておくと安心です。受付期間と予算は、公式ページでも確かめられます。
