保育士の給料、地域で差が出やすい。阿見町には、その差を埋める独自の上乗せがある。
対象は、町内の私立保育園・認定こども園・小規模保育事業者で働く保育士・幼稚園教諭。正規雇用なら月1万5千円、非正規でも月120時間以上働けば対象になる。3か月ごとにまとめて振り込まれる仕組みだ。
支給額は、雇用形態と勤務時間で変わる
支給額は3段階に分かれている。
| 雇用形態・勤務時間 | 月額 |
|---|---|
| 正規雇用 | 15,000円 |
| 非正規雇用(月150時間以上) | 10,000円 |
| 非正規雇用(月120時間以上150時間未満) | 5,000円 |
月120時間に届かない非正規雇用は、この助成金の対象に入らない。パートで働く保育士は、まず自分の契約時間が120時間の壁を超えているかを確認する必要がある。
支給は3か月ごと。年間でまとめて計算すると、正規雇用なら年6万円、非正規(150時間以上)なら年4万円が上乗せされる計算になる。
支給の条件は「継続雇用」と「実働時間」
対象になるには、次の2つを満たす必要がある。
- 申請月の初日から末日まで、同一施設に継続して雇用されていること
- 実勤務時間の合計が、就業規則等で定められた時間の2分の1を超えていること
月の途中で入退職した月は、対象から外れる可能性が高い。休職・欠勤が多い月も、実働時間が就業規則の半分を超えるかどうかで判定される。
申請の流れ
申請するのは、保育士本人ではなく施設側だ。施設が、申請書兼請求書、勤務証明書、保育士登録証の写しをまとめて町に提出する。
保育士個人が直接申請する制度ではない。自分の施設がこの助成金を活用しているかどうかは、勤務先の事務担当に確認するのが早い。
保育士等の処遇改善には、複数の制度がある
保育士の処遇改善に使える制度は、国の助成金と自治体独自の上乗せが重なっていることが多い。要件を満たしているかどうかで支給が決まる「要件充足型」の仕組みは共通しているが、対象時間・支給額・申請単位は制度ごとに違う。似た名前の制度を混同すると、本来もらえるはずの上乗せを取りこぼすことがある。処遇改善に関わる助成金に共通する注意点は、GRANTOS公式LINEの登録者限定ページで紹介している。
よくある質問
パート勤務の保育士でも対象になりますか?
なる。月120時間以上の契約であれば、非正規雇用でも対象になる。ただし月120時間に届かない場合は対象外だ。
月の途中で退職した場合はどうなりますか?
対象外になる可能性が高い。支給の条件には「申請月の初日から末日まで、同一施設に継続雇用されていること」が含まれている。
幼稚園教諭も対象になりますか?
対象になる。町内の私立保育園・認定こども園・小規模保育事業者に勤務する幼稚園教諭も、この助成金の対象に含まれる。
免責事項: 本記事の内容は2026年7月時点で確認できた情報にもとづきます。支給額・対象要件・申請方法は変更される場合があるため、申請前に必ず阿見町の公式ページで最新の内容をご確認ください。
出典:
この補助金の概要(早見表)
| 検索項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主) |
| 制度名 | 阿見町保育士等処遇改善助成金 |
| 対象業種 | 保育(私立保育園・認定こども園・小規模保育事業者) |
| 利用目的 | 保育士・幼稚園教諭の確保・定着に向けた処遇改善 |
| 対象地域 | 茨城県阿見町 |
| 従業員数 | 公式ページに記載なし(阿見町こども未来課へお問い合わせください) |
| 補助上限額 | 月15,000円(正規雇用)、月10,000円(非正規・150時間以上)、月5,000円(非正規・120〜150時間未満) |
| 補助率 | 定額支給(雇用形態・勤務時間による段階制) |
| 申請受付 | 通年(3か月ごとに支給、施設を通じて申請) |
| 公式サイト | https://www.town.ami.lg.jp/0000006057.html |
※この表の項目(対象業種・利用目的・対象地域・従業員数)は、GRANTOSの補助金診断の検索軸に対応しています。
保育・人材確保にあわせて、他に使える補助金がないか気になる方は、3分でできる補助金診断も活用してみてください。
対象時間の判定や、他の処遇改善制度との組み合わせに迷う場合は、専門家に相談するのも一つの手です。
