原子力に関わる設備・サービスの安全性と信頼性を高める取り組みを支援する制度が「原子力産業基盤強化事業補助金」です。令和4年度分は、資源エネルギー庁が補助事業を実際に運営する執行団体を公募する形式で実施され、この公募は募集を終了しています。現在は応募できません。
原子力産業基盤強化事業補助金の要点まとめ
正式名:令和4年度「原子力産業基盤強化事業補助金」
だれが
- 申請者
- 事業者(補助事業を執行する団体)
- 対象業種
- 汎用(原子力関連の設備・サービスに関わる事業者)
- 利用目的
- 創業・第二創業、販路開拓・展示会、まちづくり・地域振興、事業承継・M&A、研究開発・実証、人材育成・研修、資金繰り・融資、人材確保・雇用、安全・防災、設備投資、DX・IT導入、脱炭素・省エネ、福祉・医療
- 対象地域
- 全国
- 従業員数
- 規定なし(執行団体としての実施体制が審査される)
いくら
- 補助上限額
- 上限3億円
- 補助率
- 1/2
いつ・どこへ
- 申請受付
- 終了(2022年5月10日〜5月30日)
- 公式サイト
- https://www.enecho.meti.go.jp/appli/public_offer/2021/20220309_001.html

この制度は事業者が直接申請する形ではない
一般的な補助金は事業者が自社の取り組みに対して直接申請しますが、この制度は仕組みが異なります。資源エネルギー庁がまず補助金全体を運営する「執行団体(補助事業者)」を公募し、採択された団体が個別の取り組みへの助成を実施するという2段構えの構造です。
つまり、令和4年度の公募で募集されたのは個々の設備投資やサービス改善への支援ではなく、それらを審査・交付する立場の団体そのものです。原子力関連の事業者がこの補助金の恩恵を受けるには、採択された執行団体が改めて実施する個別公募を待つ必要があります。
なぜ原子力の分野だけ執行団体方式なのか
原子力関連の安全対策・信頼性向上の取り組みは、専門的な知見が必要で、対象となる事業者数も他の産業支援策と比べて限られます。業界団体や専門機関が間に入ることで、審査の専門性を担保しつつ、行政側の実務負担を抑える狙いがあると見られます。この方式は他の資源エネルギー庁系の補助金(省エネ投資促進支援など)でも共通して採用されています。
よくある質問
今から申請できますか?
いいえ。令和4年度の執行団体公募(2022年5月10日〜5月30日)は終了しています。原子力関連の事業者が個別支援を受けるには、採択された執行団体による下位の公募を確認する必要があります。最新の公募状況は資源エネルギー庁の公式ページでご確認ください。
個々の企業はどこに申請すればよいですか?
この公募自体は執行団体向けです。採択された団体が実施する個別の助成事業に、対象となる事業者が改めて申請する流れになります。
補助率1/2、上限3億円はどんな経費に使えますか?
原子力関連設備・サービスの安全性・信頼性向上に資する取り組みの経費が対象です。詳細な対象経費の区分は執行団体が策定する個別の公募要領で定められるため、資源エネルギー庁の公式ページから最新の交付要綱を確認してください。
