原子力関連機器の製造・保守を担う企業は、大手メーカーの下請けとして専門性の高い技術を持つ一方、後継者不足や設備更新の負担に悩まされてきました。この補助金は、原子力関連機器・部品メーカーやサプライチェーンを担う企業の技術基盤を強化する制度です。令和7年度分は2025年6月30日で受付を終了しています。
原子力産業基盤強化事業補助金(令和7年度)の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(原子力関連機器・部品メーカー、保守・点検サービス事業者、技術開発機関) |
| 制度名 | 令和7年度「原子力産業基盤強化事業補助金」 |
| 対象業種 | 汎用 |
| 利用目的 | 創業・第二創業、販路開拓・展示会、まちづくり・地域振興、事業承継・M&A、研究開発・実証、人材育成・研修、資金繰り・融資、人材確保・雇用、安全・防災、設備投資、DX・IT導入、脱炭素・省エネ、福祉・医療 |
| 対象地域 | 全国 |
| 従業員数 | 規定なし |
| 補助上限額 | 2億円 |
| 補助率 | 2分の1 |
| 申請受付 | 2025年6月10日〜6月30日(終了) |
| 公式サイト | 資源エネルギー庁「原子力産業基盤強化事業補助金」 |

なぜ「基盤強化」という名前なのか
原子力発電所の再稼働・新増設が今後見込まれるなかで、実際に機器を製造・保守できる技術者やサプライヤーの数がここ十数年で減少しており、産業そのものの基盤が細ってきているという課題があります。この補助金は、個別の設備投資というより、業界全体のサプライチェーンを維持・強化することに主眼を置いた制度です。
対象になる目的が幅広い理由
この補助金は利用目的の欄に「創業・第二創業」から「福祉・医療」まで非常に幅広い区分が設定されています。これは原子力産業のサプライチェーンが機器製造・保守点検・人材育成・事業承継など多岐にわたるため、支援対象を特定の1目的に絞らず、原子力産業基盤の強化に資する取組全般を受け止める設計になっているためとみられます。自社がどの目的で申請するかは、公募要領原本で確認する必要があります。
次回公募に備えてやっておくこと
この補助金は令和8年度にも二次公募が実施されている実績があり、毎年度継続的に予算が確保されている制度とみられます。原子力関連の技術開発・設備投資計画がある場合は、次回公募の開始時期を資源エネルギー庁の公式サイトで定期的に確認しておくとよいでしょう。
よくある質問
今から申請できますか?
できません。令和7年度分は2025年6月30日で受付を終了しています。次回公募の情報は資源エネルギー庁の公式サイトで確認してください。
どんな企業が対象になりますか?
原子力関連機器・部品メーカー、保守・点検サービス事業者、技術開発機関などが対象とみられます。具体的な要件は公募要領原本でご確認ください。
令和8年度の二次公募との違いは何ですか?
年度・回次が異なる別の公募です。補助上限額はいずれも2億円ですが、公募期間や細部の要件は年度ごとに異なる可能性があるため、最新の公募要領で確認してください。
