有機JASやGAPの認証を取ってから申請するのか、それとも取る前に申請が必要なのか。結論から言うと、この制度は「取得してから」申請する仕組みです。多くの設備投資系補助金とは順番が逆になっています。
対象になるのは、申請年度内に認証を取得・更新した人
対象者の条件は次の4つすべてを満たす人です。
- 萩市内に住所・事業所があり、農業を営む個人または法人
- 萩市内の農地で、出荷または販売を目的として農産物を栽培している
- 申請年度内に、有機JAS認証またはGAP認証を取得または更新した
- 市税等の滞納がない
あなたがこれから有機JASの認証を検討しているなら、まず認証取得の手続きを進め、取得できてから補助金を申請するという流れになります。認証取得の可否が先に決まり、費用の補助はそのあとについてくる制度です。
対象になる経費・ならない経費
補助対象になるのは、次の経費です。
- 有機JAS認証またはGAP認証に係る講習会・研修会の受講料
- 認証審査等に係る経費
- 登録認証機関への認証取得経費
- 検査員の旅費等
対象になるのは認証取得・更新に直接かかる費用です。認証を取った後の生産設備の投資費用など、認証そのものと関係のない経費は対象になりません。
補助率1/2、上限10万円で足りるか
補助率は対象事業費(税抜き)の1/2以内、上限は10万円です。上限に届くのは、対象経費が20万円のときです。
たとえば、登録認証機関への審査費用12万円+検査員旅費3万円で合計15万円なら、補助額は上限の10万円に届きません。7万5,000円が補助額です。認証取得の総費用が20万円を超える場合でも、補助されるのは10万円までです。
千円未満の端数は切り捨てて計算されます。
受付は令和9年3月31日まで、対象経費も年度内
申請の受付期間は令和9年3月31日(水)までです。対象になる経費も、令和8年4月1日から令和9年3月31日までに発生したものに限られます。
年度をまたいで認証取得の手続きを進めている場合、経費の発生時期がどちらの年度にあたるかで、対象になるかどうかが変わる可能性があります。萩市農政課農業振興係へ事前に確認しておくと安心です。
よくある質問
認証取得前に申請してもいいですか?
いいえ。この制度は申請年度内に認証を取得または更新した者が対象です。取得が完了する前の段階では申請できません。
有機JASとGAP、両方の認証費用を合算して申請できますか?
公式ページには、両方を同時に対象にできるかどうかの明記はありません。 萩市農政課農業振興係へ確認することをおすすめします。
個人農家でも対象になりますか?
対象になります。萩市内に住所・事業所があり農業を営む個人は、法人と同様に対象です。
「補助を受ける前に対象行為を終えておく」タイプの制度は、実は他の分野にもあります。GRANTOS公式LINEの登録者限定ページでは、多くの設備投資系補助金に共通する「交付決定より前に手を付けると対象外」というルールと、この制度のような「先に完了させる」ルールの見分け方を紹介しています。
この補助金の概要(早見表)
| 検索項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 萩市 有機JAS・GAP認証取得支援事業(環境にやさしい農業推進対策事業) |
| 対象業種 | 農業(出荷・販売目的で農産物を栽培する個人・法人) |
| 利用目的 | 有機JAS認証・GAP認証の取得・更新費用の負担軽減 |
| 対象地域 | 山口県萩市(市内の農地) |
| 従業員数 | 規模指定なし(個人・法人) |
| 補助上限額 | 10万円 |
| 補助率 | 1/2以内 |
| 申請受付 | 〜令和9年3月31日(水) |
| 公式サイト | https://www.city.hagi.lg.jp/soshiki/45/h71375.html |
※この表の項目(対象業種・利用目的・対象地域・従業員数)は、GRANTOSの補助金診断の検索軸に対応しています。
他にも自分の農業経営が対象になる補助金・助成金がないか気になる方は、3分でできる補助金診断も活用してみてください。
複数認証の合算可否や、経費の年度区分に迷う場合は、専門家に相談するのも一つの手です。
免責事項: 本記事の内容は2026年7月時点で確認できた情報にもとづきます。補助額・補助率・対象要件・受付状況は変更される場合があるため、申請前に必ず萩市の公式ページおよび最新の案内でご確認ください。
出典:
