国の助成金だけだと、ちょっと物足りません。北九州市は、そこに上乗せします。支給決定額の1/2、上限25万円。ただし、順番が命です。
先に国、あとから市。この順番を間違えると、そもそも申請できません。
この補助金の概要(早見表)
| 検索項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主) |
| 制度名 | 北九州市65歳超雇用応援補助金 |
| 対象業種 | 業種指定なし(市内の中小企業・小規模事業者) |
| 利用目的 | 高年齢者雇用(定年引上げ・継続雇用制度の整備、国の助成金への上乗せ) |
| 対象地域 | 福岡県北九州市 |
| 従業員数 | 規定なし(中小企業・小規模事業者が対象) |
| 補助上限額 | 25万円 |
| 補助率 | 国の助成金支給決定額の1/2 |
| 申請受付 | 令和8年5月1日〜令和9年3月10日必着(予算範囲内のため早期終了の可能性あり) |
| 公式サイト | https://www.city.kitakyushu.lg.jp/contents/09801348_00003.html |
※この表の項目(対象業種・利用目的・対象地域・従業員数)は、GRANTOSの補助金診断の検索軸に対応しています。
対象は「国の助成金をもらった会社」だけ
この補助金、単独では申請できません。前提条件はひとつ。国の「65歳超雇用推進助成金(65歳超継続雇用促進コース)」の支給決定を、すでに受けていることです。
対象になるのは、次の2つを満たす事業者です。
- 北九州市内にある中小企業・小規模事業者であること
- 令和8年4月1日〜令和9年2月28日の間に、国の助成金の支給決定通知を受けていること
さらに、定年引上げや継続雇用制度を定めた就業規則または労働協約を整備していることが基本要件です。制度を紙に落とし込んでいない会社は、そもそも国の助成金の対象になりません。市の補助金は、その先の話です。
手続きの順番、ここでガクッと止まる会社が多い
順番はこうです。ここを逆に考える会社が、よくつまずきます。
- 定年引上げ・継続雇用制度を就業規則に整備する
- 国の「65歳超雇用推進助成金」に申請する
- 独立行政法人JEED(高齢・障害・求職者雇用支援機構)から支給決定通知書を受け取る
- 支給決定通知書を添えて、北九州市に補助金を申請する
国の制度と補助金をセットだと勘違いして、市に先に問い合わせる会社があります。市の窓口でできることは、支給決定を受けたあとの申請だけです。国の助成金の申請自体は、国の窓口(都道府県労働局・JEED)が入口になります。
補助額はいくらになるか、2パターンで確認
補助額は「国の支給決定額の1/2」、ただし上限25万円です。
- 国の助成金が30万円で決定した場合:市の補助は15万円(1/2)
- 国の助成金が60万円で決定した場合:本来なら30万円のところ、上限25万円で頭打ち
支給決定額が50万円を超えるあたりから、上限の壁にぶつかります。国の助成金の見込額が分かった時点で、市の上乗せ額も概算できます。
締切と、予算切れという壁
市への申請受付は令和8年5月1日〜令和9年3月10日必着です。約10か月と長めに見えますが、予算範囲内での運用のため、期限内でも受付が早期終了する可能性があります。
窓口は市の直営ではなく、委託先の事務局です。
- 北九州市賃金引上げ・雇用関係補助金等事務局(株式会社プラスアドグループ)
- 電話:093-562-6630
- メール:koyou-hojo@plusad.co.jp
国の支給決定通知を受け取ったら、そこで一息つかず、すぐに市への申請書類を整えるのが安全です。
国や県の助成金に自治体が上乗せする「二階建て」の制度は、上位の制度から順に動かないと申請そのものができません。この順番の見極め方は、GRANTOS公式LINEの登録者限定ページで同じ構造をとる他自治体の制度とあわせて紹介しています。
よくある質問
国の助成金を申請していないと、市の補助金は使えませんか?
使えません。市の補助金は、国の「65歳超雇用推進助成金(65歳超継続雇用促進コース)」の支給決定通知書が申請の前提です。まだ国の助成金に申請していない場合は、まずそちらから動く必要があります。
就業規則を整備していない会社でも申請できますか?
できません。定年引上げや継続雇用制度を定めた就業規則または労働協約の整備が基本要件です。これは市の補助金というより、国の助成金の段階での要件です。
補助上限25万円を超えて上乗せしてもらえますか?
もらえません。補助額は国の支給決定額の1/2、かつ上限25万円が上限です。支給決定額が50万円を超える場合、超えた分の上乗せはありません。
免責事項: 本記事の内容は2026年7月時点で確認できた情報にもとづきます。補助額・対象要件・受付状況は変更される場合があるため、申請前に必ず北九州市の公式ページおよび最新の案内で内容をご確認ください。書類の書き方そのものへの助言は、社会保険労務士等の専門家の領域です。
出典:
