リサイクル技術を開発しても、実証設備を整えるまでに費用がかさみ、事業化の手前で止まってしまうことがあります。プラスチックの代替製品やケミカルリサイクルのように、社会的な期待が大きい分野ほど、開発から実用化までの距離は遠くなりがちです。
京都府の3R技術開発等支援補助事業は、この技術開発から施設整備、販路開拓までを幅広く支援する制度です。分野によって補助率が変わり、プラスチック代替製品やケミカルリサイクルは3分の2まで補助率が引き上げられます。申請期限は令和8年8月31日まで延長されています。
3R技術開発等支援補助事業の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主) |
| 制度名 | 京都府3R技術開発等支援補助事業 |
| 対象業種 | 指定なし(府内に事業場等を有する、または設置しようとする事業者) |
| 利用目的 | リサイクル技術開発・施設整備・販路開拓等(3R推進) |
| 対象地域 | 京都府内 |
| 従業員数 | 規定なし(公式ページに記載なし。京都府産業廃棄物3R支援センターへお問い合わせください) |
| 補助上限額 | 公式ページに記載なし(分野ごとに異なる。京都府産業廃棄物3R支援センターへお問い合わせください) |
| 補助率 | 基本1/2〜1/3(分野による)/プラスチック代替製品事業・ケミカルリサイクルは2/3に嵩上げ |
| 申請受付 | ~令和8年8月31日(募集・受付期間延長) |
| 公式サイト | 京都府産業廃棄物3R支援センター「京都府3R技術開発等支援補助事業」 |

自分の会社は対象になる?
対象になるのは、「府内に事業を行うために必要な技術・施設等を備えた事業場等を有する事業者、または同様の事業場を設置しようとする事業者」です。これから京都府内に事業場を新設する予定の事業者も含まれる、間口の広い制度です。
対象分野は5つに分かれています。
- 研究技術開発等分野
- リサイクル施設等整備分野
- 販路開拓等分野
- 建設系産業廃棄物AI・IoT開発導入分野
- プラスチックごみ資源循環モデル分野
自社の取り組みがどの分野に当たるかで、補助率が変わります。 プラスチック代替製品事業やケミカルリサイクルに該当する場合は補助率が2/3まで引き上げられるため、該当しそうな取り組みがあれば、どの分野で申請するのが有利か事前相談で確認しておく価値があります。
いくら戻るか計算する
補助率は分野によって1/2または1/3が基本ですが、プラスチック代替製品事業とケミカルリサイクルの分野は2/3に嵩上げされます。上限額は公式ページの本文には明記されておらず、公募要領での確認が必要です。
たとえば研究技術開発等分野(補助率1/2)で実証設備の整備に600万円かけた場合、300万円が補助の目安になります。同じ600万円の投資でも、ケミカルリサイクル分野(補助率2/3)に該当すれば400万円が目安になり、分野の判定だけで補助額が100万円変わる計算です。金額の大きい投資ほど、この分野判定の影響が大きくなります。
つまずきやすい順番の話
この制度でいちばん重要なのは、申請前の事前相談と、審査会でのプレゼンテーションが必須という点です。書類を提出するだけでは完結せず、審査会での説明を経て採否が決まります。申請期限は令和8年8月31日まで延長されていますが、審査会の日程を考えると、書類提出の締切ぎりぎりに動き出すのは避けたほうが安全です。
書類をそろえる
公募要領および各分野別の申請様式(Word/PDF)をダウンロードし、事前相談を経てから申請します。分野ごとに求められる資料が異なるため、自社の取り組みがどの分野に該当するかを事前相談で確定させてから、様式を準備するという順番が効率的です。
よくある質問
どの分野に当てはまるか分かりません
京都府産業廃棄物3R支援センター(075-352-0530、info@kyoto-3rbiz.org)への事前相談で、取り組み内容に合った分野を確認できます。分野によって補助率が変わるため、相談してから申請書を準備することをおすすめします。
補助上限額はいくらですか?
公式ページの本文には記載がありません。分野ごとの上限は公募要領に定められているため、事前相談の際にあわせて確認してください。
審査会のプレゼンテーションは必須ですか?
はい。公式ページの案内では、審査会でのプレゼンテーションが申請プロセスに含まれています。書類提出だけでは完結しない点に注意してください。
