「補助率30%」と聞くと大きく感じますが、実際にその率に届くには条件があります。作業効率化と省エネ効果、どちらも一定水準を超えて初めて、上の類型に入れる仕組みです。

新潟市の「省力化・省エネ化補助金」は、市内の製造業・物流業などが省力化・省エネ化に資する設備やデジタル技術を導入する際、達成する効果の水準に応じて補助率10〜30%、上限200万円〜1000万円の3段階で補助する制度です。対象経費は取得価格160万円以上の設備に限られます。

省力化・省エネ化補助金の要点まとめ

項目内容
申請者事業者(法人・個人事業主)
制度名新潟市省力化・省エネ化補助金
対象業種製造業、新聞業、出版業、道路貨物運送業、倉庫業、こん包業、港湾運送業
利用目的省力化・省エネ化に資する生産設備・デジタル技術(ソフトウェア・システム等)の導入
対象地域新潟市内に工場・物流施設を有する中小企業者
従業員数規定なし(中小企業者)
補助上限額A類型200万円/B類型500万円/C類型1,000万円
補助率A類型10%/B類型20%/C類型30%
申請受付2026年4月1日〜2027年2月末(予算の範囲内)
公式サイト新潟市「省力化・省エネ化補助金」
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省力化・省エネ化補助金の対象・金額・締切の概要

自分の会社は対象になる?

対象になるのは、新潟市内に工場または物流施設を持ち、製造業・新聞業・出版業・道路貨物運送業・倉庫業・こん包業・港湾運送業のいずれかを営む中小企業者です。中小企業者とは、業種ごとに資本金や従業員数の基準以下の会社を指す一般的な区分ですが、この補助金のページには具体的な基準数値の記載がありません。自社が該当するか迷う場合は、企業誘致課への確認が確実です。

対象経費になるのは、取得価格が160万円以上の機械装置やデジタル技術(ソフトウェア・システム等)の導入費用です。160万円未満の小規模な導入は対象外になります。

A〜C類型、どこを狙うか

この補助金は、達成する効果の水準によってA・B・Cの3段階に分かれます。

類型条件補助率上限額
A類型作業効率化20%以上かつ省エネ効果20%以上(またはCO2削減20%以上、または化石燃料から電力への転換)10%200万円
B類型作業効率化30%以上かつ省エネ効果30%以上(同上の代替条件あり)20%500万円
C類型作業効率化40%以上かつ省エネ効果40%以上、かつ製造業に限り炭素生産性が年1%以上向上30%1,000万円
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「作業効率化20%」だけでは自社に当てはまるか分かりにくいので、具体的な変化に置き換えてみます。たとえば、手作業だった梱包工程を自動梱包機に置き換え、1時間あたりの処理個数が120個から150個に増えたとすると、作業効率は25%向上した計算になります。これはA類型の基準(20%以上)を超え、B類型の基準(30%以上)には届かない水準です。

いくら戻ってくるか計算する

  • B類型(補助率20%)で800万円の生産設備を導入した製造業: 800万円×20%=160万円(上限500万円の範囲内)
  • C類型(補助率30%)で2,000万円の高効率設備一式を導入した製造業: 2,000万円×30%=600万円ですが、上限1,000万円には届かず、そのまま600万円が補助額になります
  • A類型(補助率10%)で3,000万円の大型倉庫設備を導入した物流業: 3,000万円×10%=300万円

投資額が大きいほど有利に見えますが、上限額はC類型でも1,000万円が天井です。上限を超える投資は、その分自己負担になります。

いつ・何をそろえるか

必要書類は、事業計画書、設備明細書、法人登記事項証明書、決算書、作業効率化に関する根拠書類、設置予定箇所の写真、暴力団排除に関する誓約書、市税納税証明書です。特に「作業効率化に関する根拠書類」は、導入前後の処理能力を数値で示す必要があるとみられるため、現状の作業時間や処理個数を事前に記録しておくと申請がスムーズです。申請受付は2026年4月1日から2027年2月末までですが、予算の範囲内での運用のため、早めの申請が安全です。

よくある質問

個人事業主でも対象になりますか?

対象業種を営む中小企業者であれば、法人・個人事業主を問わず対象になり得ます。

対象業種以外(飲食業や小売業)は使えませんか?

使えません。対象業種は製造業、新聞業、出版業、道路貨物運送業、倉庫業、こん包業、港湾運送業に限られています。

160万円未満の設備を複数まとめて申請できますか?

公式ページ本文には複数設備の合算に関する明記がありません。企業誘致課へ事前確認することをおすすめします。

免責事項: 本記事の内容は2026年7月時点で確認できた情報にもとづきます。補助上限額・補助率・対象要件・受付状況は変更される場合があるため、申請前に必ず新潟市の公式ページで最新の内容をご確認ください。

出典(一次情報)