医療機器の開発は、製造業の常識だけでは進みません。医師や病院の現場感覚と、ものづくり企業の技術力を、どうやってすり合わせるか——そこを後押ししていたのが、大分県医療ロボット・機器産業協議会の医工連携医療関連機器等研究開発推進事業費補助金です。募集は2020年5月1日で終了しており、いまは申し込めません。
医工連携医療関連機器等研究開発推進事業費補助金の要点まとめ
正式名:医工連携医療関連機器等研究開発推進事業費補助金
だれが
- 申請者
- 事業者(法人・個人事業主)
- 対象業種
- 大分県医療ロボット・機器産業協議会の会員中小企業
- 利用目的
- 設備投資、研究開発・実証(医療関連機器・ソフトウェアの研究開発)
- 対象地域
- 大分県(大分県医療ロボット・機器産業協議会の会員)
- 従業員数
- 公式ページに記載なし(大分県医療ロボット・機器産業協議会へお問い合わせください)
いくら
- 補助上限額
- 400万円(採択予定件数2件程度)
- 補助率
- 2/3以内
いつ・どこへ
- 申請受付
- 終了(2020年3月31日〜2020年5月1日)

「協議会の会員であること」が最初の関門
この補助金でまず押さえておきたいのは、申請の前提として大分県医療ロボット・機器産業協議会の会員であることが求められていた点です。誰でも応募できる一般公募ではなく、協議会という業界団体を通じた支援の枠組みでした。会員でない中小企業は、そもそも申請の土俵に立てません。
対象経費は、プラント・機械装置費、原材料費、外注加工・分析費、人件費、旅費など、研究開発に直接関わる費用が中心でした。採択予定件数はわずか2件程度とされており、狭き門だったことがうかがえます。補助率2/3以内、上限400万円という金額感は、大学や医療機関との連携を前提にした試作・実証段階の研究を想定していたと考えられます。
大学・医療機関との連携が前提
「医工連携」という名称のとおり、大学や医療機関と連携して行う研究開発が対象でした。自社単独の技術開発ではなく、医療現場のニーズを踏まえた開発体制を組めるかどうかが、採択の鍵を握っていたとみられます(審査基準の詳細は公募要領の原本で確認が必要です)。
次回に似た制度を探すなら
大分県では医療機器分野の産業振興策が継続的に実施されています。協議会の会員になっておくことが、次に似た制度が出たときにいち早く情報を得る近道です。医療機器分野に参入を検討している中小企業は、まず協議会への加入を検討する価値があります。
よくある質問
この補助金にまだ申し込めますか?
いいえ。2020年5月1日で受付は終了しており、遡っての申請はできません。大分県医療ロボット・機器産業協議会の最新の支援策は協議会に問い合わせて確認してください。
協議会の会員でなくても申請できますか?
できません。大分県医療ロボット・機器産業協議会の会員であることが前提でした。
大学や医療機関との連携は必須でしたか?
制度名に「医工連携」とあるとおり、大学・医療機関との連携を前提にした研究開発が対象でした。
