次期航空機開発等支援事業のうち、機体の主要構造体そのものの開発と、量産に耐える高レート生産技術の実証を対象にした支援です。2026年1月6日で受付を終えており、現在は申請できません。補助率は対象経費の1/2以内と、同じ次期航空機開発等支援事業の中でも比較的高めに設定されています。
次期航空機開発等支援事業(次期機体主要構造体開発・高レート生産技術実証)の要点まとめ
正式名:令和7年度「脱炭素成長型経済構造移行推進対策費補助金(次期航空機開発等支援事業)」次期機体主要構造体開発・高レート生産技術実証
だれが
- 申請者
- 事業者(法人。航空機機体構造の開発・製造を担う事業者)
- 対象業種
- 汎用(実質は航空機機体構造の開発・製造関連)
- 利用目的
- 脱炭素・省エネ
- 対象地域
- 全国
- 従業員数
- 規定なし(公式ページに詳細記載なし)
いくら
- 補助上限額
- 公式ページに記載なし(事業規模により個別審査)
- 補助率
- 1/2以内
いつ・どこへ
- 申請受付
- 終了(2026年1月6日締切)

「高レート生産技術」とはどういうことか
高レート生産とは、より多くの機体を短期間で組み立てられる生産方式のことです。従来の航空機生産は少量多品種に近く、1機あたりの製造に長い時間がかかります。次世代の航空機需要に応えるには、品質を保ったまま生産スピードを上げる技術が必要です。この制度は、機体の主要構造体(胴体・主翼などの骨格部分)の開発と、その量産技術の実証をセットで支援します。
同じ次期航空機開発等支援事業には「サプライチェーン現代化投資支援」「国内エンジンMRO拠点強化支援」という別メニューもあります。この記事は機体構造体・高レート生産技術実証だけを扱います。対象工程がまったく異なるため、混同しないよう注意してください。
補助率1/2以内の意味
対象経費の1/2以内が補助されます。1億円の開発・実証費用がかかる場合、補助されるのは最大5,000万円で、残り5,000万円は自己負担になります。他のGX基金メニュー(エンジンMRO拠点強化支援は1/3以内)と比べると率が高く、この分野の技術開発を国が重視していることがうかがえます。
誰が直接申請できるか
対象は、航空機の主要構造体を開発・製造する事業者です。大型の設備投資と技術開発体制が前提となるため、小規模事業者が単独で申請する制度ではありません。実際には既存の航空機部品メーカーや、その関連サプライヤーが中心になると考えられます。
募集は終了。次回の見込み
公式に明記があるのはここまでです。 2026年1月6日で受付を終了しています。GX基金の航空機分野は複数年度の継続事業として設計されているため、次年度以降も同種の枠が設けられる可能性はありますが、次回時期の記載は公式ページにありません。
次回公募に備えてやっておくこと
- 自社が機体構造体開発のどの工程を担えるかを整理する
- 高レート生産の実証に必要な設備・技術体制を確認する
- 大型投資が前提のため、補助率1/2を踏まえた資金計画を立てておく
- 事務局(脱炭素成長型経済構造移行推進対策費補助金事務局)へ事前相談する
よくある質問
今から申請できますか?
いいえ。次期機体主要構造体開発・高レート生産技術実証の受付は2026年1月6日で終了しています。次回募集の時期は公式ページに明記がないため、事務局への確認が必要です。
補助率はどのくらいですか?
対象経費の1/2以内です。同じ次期航空機開発等支援事業の他メニューより高めの率が設定されています。
サプライチェーン現代化投資支援と何が違いますか?
こちらは機体の主要構造体そのものの開発と量産技術の実証が対象です。サプライチェーン現代化投資支援は部品供給網の設備投資が中心で、対象工程が異なります。自社の事業内容に合うメニューを個別に確認してください。
