トラクターの買い替えは、農地の広さより先に「担い手要件」で止まります。三次市の機械購入支援補助金は、管理農地30アール以上5ヘクタール未満で、3年以内に規模拡大の計画がある人が対象です。補助率は対象経費の10分の1、上限は30万円。中古機械やアタッチメントは対象になりません。
三次市小規模水稲生産者機械購入支援事業補助金の要点まとめ
正式名:三次市小規模水稲生産者機械購入支援事業補助金
だれが
- 対象業種
- 農業(水稲生産者)
- 利用目的
- 水稲栽培用機械(トラクター・田植機・コンバイン)の購入支援
- 対象地域
- 広島県三次市
- 従業員数
- 規定なし(個人の水稲生産者が対象、管理農地30a以上5ha未満)
いくら
- 補助上限額
- 30万円
- 補助率
- 対象経費の10分の1以内
いつ・どこへ
- 申請受付
- 令和8年4月1日〜令和9年2月末(申請書の提出期限は毎年2月末。事業概要より)
- 公式サイト
- https://www.city.miyoshi.hiroshima.jp/soshiki/30/37943.html

なぜ「担い手」に限定されているのか
対象を絞る理由は単純です。この補助金は、水稲を作り続ける人を支える制度だからです。
三次市は、地域計画の区域で「農業を担う者」として位置づけられた人を対象にしています。位置づけられていないと、そもそも申請の入口に立てません。だから、規模拡大や地域計画への参加を先に済ませておく必要があります。思いついてすぐ使える補助金ではありません。
対象になる人の要件を数値で確認する
対象になるのは、次をすべて満たす人です。
- 三次市に居住し、市内農地(田)で水稲を出荷・販売している
- 管理する農地面積が合計30アール以上5ヘクタール未満
- 3年以内に規模拡大を計画している(新規利用権10%以上、複合で20%以上、自己所有で50%以上のいずれか)
- 地域計画の区域で「担い手」として位置づけられている
- 市税を完納している
30アールに届かない小さな農地の人、5ヘクタール以上の大規模経営者は、この補助金の対象から外れます。中間の規模の担い手を後押しする設計です。
対象になる機械、ならない機械
対象になるのは、水稲栽培に使う次の機械です。
- トラクター
- 田植機
- コンバイン
条件は2つ。メーカー製造の新品であること。中古機械やアタッチメントは対象外であること。
すでに中古のコンバインを検討している人は、対象から外れます。新品での購入を前提に、見積もりを取り直す必要があります。
いくらもらえるか。上限30万円の中身
補助率は対象経費の10分の1以内、上限は30万円(千円未満切り捨て)。
たとえば、300万円のコンバインを新品で購入した場合、対象経費の10分の1は30万円。ちょうど上限に到達します。150万円の田植機なら、10分の1で15万円。上限には届きません。
補助率10分の1は、他の設備投資系補助金(多くは2分の1〜3分の2)と比べると低めの水準です。機械の更新そのものより、規模拡大に踏み出す後押しという位置づけと考えると、この補助率の設計にも納得がいきます。
申請の流れと窓口
申請書の提出期限は毎年2月末までです(事業概要PDFの記載)。機械を購入する前に交付申請書を出す必要があります。窓口は三次市農政課農林振興係、または各支所です。
まず窓口に相談し、自分が「担い手」として地域計画に位置づけられているかを確認するところから始めることになります。
よくある質問
管理農地が28アールしかありません。対象になりますか?
なりません。対象は管理農地30アール以上5ヘクタール未満という範囲に限られます。28アールでは下限に届きません。
中古のコンバインを購入する予定です。対象になりますか?
なりません。対象はメーカー製造の新品に限られます。中古機械、アタッチメントは対象外です。
申請の締切はいつですか?
申請書の提出期限は毎年2月末までです。ただし、機械の購入前に交付申請をする決まりなので、購入時期から逆算して早めに農政課農林振興係(0824-62-6164)へ相談してください。
