施設園芸は、暖房用の燃油価格に経営が左右されます。ヒートポンプへの切り替えは効果が大きいと分かっていても、導入費が高くて踏み切れない農家が多いのが実情です。
大分県は、燃油・物価高騰の影響を受ける園芸農家向けに、省エネ機器の導入を支援しています。ヒートポンプなどの省エネ機器導入は、10aあたり最大800万円まで補助されます。この記事は園芸メニューの内容です。
農林水産業燃油・物価高騰対策緊急支援事業(園芸)の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主) |
| 制度名 | 農林水産業燃油・物価高騰対策緊急支援事業(園芸) |
| 対象業種 | 園芸農家(認定農業者、認定新規就農者、営農集団) |
| 利用目的 | ヒートポンプ・温湯暖房機・薪ボイラー等の省エネ機器導入、生分解性マルチ・堆肥由来肥料等の代替品資材への転換 |
| 対象地域 | 大分県内 |
| 従業員数 | 規定なし(認定農業者・認定新規就農者・営農集団が対象) |
| 補助上限額 | 省エネ機器導入は10aあたり通常枠750万円・賃上げ枠800万円、代替品転換は10aあたり通常枠20.8万円・賃上げ枠22.2万円 |
| 補助率 | 通常枠は県3/4以内、賃上げ枠は県4/5以内 |
| 申請受付 | 公式ページに記載なし(大分県農林水産部園芸振興課へお問い合わせください) |
| 公式サイト | 大分県「農林水産業燃油・物価高騰対策緊急支援事業(令和8年6月補正予算)(園芸)」 |

2種類の支援メニュー
このメニューには「省エネ機器導入」と「代替品転換」の2つがあります。省エネ機器導入は、ヒートポンプ・温湯暖房機・薪ボイラー、循環扇や変温管理機、多層被覆・断熱資材が対象です。代替品転換は、生分解性マルチ資材や堆肥由来肥料への切り替えが対象になります。どちらも10aあたりの単価で上限額が決まる点に注意してください。
対象になる農家の条件
省エネ機器導入は、認定農業者・認定新規就農者・営農集団が対象です。代替品転換は、農業者の組織する営農集団が申請主体になりますが、受益者は認定農業者または認定新規就農者に限られます。個人で認定を受けていない農家は、営農集団を通じた申請の可否を先に確認する必要があります。
賃上げ枠でもう一歩上がる
通常枠は県3/4以内ですが、賃上げに取り組む経営体は県4/5以内に上がります。省エネ機器導入なら10aあたり上限750万円が800万円に、代替品転換なら20.8万円が22.2万円になります。規模の大きいハウスほど、この差は無視できない金額になります。
よくある質問
認定農業者でないと申請できませんか?
省エネ機器導入は認定農業者・認定新規就農者・営農集団が対象です。認定を受けていない場合は、まず認定の取得を検討する必要があります。
直売所向けメニューとは違うのですか?
違います。この事業には直売所・乾しいたけ生産者・製材所等・漁業者向けの別メニューもあります。
申請の受付期間はいつですか?
公式ページに具体的な期間の記載がありません(大分県農林水産部園芸振興課へお問い合わせください)。
