「上限なし」と聞くと、誰でも申請できそうに感じます。ですが、この補助金には下限1億円という高いハードルがあります。「令和8年度 脱炭素成長型経済構造移行推進対策費補助金(自律型資源循環システム強靱化促進事業)」は、1件あたりの補助上限額を設けていない一方、1件あたりの申請額が1億円を下回ると対象になりません。
自動車・バッテリー・電気電子製品・包装・プラスチック・繊維などの資源循環(リサイクル・環境配慮設計・リユース)に関わる技術開発・実証・設備投資が対象です。一次公募は2026年7月28日〜9月14日で受付中です。
資源循環システム強靱化補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(民間企業等。中小企業等・大企業等) |
| 制度名 | 脱炭素成長型経済構造移行推進対策費補助金(自律型資源循環システム強靱化促進事業) |
| 対象業種 | 製造業を中心に幅広い業種(資源循環に関わる事業) |
| 利用目的 | 資源循環(リサイクル・環境配慮設計・リユース)に関する技術開発・実証・設備投資 |
| 対象地域 | 全国 |
| 従業員数 | 制限なし |
| 補助上限額 | 1件あたりの上限なし(下限1億円) |
| 補助率 | 中小企業等1/2以内、大企業等1/3以内 |
| 申請受付 | 一次公募:事前申請2026年7月28日〜8月21日、本申請2026年7月28日〜9月14日 |
| 公式サイト | 一般社団法人低炭素投資促進機構「令和8年度 自律型資源循環システム強靱化促進事業」 |

対象になる3分野、ならない例
対象は次の3分野の技術開発・実証・設備投資です。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 対象になる分野 | 再生材を活用した製品製造技術/環境配慮型ものづくり技術(製品の長寿命化・資源回収のしやすさ)/リユース・リファービッシュ等のCEコマース促進技術 |
| 対象にならない例 | 1件あたりの申請額が1億円未満の小規模な設備投資/資源循環と関わりのない一般的な生産設備の更新 |
対象経費は建物費・設計費・設備費・工事費等です。下限1億円という規模の大きさから、単独の中小企業よりも、大企業や複数社の共同事業での申請が想定されます。
補助率の計算例
補助率は中小企業等1/2以内、大企業等1/3以内です。たとえば申請額2億円(下限を上回る規模)の実証事業であれば、中小企業等の区分なら最大1億円、大企業等の区分なら最大6,667万円が補助額の目安になります。
よくある質問
下限1億円は経費の合計額ですか?
公式ページの表現は「1件あたりの下限は1億円」です。申請1件(1つの事業計画)の補助対象経費の規模を指すと理解してください。
交付決定前に着手した経費は対象になりますか?
原則、交付決定前の発注・契約は対象外です。ただし、この事業には「事前着手届出」という別の手続きがあり、要件を満たせば交付決定前の経費も対象になる場合があります。詳しくは事前着手届出の記事もあわせてご確認ください。
一次公募に間に合わない場合はどうなりますか?
本記事公開時点で二次公募の日程は明らかになっていません。低炭素投資促進機構の公式ページで最新の公募状況を確認してください。
