白良浜を回るだけのバスツアーは、補助の対象になるのか。対象になりません。白浜町のこの補助金は、町内の宿泊施設に1泊以上し、有料の観光施設などを1か所以上使う旅程が条件です。額は貸切バス1台あたり、旅程に土日祝を含めば5万円以内、含まなければ10万円以内です。申請は出発日の1か月前までに必着なので、ツアーの募集を始める前に動く必要があります。
白浜町 訪日外国人観光バスツアー誘致促進事業補助金の要点まとめ
正式名:南紀白浜訪日外国人観光バスツアー誘致促進事業補助金
だれが
- 申請者
- 旅行業者(旅行業・旅行業者代理業・旅行サービス手配業の登録者)
- 対象業種
- 旅行業(国内に本店か支店があり、国内の金融機関に口座がある事業者)
- 利用目的
- 町内を周遊する訪日外国人向け貸切バスツアーの実施
- 対象地域
- 和歌山県白浜町(出発地が町外のツアーが対象)
- 従業員数
- 公式ページに記載なし(規模の指定なし)
いくら
- 補助上限額
- 最大20万円(バス1台 休日5万円・平日10万円。上限の範囲は本文参照)
- 補助率
- 定額(バス1台あたり、予算残額の範囲内)
いつ・どこへ
- 申請受付
- 2026年10月1日〜2027年1月31日(出発日の1か月前まで)
- 事業の完了
- ツアーの催行は2027年2月28日まで(旅程の最終日も同日まで)
このツアーは対象になるのか
次の6つにすべて当てはまれば、対象の見込みです。
当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 6
次のどれかに当たると対象外です。
- ✕ 町内の周遊が主たる目的でない
- ✕ 学校行事(修学旅行を含む)
- ✕ 国や自治体が行う会議・研修
- ✕ 他団体の助成を受けている
- ✕ 提供先が政治・宗教団体や暴力団
ツアーは、募集型または受注型の企画旅行商品であることも要件です。「訪日外国人旅行」の定義は公式ページと公募要領に書かれていないため、判断に迷う場合は観光商工係に確認してください。15人は乗務員と添乗員を除いた人数です。催行期間は2026年11月1日から2027年2月28日までで、旅程の最終日もこの日までに収まる必要があります。
他団体の助成を受けているツアーは原則対象外ですが、町長が特に認めた場合は併用できます。公募要領には、他の団体などが行う観光バスツアーへの助成・補助金制度との併用を認めると書かれています。個別の組み合わせが認められるかは、観光商工係に確認してください。
提供先の対象外は、特定の政治活動または宗教活動を目的とする団体と、白浜町暴力団排除条例に定める暴力団・暴力団員等です。
対象になる旅程・ならない旅程
| 場面 | 対象か | 線引きの根拠 |
|---|---|---|
| 町内の宿泊施設に1泊し、有料の観光施設を1か所使う | 対象 | 1泊以上+観光施設等1か所以上 |
| 1泊し、土産物店だけを使う | 対象 | 土産物店は観光施設等に含まれる |
| 白良浜や円月島を見るだけ | 対象外 | 町内の有料の施設が必要 |
| 町が運営する施設(崎の湯など)だけを使う | 対象外 | 町の運営施設は除く |
| バスから降りずに車窓から見る | 対象外 | 降車しない場合は含まれない |
| 社員旅行 | 対象 | 補助対象と案内あり |
| 修学旅行 | 対象外 | 学校行事は対象外 |
観光施設の例示は、公式ページの質問集(令和7年版)に出ているものです。令和8年度版の質問集は見当たらなかったため、迷う施設は観光商工係に確認してください。
いくら補助されるのか
額は貸切バス1台あたりで、旅程の曜日で決まります。
| 旅程 | バス1台あたり |
|---|---|
| 休日等(土曜・日曜・祝日を1日でも含む) | 5万円以内 |
| 平日のみ(休日等を含まない) | 10万円以内 |
金曜と土曜の1泊2日は、休日等の扱いです。旅程に土曜が入っているためで、平日の10万円にはなりません。
旅程に町内の駅または南紀白浜空港を使う場合は、バス1台につき2万円以内が加算されます。加算分は予算残額によります。駅は、質問集(令和7年版)ではJR白浜駅・JR紀伊富田駅・JR椿駅・JR紀伊日置駅が挙がっています。
- 平日のみの旅程、バス1台:10万円 × 1台 = 10万円
- 土日を含む旅程、バス2台:5万円 × 2台 = 10万円
- 平日のみの旅程、バス2台:10万円 × 2台 = 20万円
- 平日のみの旅程、バス3台:10万円 × 3台 = 30万円 → 上限の20万円
額はどれも「以内」です。予算の残りが少なくなると、満額が出ないことがあります。
上限の書き方は、公式ページと公募要領で違います。公式ページとチラシは「1ツアーあたり20万円」(チラシは「3ツアーまで」)、公募要領は「1旅行業者につき20万円」で、同じ業者が3回まで受けられるとも書かれています。1ツアーごとの上限か、業者ごとの上限かで総額が大きく変わるため、ここは観光商工課観光商工係(電話 0739-43-6588)に確かめるのが確実です。2万円の加算が上限に含まれるかも、書かれていません。
よく誤解されるポイント
申請は「出発日の1か月前まで」
ツアーを催行する期間に気を取られると、申請の期限を見落とします。申請書類は出発日の1か月前までに必着です。たとえば2027年2月27日に出発するツアーなら、2027年1月27日が期限です。申請期間の終わりは1月31日(日曜日)ですが、窓口の受付は平日だけなので、出発日の1か月前のほうが先に来ます。
書類の受付は平日の午前8時30分から午後5時30分までです。土日祝と12月28日から1月3日は受け付けていません。
予約はできず、早い者勝ち
質問集(令和7年版)では、予約はできず、郵送された順に処理すると書かれています。申請は期限を待たず随時審査され、予算の上限に達した時点で締め切られます。
出発地は町外であること
公募要領には、出発地を町外とするものに限ると書かれています。公式ページの案内文では触れていないため、見落としやすい条件です。
国外に本店がある業者は申請できない
日本国内に本店か支店があり、国内の金融機関に口座を持つ旅行業者が対象です。質問集(令和7年版)にも、国外に本店がある事業者は申請できないと書かれています。
何に使えるのか
補助の対象は、ツアーの実施に必要な費用です。ただし社会通念上、適切でないと町長が認める経費は除かれます。どの経費がこれに当たるかは、公式ページと公募要領に例が書かれていません。
補助金はバス1台あたりの定額で決まるため、経費の領収書で額が変わる形ではありません。経費の区分の考え方は、観光商工係に聞いてください。
申請の流れ
- 申請書類を出す(旅行業者→白浜町 観光課。出発日の1か月前まで・必着)
- 交付決定を受ける(白浜町→旅行業者。申請書類を審査して決める)
- ツアーを催行する(旅行業者。観光施設と宿泊施設に確認書へ押印してもらう)
- 実績報告と請求を出す(旅行業者→白浜町。完了の日から30日以内)
観光施設と宿泊施設の押印が必要な確認書があるため、あらかじめ各施設に連絡しておくと安心です。事業の内容を変える場合や、利用する施設が変わる場合は、変更(中止)申請書の提出が必要になることがあります。軽微な変更なら手続きは不要です。
必要な書類
申請のとき
準備できた 0 / 3
実績報告のとき
| 書類 | どこで手に入るか |
|---|---|
| 実績報告書兼請求書 | 町の公式ページ |
| 観光バスツアー旅程表 | 自社で作成 |
| 観光施設等利用確認書 | 町の公式ページ |
| 宿泊施設利用確認書 | 町の公式ページ |
旅程表は任意の様式です。チラシには、申請のときに観光バスツアー事業の収支予算書も添付すると書かれていますが、公募要領の書類には入っていません。出すかどうかは観光商工係に確認してください。実績報告書兼請求書の様式番号は、公式ページの一覧では第10号ですが、公募要領と様式そのものは第7号です。第10号はチラシでは交付額確定通知書の番号なので、町のページからダウンロードした様式をそのまま使ってください。
もらえなくなるのはどんなとき?
- 申請が出発日の1か月前を過ぎた:期限を過ぎた申請は受け付けられません。1か月前までに必着です。
- 予算の上限に達した:随時審査で、予算がなくなり次第、申込みが締め切られます。
- 実績報告が遅れた:完了の日から30日以内に出さないと、補助金が出せない可能性があります。
- 対象外のツアーだった:学校行事、町内の周遊が主目的でないもの、国や自治体の会議・研修などは対象外です。
よくある質問
修学旅行は補助の対象ですか?
対象外です。学校教育法に定める幼稚園から大学・高等専門学校までが行う行事は、学校行事として対象外になります。一方で、社員旅行は補助の対象と案内されています。学校行事かどうかは、ツアーを提供する相手が学校かどうかで見られます。旅行会社が企画する募集型のツアーに学生が個人で参加する場合に当たるかは書かれていないため、観光商工係へ確認してください。
白良浜や円月島を回るだけでも対象になりますか?
対象になりません。観光施設等として数えられるのは、利用や入場などに対価が必要な施設です。公式ページの質問集(令和7年版)には、白良浜や円月島は含まれないと書かれています。町内の有料の観光施設、土産物店、直売所、飲食店などを、15人以上で1か所以上使う旅程にしてください。
土産物店や飲食店は観光施設にあたりますか?
あたります。公募要領では、観光施設、文化施設、土産物店、農産物・海産物の直売所、飲食店など、観光の要素があり対価を払うものが観光施設等とされています。質問集(令和7年版)でも土産物店は含まれると答えています。ただし白浜町が運営管理する施設は除かれ、崎の湯もその例です。バスから降りない場合も含まれません。
金曜・土曜の1泊2日は平日と休日のどちらですか?
休日等の扱いです。旅程の一部に土曜・日曜・祝日が入る場合は、休日等の旅程区分になります。バス1台あたりの補助額は5万円以内で、平日の10万円にはなりません。平日の額を受けるには、旅程のすべてが月曜から金曜の平日で、祝日も含まない必要があります。曜日の並びは、旅程表を作る時点で確かめておくと安心です。
駅や空港を使うと加算されますか?
加算されます。旅程に町内の駅または南紀白浜空港を使うと、貸切バス1台につき2万円が加算されます。質問集(令和7年版)では、JR白浜駅・JR紀伊富田駅・JR椿駅・JR紀伊日置駅が対象の駅として挙がっています。加算分は予算残額によるため、満額が出ないことがあります。上限の20万円に加算が含まれるかは書かれていません。
何回まで申請できますか?
公式ページと公募要領には、同じ旅行業者につき3回までと書かれています。ただし、同じ旅行商品や同じ催行について対象になるのは1事業者のみです。1ツアーあたりの上限が20万円なのか、1旅行業者の総額が20万円なのかは、公式ページと公募要領で書き方が違います。回数と上限の関係は、観光商工係に確かめてください。
申請はいつまでにすればいいですか?
申請期間は2026年10月1日から2027年1月31日までです。ただし書類は、ツアーの出発日の1か月前までに必着で出す必要があります。催行できるのは2026年11月1日から2027年2月28日までで、旅程の最終日も2月28日までに収める必要があります。出発日の1か月前が期限なので、2月末に近いツアーは1月下旬までに出します。申請期間の終わりの1月31日は日曜日で、窓口は開いていません。書類の受付は平日の午前8時30分から午後5時30分までです。
申請の方法は?
様式第1号の交付申請書に、観光バスツアー旅程表と旅行業法による登録票の写しを添えます。提出は、白浜町観光課観光商工係への持参か郵送です。メールで送る場合は、件名の最初に【バスツアー補助金】と書く案内がありますが、申請書類そのものをメールで受け付けるとは書かれていません。申請書の様式は町のページからダウンロードできます。
ツアーの実績はいつまでに報告しますか?
補助事業が完了した日から30日を経過する日までに、実績報告書兼請求書を出します。期限内に報告がないと、補助金を交付できない可能性があります。添付するのは、旅程表、観光施設等利用確認書、宿泊施設利用確認書です。確認書は観光施設と宿泊施設の押印が必要なので、催行の前に各施設へ連絡しておくと間に合いやすくなります。
他の補助金と併用できますか?
原則として、他の団体などから助成を受けているツアーは対象外です。ただし町長が特に認めた場合は、他の団体の観光バスツアーへの助成・補助金制度との併用が認められると、公募要領に書かれています。どの助成との組み合わせが認められるかは個別の判断になるので、併用を考えている場合は、申請の前に観光商工係へ相談してください。
参加者が15人に満たないときはどうなりますか?
対象になりません。要件は、貸切バス1台につき15人以上が参加することです。乗務員と添乗員は人数に入れません。募集の結果として15人に届かなかった場合の扱いは、公式ページと公募要領に書かれていません。変更や中止の手続きが必要になることもあるため、早めに観光商工係へ相談してください。
問い合わせ先はどこですか?
白浜町観光課観光商工係です。電話は0739-43-6588、住所は和歌山県西牟婁郡白浜町1600番地です。メールでの問い合わせは、件名の最初に【バスツアー補助金】と書きます。上限額の考え方や、観光施設にあたるかどうかなど、書類だけでは判断しにくい点は、申請の前に聞いておくと書類の出し直しを防げます。
