自社の新商品を開発したいだけなら、他の助成金でも対象になるかもしれません。ではこの「地域資源活用製品等の開発・販売促進事業」ならではの条件は何か——それは、商品が東京の地域資源(地場産業・地域の素材・技術等)と結びついていることです。単なる新商品というだけでは、この助成金の趣旨に合いません。
実施主体は公益財団法人東京都中小企業振興公社です。地域発の小さなイノベーションを後押しし、東京産品等のイメージ向上やブランド力強化を図ることを目的にしています。
地域資源活用製品開発助成金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主) |
| 制度名 | 地域資源活用製品等の開発・販売促進事業 |
| 対象業種 | 指定なし(地域資源を活用する都内中小企業者・団体等) |
| 利用目的 | 地域資源を活用した製品・サービスの開発・改良、販路開拓 |
| 対象地域 | 東京都内 |
| 従業員数 | 中小企業基本法上の中小企業者(業種ごとに資本金・従業員数のいずれかの基準を満たすこと) |
| 補助上限額 | 販路開拓フェーズ1,500万円+開発・改良フェーズ1,500万円(併用で最大3,000万円) |
| 補助率 | 各フェーズとも助成対象経費の3分の2以内 |
| 申請受付 | 販路開拓フェーズ:令和8年7月27日~8月17日17時/開発・改良フェーズ:10月1日~26日 |
| 公式サイト | 東京都中小企業振興公社「地域資源活用製品等の開発・販売促進事業」 |

対象になる商品・ならない商品
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 対象になる | 東京の地域資源(地場産業の技術・地域の素材・伝統工芸等)を活用した製品・サービスの開発、販路開拓 |
| 対象にならない | 地域資源との関連づけが説明できない、全国どこでも作れる汎用商品の単純な新商品開発( ) |
事業計画書には「どの地域資源を、どう活用するか」を書く欄があります。単に「東京都内で作る」というだけでは足りず、地域資源とのつながりを具体的に説明できるかが審査のポイントです。
申請者の範囲は事業者だけではない
この助成金は、対象となる申請者の幅が広いのも特徴です。中小企業者(法人・個人事業者)に加えて、中小企業団体等や一般財団法人・一般社団法人・特定非営利活動法人(NPO法人)、都内での創業を具体的に計画している個人も申請できます。地域資源を活かした商品開発は、単独の企業だけでなく団体単位で取り組むケースも多いためです。
よく誤解されるポイント
「開発・改良フェーズ」と「販路開拓フェーズ」は別々の助成金だと誤解されがちですが、実際は1つの事業の中の2つのフェーズです。両方を併用すれば合計で最大3,000万円まで助成される一方、それぞれの受付期間は別に設定されています。開発だけを先に進めて、販路開拓は翌年度に回すという使い方も可能です。
よくある質問
個人事業主でも申請できますか?
申請できます。中小企業者には法人だけでなく個人事業者も含まれます。
販路開拓フェーズだけの申請はできますか?
できます。開発・改良フェーズと併用する必要はなく、販路開拓だけを目的とした申請も可能です。
申請の問い合わせ先はどこですか?
東京都中小企業振興公社の助成課地域資源担当(電話03-3251-7894、平日9:00~12:00・13:00~17:00)です。
