国の補助金をもらってシステムを入れたあと、川口市がさらに上乗せしてくれる。それがこの補助金です。ただし国の補助金の交付確定通知を受けてからでないと申請できません。国の採択が決まった段階では、まだ出せないのです。
川口市DX推進補助金の要点まとめ
正式名:川口市DX推進補助金
だれが
- 申請者
- 事業者(法人・個人事業主)
- 対象業種
- 中小企業・小規模事業者等(業種ごとに上限あり)
- 利用目的
- DX・デジタル化のシステム・設備導入
- 対象地域
- 埼玉県川口市
- 従業員数
- 業種ごとの上限あり(別表1)
いくら
- 補助上限額
- 50万円(1,000円未満は切り捨て)
- 補助率
- (DX経費−国の補助額)× 1/2
いつ・どこへ
- 申請受付
- 2026年5月1日〜2027年2月26日
- 公式サイト
- 川口市「川口市DX推進補助金」
うちは対象になる?
次の5つにすべて当てはまれば、対象の見込みです。
当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 5
国の6補助金は、ものづくり補助金、デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)、小規模事業者持続化補助金、事業再構築補助金、中小企業新事業進出補助金、中小企業省力化投資補助金です。国の受付が終わった事業再構築補助金でも、2026年4月1日以降に確定通知を受けていれば対象です。
導入した内容は、次のどれかに当たる必要があります。
- 人工知能やロボットを使った製造・作業工程の自動化
- 経理・会計などバックオフィス業務のデジタル化
- ネット販売やキャッシュレスなど非接触の取引の推進
本店が市外の法人は、全従業員が50人以上で、その半分以上が市内の事業所に勤務していれば市内の事業者とみなされます。
次のどれかに当たると対象外です。
- ✕ 大企業の子会社(みなし大企業)
- ✕ システム開発会社の自社開発
- ✕ 暴力団などに関連する者
- ✕ 国の補助金の確定前
中小企業かどうかは、業種ごとに資本金と常勤の従業員数の上限が決まっています。たとえば小売業は資本金5千万円以下または従業員50人以下、卸売業は1億円以下または100人以下です。別表1には「又は」と書かれており、どちらか一方を満たせば足ります。従業員は「常時使用する」人で、会社役員と個人事業主は数えません。
いくら戻ってくる?
計算式は (DX経費 − 国の補助金の確定額)× 1/2 です。上限は50万円で、1事業者1回限りです。市が補助するのは、国の補助でまかなえなかった分の半分と考えると分かりやすくなります。
- 要領の例:運輸業が配車・売上管理のシステムに150万円。国の補助は75万円 → (150万 − 75万)× 1/2 = 37.5万円
- 要領の記入例:対象経費155万円、国の確定額77.5万円 → (155万 − 77.5万)× 1/2 = 38.75万円 → 切り捨てて38.7万円
- 上限に当たる例:システム400万円、国の補助が半分の200万円 → 200万 × 1/2 = 100万円 → 上限の50万円
国の補助率が低いほど、市の上乗せは大きくなります。上限に届くのは、差額が100万円以上のときです。
勘違いされやすい点
「国の交付決定」と「交付確定通知」は別物です。交付決定は、国が補助金を出すと決める通知で、事業を始める前に届きます。交付確定通知は、事業を終えて国に実績報告をしたあとに届きます。川口市が求めるのは、後者です。
市の申請を急いで、国の交付決定の段階で出してしまうと受け付けてもらえません。順番は、国の交付決定、事業の着手、国への実績報告、交付確定通知、市へ申請です。
申請の流れ
- 国の補助金を申請して、交付決定を受ける(事業者→国の事務局)
- 事業に着手して完了させる(事業者→システム・設備の導入先)
- 国に事業完了の報告を出す(事業者→国の事務局)
- 国の交付確定通知を受ける(国→事業者。2026年4月1日以降のもの)
- 市に申請書兼請求書を出す(事業者→川口市 経営支援課。2027年2月26日まで)
- 審査と支給(市→事業者。通常3週間ほどで決定通知。指定口座へ振込)
申請はオンラインか郵送です。郵送の宛先は〒332-8601 川口市役所 経営支援課で、最終日の消印が有効です。
必要な書類
準備できた 0 / 10
申請書には、事業の概要(資本金・従業員数・創業年)、取り組みの具体的な内容、期待される効果も書きます。市税に未納がないことと、市の調査や導入事例の発表に協力することは、申請書の提出で誓約したものとみなされます。履歴事項全部証明書は発行から3か月以内のものです。従業員数の書類は、本店登記が市外の法人だけが出します。確定申告書と事業所の書類は、個人事業主向けです。通帳は、法人が会社名義か代表者名義、個人事業主が申請者名義のものです。
もらえなくなるのはどんなとき?
- 国の確定通知がない:国の交付決定だけの段階では申請できません。確定通知が必要です。
- 確定通知が古い:2026年4月1日より前の確定通知は対象外です。
- 自社開発のシステム:システム開発事業者などが自社のシステムや商品を開発する場合は対象外です。
- 予算と期限:2027年2月26日の最終日の前でも、予算の上限に達し次第、受付が終わります。採択予定は25件ほどです。
- 市税の未納:申請日の時点で、納期の来た市税に未納があると対象外です。
よくある質問
国の補助金を申請中でも市に申請できますか?
できません。市に申請できるのは、国の補助金の交付確定通知を受けたあとです。交付決定を受けただけでは足りません。事業を終えて、国に実績報告を出し、確定通知が届いてから、市に申請書兼請求書を出します。順番を間違えると受け付けてもらえないため、国の事務局からの通知の種類を確認してください。
どの国の補助金が対象ですか?
6つです。ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金、デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)、小規模事業者持続化補助金、事業再構築補助金、中小企業新事業進出補助金、中小企業省力化投資補助金です。2026年4月1日以降に交付が確定したものが対象で、それ以前のものは使えません。
事業再構築補助金は受付が終わっていますが、使えますか?
川口市のページには、事業再構築補助金の国の受付は終了していると書かれています。ただし市の対象は、2026年4月1日以降に交付確定通知を受けた事業者です。その条件を満たす確定通知を持っているなら、対象の6補助金に含まれているため申請できます。持っていない場合は、新たに国へ申請することはできません。
補助額はどう計算しますか?
(DX・デジタル化の経費 − 国の補助金の確定額)× 1/2 で計算します。DX経費は、国の補助金で補助対象になった経費に限ります。上限は50万円で、1,000円未満は切り捨てです。たとえば経費が150万円で国の補助が75万円なら、差額75万円の半分で37.5万円になります。
1,000円未満の端数はどうなりますか?
切り捨てです。要領の記入例では、対象経費155万円、国の確定額77.5万円で、計算上は38万7,500円になる場合に、申請額を38万7,000円と書いています。申請書に書く補助申請額は、1,000円未満を切り捨てた額です。なお、この補助金は1事業者につき1回限りです。
本店が川口市の外にある会社でも使えますか?
使える場合があります。全従業員数が50人以上で、その半分以上が川口市内の事業所に勤務していれば、市内の事業者とみなされます。この場合は、全従業員数と市内事業所の従業員数がわかる書類を出します。この条件に当てはまらず、本店も市外の法人は対象外です。個人は、市内に住所と事業所の両方が要ります。
どんな導入が対象になりますか?
次の3つのどれかに当たる、システムや設備の導入です。人工知能やロボットを使った製造・作業工程の自動化、経理・会計などバックオフィス業務のデジタル化、ネット販売やキャッシュレスなどの非接触の取引の推進です。国の補助金を受けても、これらの業務を行っていないと対象になりません。
自社で開発したシステムは対象ですか?
対象外です。システム開発事業者などが、自社のシステム開発や商品開発をする場合は、この補助金の対象になりません。システムを開発して売る会社が、自社の製品づくりに使った経費では申請できないということです。他社が作ったシステムを導入して業務を効率化する場合は、導入内容がわかるカタログなどを出します。
いつまでに申請すればいいですか?
2026年5月1日から2027年2月26日までです。最終日の消印が有効です。ただし期間内でも、予算の上限に達し次第、受付が終わります。採択予定は25件ほどです。国の確定通知が届いたら、書類をそろえてすぐ出すのが安全です。最新の受付状況は、市のページか経営支援課で確認してください。
申請はどこから出しますか?
オンラインか郵送です。オンラインは、市のページにある申請フォームから出します。郵送は〒332-8601 川口市役所 経営支援課宛てです。申請書兼請求書は、市のページからWordまたはPDFで取れます。記入例もあります。押印は不要と、記入例に書かれています。
お金はいつ振り込まれますか?
不備がなければ、通常3週間ほどで市から決定通知が発送されます。補助金は、申請書兼請求書に書いた指定口座に振り込まれます。不備があれば、メールか電話で連絡が来ます。振込日の指定は公式ページに書かれていないため、急ぐ場合は経営支援課に確かめてください。
問い合わせ先はどこですか?
川口市 経営支援課 経営支援係(電話 048-258-1647)です。電話の受付は平日の8時30分から17時15分まで(申請要領の表紙は9時から16時30分)で、土日祝日と年末年始は休みです。所在地は川口市青木2-1-1(第一本庁舎5階)です。対象になるか迷うときは、申請の前に聞いておくと、書類の出し直しを防げます。
