通院のたびにタクシーを使うと、月の出費がじわじわ増えていきます。東久留米市には、その運賃の一部を、半年で1万円まで助成する制度があります。
在宅の障害のある方が対象で、年に使える上限は2万円です。ただし受給資格は、申請した月の分から発生します。気づいた月に出しておく、という手があります。
東久留米市の福祉タクシー等事業の要点まとめ
正式名:東久留米市福祉タクシー等事業(タクシー費の助成)
だれが
- 申請者
- 個人(障害のある本人)
- 対象業種
- 指定なし(個人が申請)
- 利用目的
- 在宅の障害のある方のタクシー運賃・迎車回送料金の助成
- 対象地域
- 東京都東久留米市
- 従業員数
- 規定なし(個人が申請)
いくら
- 補助上限額
- 半年1万円まで(年2万円)
- 補助率
- 運賃・迎車回送料金の一部(上限まで)
いつ・どこへ
- 申請受付
- 通年(締切の記載なし)。受給資格は申請した月の分から
- 公式サイト
- 東久留米市「交通の支援」
自分は対象になる?
次の4つにすべて当てはまれば、対象の見込みです。
当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 4
次のどれかに当たると対象外です。
- ✕ ガソリン費の助成を受けている
- ✕ 病院や介護老人保健施設に入院・入所中
- ✕ 障害者支援施設などに入所している
対象の手帳と難病は、市の案内ページと要綱で次のように決まっています。
- 身体障害者手帳1級・2級(心臓・じん臓・呼吸器・ぼうこう・直腸・小腸・免疫・肝臓の内部障害は3級以上)
- 愛の手帳1度・2度(要綱では、知的障害が重度以上と判定された方)
- 難病の医療費助成を受けている方のうち、スモン、劇症肝炎、重症急性膵炎、プリオン病、重症多形滲出性紅斑(急性期)、先天性血液凝固因子欠乏症等、人工透析を必要とする腎不全の方
- そのほか、市長が特に必要と認めた方
内部障害とは、手足の動きではなく内臓の機能の障害のことです。所得の基準は「前々年の所得」で見ます。1月から3月分の助成は、前々々年の所得です。基準額の金額は、案内ページにも要綱にも載っていません。
いくら使える?
助成額の上限は、半年で1万円、1年で2万円です。
- 半年のタクシー代が1万5,000円:上限の1万円まで(自己負担5,000円)
- 半年を2期続けて上限まで使う:10,000円 × 2期 = 20,000円
支払いは毎年4月と10月の2期です。それぞれ、前月分までを払います。ガソリン費の助成との併用はできません。ガソリン費の助成は、1リットルにつき55円を3か月で150リットルまで出すもので、どちらか一方を選ぶことになります。
使った額が上限に届かないときの扱いは、要綱に「運賃の一部を助成」とあるだけで、細かい決まりがありません。障害福祉課に確かめると、見通しが立ちます。
何に使える?
対象にならないもの
- ガソリン費の助成を受けている期間の運賃
- 入院中・施設入所中の利用
対象になるもの
- タクシーの運賃
- 迎車回送料金
要綱の題名は「福祉タクシー等」ですが、「等」にタクシー以外が含まれるかは書かれていません。
申請の流れと受け取り方
- 障害福祉課に問い合わせる(本人または家族→障害福祉課。042-470-7747)
- 申請書を出す(本人→東久留米市 障害福祉課。「福祉タクシー等事業助成申請書」に書類を添える)
- 決定の通知を受け取る(市→本人。助成決定通知書か却下通知書が届く)
- タクシーの領収書を取っておく(本人。請求に添えるので捨てない)
- 請求書を出す(本人→市。4月か10月の支払月の10日までに請求した分が、その月末に払われる)
受給資格は、申請を受けた日の属する月の分から発生します。ほかの区市町村で同じ種類の助成を受けた月の分は、支給されません。
必要な書類
準備できた 0 / 6
対象が分かる書類は、身体障害者手帳や愛の手帳などです。市が公簿などで確認できる内容は、書類を省略できることがあります。
もらえなくなるのはどんなとき?
- 所得が基準額を超えた:前々年の所得が市の定める基準額を超えると、助成されません。
- 申請が遅れた:受給資格は申請した月の分からです。さかのぼって受け取れる定めは要綱にありません。
- 入院や施設入所をした:入院中や、障害者支援施設などへの入所中は支給されません。
- 市外へ転居した:市内に住所がなくなった日の属する月で、受給資格がなくなります。
- 不正に受けた:偽りその他の不正な手段で助成を受けると、返すよう求められる場合があります。
転居や氏名の変更など申請内容が変わったときは、異動届を出します。
似た制度との違い
東久留米市の障害福祉課には、交通に関する助成がほかにもあります。同じページに載っているので、並べて整理します。
| 制度 | 内容 |
|---|---|
| タクシー費の助成(この記事) | 半年で10,000円まで |
| ガソリン費の助成 | 1リットル55円を3か月150リットルまで |
| 有料道路割引 | 全国の有料道路が5割引 |
| 都営交通無料乗車券 | 都営の電車・バスなどが全区間無料 |
タクシー費とガソリン費は、どちらか一方だけが対象です。有料道路割引などとの併用が可能かは、案内ページに記載がありませんでした。
よくある質問
誰が対象ですか?
東久留米市に住んでいる、在宅の障害のある方が対象です。身体障害者手帳1級・2級(内部障害は3級以上)、愛の手帳1度・2度、難病の医療費助成を受けている一部の方などが当てはまります。そのうえで、前々年の所得が市の基準額以内であることが要ります。案内ページに年齢の条件はありません。お子さんも、手帳があれば対象になりえます。
いくらまで助成されますか?
対象者1人につき、半年で1万円、1年で2万円が限度です。支払いは4月と10月の2期で、それぞれ前月分までを払います。たとえば半年で1万5,000円のタクシー代がかかった場合、助成は上限の1万円までで、残りの5,000円は自己負担です。運賃のほかに、迎車回送料金も助成の対象になります。
所得の制限はありますか?
あります。前々年の所得が、市長が別に定める基準額を超えると助成されません。1月から3月分の助成は、前々々年の所得で判断します。基準額の金額は、案内ページにも要綱にも載っていません。自分が基準以内かどうかを知りたいときは、障害福祉課(042-470-7747)に問い合わせると、申請の前に見通しが立てられます。
ガソリン費の助成と両方受け取れますか?
受け取れません。ガソリン費の助成を受けている方は、タクシー費の助成は支給されません。反対も同じで、どちらか一方を選ぶことになります。ガソリン費の助成は、1リットルにつき55円を、3か月150リットルまで助成するものです。自分で運転する場合と、タクシーを使う場合のどちらが多いかを見比べて、選ぶとよいでしょう。
いつの分から助成されますか?
申請を受けた日の属する月の分からです。たとえば10月に申請したなら、10月分からが対象になり、9月以前に使った分はさかのぼれません。ほかの区市町村で同じ種類の助成を受けた月の分は、支給されません。対象になりそうな方は、手帳を持っていたり難病の助成を受けていたりする時点で、早めに申請しておくと取りこぼしが減ります。
請求はどうすればいいですか?
助成の決定通知を受けたら、「福祉タクシー等事業助成金請求書」にタクシーの領収書を添えて、市に請求します。支払いは4月と10月で、その月の10日までに請求した分が、月末に払われます。領収書は請求に添えるので、乗るたびに受け取って取っておくと、請求のときに慌てません。特別な事情があるときは、この限りではありません。
申請に必要な書類は何ですか?
助成申請書に、住民票記載事項証明書、対象者であることを証明する書類、前々年の所得の状況が分かる書類を添えます。市が公簿などで確認できる内容は、書類を省略できます。どの書類が省略できるかは、障害福祉課に問い合わせると教えてもらえます。請求のときは別に、請求書とタクシーの領収書が要ります。
入院しているときは対象になりますか?
対象になりません。病院、診療所、介護老人保健施設に入院・入所している間は支給されません。障害者支援施設や特別養護老人ホームなどの施設に入所している場合も同じです。退院して在宅に戻れば、また対象になるかを確かめられます。入院や入所をしたときは、異動届を出す必要があるか、障害福祉課に確認すると安心です。
申請の締切はありますか?
案内ページと要綱に、申請の締切は書かれていません。通年で受け付けていると読めますが、受給資格は申請した月の分から発生します。必要になりそうなら、早めに出すのが得です。申請の方法や受付の時間は、障害福祉課(042-470-7747)に電話で確かめられます。
転居したり、氏名が変わったりしたらどうなりますか?
市内で転居したときや氏名が変わったときなど、申請内容に変更があれば、異動届を出します。市外へ転居して東久留米市に住所がなくなると、その日の属する月で受給資格がなくなります。資格がなくなった場合は、市から資格消滅の通知が届きます。変更があったら、早めに障害福祉課へ連絡しておくと手続きがスムーズです。
問い合わせ先はどこですか?
東久留米市 福祉保健部 障害福祉課です。電話は042-470-7747で、住所は東久留米市本町3-3-1です。対象の手帳に当たるか、所得の基準額がいくらか、使った額が上限に届かないときの扱いなど、案内ページで分からない点は、申請の前にここで確かめると安心です。
