この補助金は、順番を間違えると申請の入口に立てません。先に必要なのは県ではなく、国のZEH補助金の額確定通知です。
福島県内に自分で常時住むために、ZEH(省エネと創エネで年間のエネルギー収支をおおむねゼロにする住宅)またはZEH+を新築・購入した人、あるいは既存の戸建をZEH水準に改修した人に、県が1戸10万円(定額)を補助します。募集は90戸の先着で、受付は2026年8月4日から2027年2月26日の16時まで。枠が埋まれば期限前でも終了します。
福島県 ZEH導入支援事業補助金の要点まとめ
正式名:令和8年度ZEH導入支援事業補助金
だれが
- 申請者
- 個人(本人)
- 対象業種
- 指定なし(個人が申請)
- 利用目的
- ZEH・ZEH+の新築・購入、ZEH水準への改修
- 対象地域
- 福島県
- 従業員数
- 規定なし(個人が申請)
いくら
- 補助上限額
- 上限10万円(1戸あたり・定額)
- 補助率
- 定額
いつ・どこへ
- 申請受付
- 2026年8月4日〜2027年2月26日16時(先着90戸で終了)
自分は対象になる?
次の条件を、すべて満たす必要があります。
当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 5
次のどれかに当たると対象外です。
- ✕ マンション・アパート(戸建のみ)
- ✕ 国ZEH補助金を使っていない
- ✕ 契約書の名義が申請者と違う
- ✕ 県税に未納がある
条件の中心は「国ZEH補助金」です。県の案内では、国の「令和8年度 二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(戸建住宅・集合住宅のZEH化・省CO2化促進事業)」を指し、Q&Aでは「ZEH支援事業」または「ZEHリノベ事業」のことだとされています。新築・購入の人は公募要領の「個人申請編」で対象になっていること、改修の人は「ZEHリノベ」で対象になっていることが入口です。
額確定通知とは、国の補助金の金額が確定したと知らせる通知です。この通知を2027年2月19日までに受けていることが条件で、県の受付期限(2月26日)より1週間早い日付になっています。国の手続きが遅れると、県の期限に間に合っても申請できません。
契約書は、申請者が契約者になっているものに限ります。発注者や購入者が複数いる場合は、国ZEH補助金を申請した人が県にも申請します。
いくら受け取れる?
1戸あたり10万円の定額です。工事費や購入額の大小で金額は変わりません。
- 新築のZEHを1戸建てた:10万円 × 1戸 = 10万円
- 建売のZEH+を1戸購入した:10万円 × 1戸 = 10万円
- 既存の戸建をZEH水準に改修した:10万円 × 1戸 = 10万円
補助予定戸数は90戸です。県全体で10万円 × 90戸 = 900万円の枠なので、受付期限の2027年2月26日より前に埋まる可能性があります。額確定通知が届いたら、書類をすぐそろえて出す手が考えられます。
申請の流れ
- 国ZEH補助金の額確定通知を受け取る(申請者。2027年2月19日までの通知であること)
- 書類をそろえる(申請者。県税の納税証明書は県の窓口で取るので、日数に余裕を持つ)
- 交付申請書を出す(申請者→一般財団法人ふくしま建築住宅センター 本部。郵送か持参で2027年2月26日の16時まで。郵送は当日必着)
- 審査と交付決定を待つ(センター→申請者。交付決定通知書兼額確定通知書が届く)
- 交付請求書を出す(申請者→センター。センターが指定する日まで)
- 補助金が支払われる(センター→申請者。流れの上では2027年3月31日まで)
メールでの提出はできません。郵送は簡易書留・特定記録・レターパックなど、配達が確認できる方法を使います。封筒には「ZEH導入支援事業交付申請書在中」と書きます。
必要な書類
準備できた 0 / 6
納税証明書は、交付申請日の3か月前以内のものに限ります。市町村の納税証明書は使えません。証明事項は「県税に未納(課税)がないこと」を選びます。福島県から課税がなく納税していない人も、納税証明書の提出は必要です。
交付申請書には、工事の着手日と完了日、国の額確定通知日を書く欄があります。交付請求書は、交付決定の通知を受けてから出します。県の案内ページのリンクには「第4号様式」と書かれていますが、様式の中身と取扱要領は第3号です。
契約書は、新築なら工事請負契約書、建売住宅なら売買契約書です。額確定通知書は、通知日が2027年2月19日までのものに限ります。申請書への押印は要りません。
もらえなくなるのはどんなとき?
- 先着90戸が埋まった:書類に不備があった場合、受理日は不備が直った日になります。その時点で枠が埋まっていれば、受理されません。
- 額確定通知が間に合わない:通知日が2027年2月19日より後だと、県の申請ができません。
- 納税証明書を取り違えた:市町村の納税証明書は使えません。県税用を取り直すことになり、受理が遅れます。
- メールで出した:電子メールでの提出は受け付けられません。郵送か持参です。
- 国の交付決定が取り消された:国ZEH補助金の交付決定が取り消されると、県の決定も取り消され、交付済みの補助金は返還を求められます。
- 虚偽の申請や不正があった:決定が取り消され、補助金の返還を命じられます。
- 補助で取得した財産を無断で処分した:取得価格が単価50万円を超える機械器具や備品などは、処分制限期間内に知事の承認なく売ったり貸したりできません。
申請の前に知っておきたい同日受理と事後の協力
同じ日に受理した申請で募集戸数を超えた場合は、受理時刻の早い順に交付決定の手続きが進みます。同時刻の申請が複数あるときは、抽選で決まります。
補助金を受けた人は、県が効果を調べるために行う調査に協力します。県は調べた結果を、インターネットなどで公表できます。窓口に持参する場合は、平日の午前9時から正午と午後1時から午後4時まで。土日祝日と8月13〜14日、12月29日〜1月3日は休みです。
よくある質問
マンションやアパートでも対象になりますか?
対象になりません。県のQ&Aに、戸建住宅に限ると書かれています。新築や購入の場合は戸建のZEH・ZEH+、改修の場合は既存の戸建のZEH水準への改修が対象です。集合住宅を国の補助金で建てたり買ったりしても、この県の補助金は使えません。住宅の種類が不安なときは、国ZEH補助金の対象かどうかとあわせて、県のセンターに電話で確かめると確実です。
国のZEH補助金を使っていなくても申請できますか?
申請できません。県の補助は、国のZEH補助金の公募要領で補助対象になっている新築戸建、または改修を条件にしています。さらに、国の額確定通知を2027年2月19日までに受けている必要があります。国の補助金を使わずにZEHを建てた場合は、この県の補助の対象外です。計画の段階で、国の補助金にも申請するかを決めておく必要があります。
補助額は工事費によって変わりますか?
変わりません。1戸あたり10万円の定額です。工事費や購入価格が大きくても小さくても、同じ10万円になります。新築のZEHでも、建売のZEH+でも、既存の戸建をZEH水準に改修する場合でも、1戸あたりの額は同じです。複数の人が共同で発注した場合も、申請するのは国ZEH補助金を申請した人で、補助額は1戸10万円です。
先着順とは、具体的にどういうことですか?
申請を受理した順に、90戸に達するまで交付決定の手続きが進みます。書類に不足や不備があると、受理されるのは不備が解消された日です。その時点で募集戸数に達していたり、期限の2027年2月26日を過ぎていたりすると、受理されません。同じ日の受理で戸数を超えた場合は、受理時刻の早い順です。同時刻なら抽選になります。
県税の納税証明書はどこで取れますか?
県内7つの地方振興局の県税部で交付しています。県北、県中、県南、会津、南会津、相双、いわきの各地方振興局です。申請のとき、証明事項は「県税に未納(課税)がないこと」を選びます。発行から3か月以内の原本が必要で、市町村の納税証明書は使えません。各窓口の連絡先は、県のQ&Aに載っています。
県から課税されていないので納税していません。証明書は要りますか?
要ります。課税がなかった場合も、納税証明書の提出は必要です。課税がある場合と同じように、証明事項は「県税に未納(課税)がないこと」を選びます。納税の実績がないからといって省略すると、書類の不足として扱われ、受理が遅れます。受理が遅れると先着順で不利になるので、早めに地方振興局で取っておくと安心です。
契約書の名義が申請者と違う場合はどうなりますか?
提出する契約書は、発注者名または購入者名が交付申請者と同じものに限ります。発注者や購入者が複数いる場合は、国ZEH補助金の申請者が申請してください。名義が合わないと書類不備になり、直るまで受理されません。国の補助金と県の補助金で、申請する人をそろえておくと迷いません。契約の前に確かめておくと安心です。
申請書類をメールで送ってもいいですか?
送れません。電子メールでの提出は受け付けていません。郵送か持参で、一般財団法人ふくしま建築住宅センターの本部に出します。郵送は簡易書留・特定記録・レターパックなど、配達が確認できる方法です。受付期限の2027年2月26日は、郵送でも当日必着です。持参の窓口は平日の午前9時から正午、午後1時から午後4時までです。
申請書に押印は必要ですか?
不要です。県のQ&Aに、センターへの申請書類の押印は要らないと書かれています。ただし、納税証明書は原本が必要で、契約書や額確定通知書は写しを出します。押印がないぶん、記入の漏れや書類の不足で受理が遅れやすいので、提出前に添付書類をひととおり見直します。分からない点はセンターに電話で聞けます。
補助金はいつ振り込まれますか?
交付決定の通知を受けたあとに、センターが指定する日までに交付請求書と振込先が分かる書類(通帳の写しなど)を出します。センターが請求書を受理したあとに、補助金が支払われます。募集案内の流れでは、支払いは2027年3月31日までです。振込日そのものは、案内に書かれていませんでした。急ぐ場合は、センターに聞いてください。
補助金でつくった住宅は、すぐ売ってもかまいませんか?
自由には処分できない場合があります。取扱要領では、補助で取得した取得価格が単価50万円を超える機械器具や備品などは、処分制限期間(減価償却資産の耐用年数等に関する省令で定める期間)が過ぎるまで、知事の承認なしに売る、貸す、担保に入れる、取り壊すことができません。承認を得て処分して収入があれば、その全部か一部を県に返すことになります。目的外の転用もできません。住宅や太陽光設備などがこの対象に入るかは、案内に書かれていません。売却の予定があるなら、先にセンターに聞いてください。
問い合わせ先はどこですか?
書類の提出先と問い合わせ先は、一般財団法人ふくしま建築住宅センター 本部 事業部です。電話は024-573-0118で、住所は福島市五月町4-25 福島県建設センター4階です。制度全般は福島県生活環境部環境共生課(電話024-521-7813)でも案内しています。迷う点は、書類を出す前に電話で聞いておくと安心です。
