前期のZEH枠は40件でした。受付が始まった5月11日から約5週間後の6月15日に、枠は埋まりました。後期は50件に増えています。
条件で最初に見るのは、BELS(建築物の省エネ性能を第三者が評価する制度)の評価書です。評価が「ZEH」でなければ対象外で、Nearly ZEHとZEH Orientedは認められません。この2つは、ZEHの基準に届かない下位の評価区分です。
ZEHは、断熱と省エネ設備でエネルギーの使用量を減らし、太陽光の発電分と合わせて年間の収支をおおむねゼロにする住宅です。
太陽光と蓄電池を後から入れる場合は、別枠の補助金になります。
熊本市 ZEH導入補助金の要点まとめ
正式名:熊本市省エネルギー機器等導入推進事業補助金(ZEH導入補助金)
だれが
- 申請者
- 個人(本人)。市内のZEH住宅に住む人
- 対象業種
- 指定なし(個人が申請)
- 利用目的
- ZEH住宅の新築・建売住宅の購入
- 対象地域
- 熊本県熊本市
- 従業員数
- 規定なし(個人が申請)
いくら
- 補助上限額
- 1件につき15万円(定額)
- 補助率
- 定額(対象経費が75万円以上の場合)
いつ・どこへ
- 申請受付
- 2026年11月2日〜2027年3月5日(件数に達し次第終了)
- 事業の完了
- 2026年3月1日〜2027年2月末に引渡しが済んだもの
太陽光・蓄電池枠とどう違う?
同じ市の同じ年度の補助金で、窓口も申請フォームも同じです。中身は別物です。
| 比べる点 | ZEH枠(この記事) | 太陽光・蓄電池枠 |
|---|---|---|
| 補助額 | 15万円 | 8万円 |
| 後期の件数 | 50件 | 80件 |
| 対象の住宅 | 新築か建売のZEH住宅 | 設備を入れた戸建住宅 |
| 購入費の下限 | 75万円以上 | 40万円以上 |
| 前期の受付終了 | 6月15日 | 8月26日 |
| 製品・性能の条件 | BELSでZEHの評価 | 蓄電池が国のZEH補助の登録製品 |
この枠は住宅そのものの性能を見ます。太陽光・蓄電池枠は、入れた設備の組み合わせを見ます。
うちは対象になる?
次の6つにすべて当てはまれば、対象の見込みです。
当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 6
家族は、生計を一にする人が該当します。
次のどれかに当たると対象外です。
- ✕ Nearly ZEHなど下位の評価
- ✕ リースなど所有権がない設備
- ✕ 長期優良住宅の評価書だけ
ZEHの設備として、太陽光発電設備と断熱と換気設備と給湯設備の4つが揃っている必要があります。どれも新品でなければなりません。
また、代金の支払いが申請の時点で終わっていることと、引渡しが2026年3月1日〜2027年2月末であることも条件です。
長期優良住宅の評価書では、BELSの評価書の代わりになりません。
いくら出る?
補助額は、費用に関係なく1件15万円の定額です。決め手は、4つの設備の購入費が75万円以上あるかどうかです。
数えるのは太陽光と断熱と換気設備と給湯設備の購入費です。値引きがあれば値引き後の額にします。工事費や配送費などの諸経費と消費税相当額は引きます。
- 4設備の購入費が値引き後で80万円:15万円 × 1件 = 15万円
- 4設備の購入費が値引き後で72万円:購入費が75万円未満なので対象外
75万円に1円でも届かなければ、補助は出ません。契約書の内訳は、4つの設備の金額が別々に分かる形にしてください。
何に使える?
対象にならないもの
- 工事費や配送費などの諸経費
- 消費税相当額
- 値引きされた分
- リースなど所有権がない設備
対象になるもの
- 太陽光発電設備の購入費
- 断熱に係る設備の購入費
- 換気設備の購入費
- 給湯設備の購入費
8万円の太陽光枠と違い、4設備の合計で数えます。15万円は定額なので、経費が増えても補助額は変わりません。
申請の流れ
この補助金は、引渡しまで終えてから申請します。
- ZEH住宅を新築するか、建売を購入する(申請者→工務店・販売者。BELSでZEHの評価を受ける)
- 代金を支払い、引渡しを受ける(申請者→工務店・販売者。2027年2月末までに)
- 申請する(申請者→熊本市脱炭素戦略課。2026年11月2日8時30分から2027年3月5日まで)
- 審査を受ける(熊本市→申請者。同じ日の申請が件数を超えると抽選になる)
- 交付決定(兼確定)通知書を受け取る(熊本市→申請者)
申請方法は、オンラインと郵送と持参の3つです。オンラインは申請者本人が行います。手続代行者は使えません。郵送は、開庁時間に脱炭素戦略課へ届いた日が受付日です。窓口は市役所本庁舎7階の脱炭素戦略課だけで、区役所では受け付けません。
必要な書類
準備できた 0 / 9
申請書は様式第2号で、オンライン申請なら不要です。契約書の内訳と、領収書にあたる支払いの証明は、市のホームページの様式で代えられます。ローン契約書では、支払いの証明の代わりになりません。引渡日の証明は、工事の請負者か販売者が作ったものに限ります。住民票は、本籍地とマイナンバーの記載がないものです。書類は申請書以外、写しで構いません。
もらえなくなるのはどんなとき?
- 件数に達した:後期は50件です。期間内でも、予定件数に達した時点で受付が終わります。前期は6月15日に終わりました。
- 評価がZEHではなかった:Nearly ZEHとZEH Orientedは対象外です。BELSの評価書で区分を確かめてください。
- 支払いが終わっていなかった:申請の時点で、代金の支払いが済んでいる必要があります。
- 引渡日が期間の外だった:対象は2026年3月1日〜2027年2月末に引渡しがあったものです。
- 購入費が75万円に届かなかった:4設備の購入費を、工事費と消費税を引いた額で数えます。
- 古い様式で出した:昨年度以前の様式や自作の様式では申請できません。
前年度からの変更と併用
令和8年度は、前期と後期の2期制になりました。事業者向けの省エネルギー設備は、この2期制の外です。後期の受付は2026年11月2日からです。
国の補助金とは併用できると、市のページに書かれています。ZEHの国の補助は、市のページが「ZEH補助金」と「住宅省エネ2026キャンペーン」を挙げています。国の側の条件は、それぞれの事務局のページで確かめてください。
同じ住宅系の枠として、太陽光・蓄電池、蓄電池単独、エネファーム、エコキュートも後期に受付があります。この記事の枠とは別の申請です。
ZEH枠と太陽光・蓄電池枠を同じ住宅で両方申請できるかは、補助内容のPDFに書かれていませんでした。両方を考えている場合は、先に脱炭素戦略課へ聞いてください。
よくある質問
既存の住宅をZEH化するリフォームは対象ですか?
補助内容のPDFを読むかぎり、対象は「ZEHとなる戸建住宅の新築又は建売住宅の購入」です。リフォームで性能を上げる工事は、対象事業として書かれていません。既存の住宅に太陽光や蓄電池を後から付けるなら、別枠の太陽光発電設備導入補助金(蓄電池併設型)の対象になる場合があります。自宅の工事がどちらに当たるか迷うときは、契約の前に脱炭素戦略課へ聞いてください。
BELSの評価書は何を確かめればよいですか?
評価書に書かれた区分が「ZEH」であることです。Nearly ZEHとZEH Orientedは対象外になります。長期優良住宅などほかの評価書では代わりになりません。契約の前に、ZEHの評価を取れる設計かどうかを工務店に確かめてください。
ZEHの設備とは具体的に何ですか?
太陽光発電設備と断熱と換気設備と給湯設備の4つです。この4つを備え、どれも新品であることが条件になります。リースなど、申請者に所有権がない設備が含まれている場合は対象外です。契約書や見積書の内訳には、4つの金額がそれぞれ分かるように載せてもらいます。市は、4点の金額が確認できることを求めています。
購入費の75万円はどう数えますか?
ZEHの4設備の購入費を合計して数えます。値引きがあれば値引き後の額にし、工事費や配送費などの諸経費と消費税相当額は引きます。見るのは総額ではなく設備の購入費だけです。たとえば購入費が72万円なら75万円に届かず、補助は出ません。内訳が分かる契約書に、あらかじめしてもらうと安心です。
代金の支払いは、申請のときに終わっている必要がありますか?
必要です。申請の時点で、事業に係る代金の支払いが完了していることが条件です。引渡しも、2026年3月1日から2027年2月末の間に済んでいる必要があります。支払いを証明する書類は領収書や精算書で、契約書の記載と突き合わせられるものにします。ローン契約書では代わりになりません。
建売住宅を買った場合も使えますか?
使えます。対象は、新築のほか建売住宅の購入も含まれます。条件は新築と同じで、BELSでZEHの評価を受けていること、4設備を備えていること、購入費が75万円以上あることです。引渡日の証明は、売主や販売者が作成したものに限ります。購入を決める前に、BELSの評価書があるか、引渡しの時期が期間内かを販売者に確かめてください。
受付はいつ始まり、何件で終わりますか?
後期の受付は、2026年11月2日(月)8時30分に始まり、2027年3月5日(金)までです。件数は50件で、予定件数に達すると期間内でも終了します。前期の40件は、5月11日の受付開始から6月15日に終わりました。同じ日に受け付けた申請が件数を超えたときは抽選です。受付開始日に出せるよう、書類を前もってそろえてください。
抽選になるのはどんなときですか?
同じ日に受け付けた申請が、交付決定できる残りの件数を超えたときです。市は、同じ日の申請は受付時刻の早い遅いに関係なく、すべて同じ日の受付として扱います。朝に急いで出しても、その日のうちに出した人との差はつきません。大切なのは、不備のない書類を当日中に出すことです。
国のZEH補助金とは一緒に使えますか?
市のページには、国の補助金と併用できると書かれています。例として、ZEH補助金や住宅省エネ2026キャンペーンが案内されています。ただし、国の側の条件や、市と国の合計に上限があるかは、市のページに書かれていません。国の事務局のページで要件を確かめてください。
太陽光・蓄電池枠と両方申請できますか?
補助内容のPDFにも市のページにも、重複の可否は書かれていませんでした。ZEH住宅には太陽光発電設備がすでに含まれているので、同じ太陽光で別の枠の補助を受けられるかは疑問が残ります。両方を考えている場合は、契約の前に脱炭素戦略課(096-328-2355)へ聞いてください。聞いた結果は、メモに残しておくと後で役立ちます。
問い合わせ先はどこですか?
熊本市の脱炭素戦略課(市役所7階)で、電話は096-328-2355です。窓口で受け付けるのは本庁舎7階の脱炭素戦略課だけで、区役所や出張所では受け付けていません。制度全般の問い合わせは、熊本市コールセンター(ひごまるコール)096-334-1500でも受け付けています。
